血液寒天培地(けつえきかんてんばいち、英語:blood agar)とは(増菌)培地のひとつで、普通寒天培地には発育しにくい菌種の培養や(溶血)性を検査するのに用いられたりする培地である。
培地の組成および製法
普通血液寒天培地の場合
pH=7.2~7.4になるように調整する。 上記内容は、(普通寒天培地)で、これを作成後滅菌した後、50℃ぐらいに冷ましそこに5%~10%の割合で(無菌保存血液)または、(脱繊維素血)を加える。泡立てない様によく混合したのち、固まる前に(平板培地)または、(斜面培地)にする。[1]
使用する血液成分
血液寒天に使用される血液の種類としては、以下のような物がある。[1]
培養の方法
主な菌の発育の性状
血液寒天培地の種類
血液寒天培地の一種として次のような培地もある。
- (CW血液寒天培地)
- (血液加ブルセラ培地)
- スキロー培地
- バツラー培地
- (プレストン培地)
- (カンピロバクター培地)
- ボルデー・ジャング培地
- (コロンビア・CNA培地)
- (血液加トリプトソイ寒天培地)
など[1]