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はちのこ

はちのこ(蜂の子)は、(クロスズメバチ)などの幼虫成虫も一緒に入れることもある)で、日本では長野県岐阜県をはじめ、愛知県静岡県山梨県栃木県岡山県宮崎県など[1]の山間部を中心に、日本各地で食用とされている。古い時代には貴重な蛋白源として常食された。

巣から取り出したクロスズメバチ(調理前)

概要

クロスズメバチの他、別種のスズメバチミツバチアシナガバチなども食べられている。近年は高級珍味として、缶詰瓶詰でも販売されている。

猟期は、長野では「蜂追い」(すがれ追い[注釈 1])と呼んでかつては子供の遊び、現在では半ば大人のレジャー化している。クロスズメバチの場合、地中にを作るため、まず巣を発見しなければならない。

採集

ハチの巣を見つけ出すには、ハチの移動経路や営巣場所となりやすい場所を注意深く観察し、飛翔するハチを手掛かりに巣の場所を予測して見つけ出す方法と、エサを巣に運ぶハチを追跡する方法とがある。

後者の場合、綿を付けた生肉(カエルの肉が良いとされる)や魚、昆虫等をエサにハチをおびき寄せ、巣に運ぼうとするところをひたすらに追跡する。綿は飛翔するハチの視認性を良くし、空気抵抗によってハチの飛翔速度を落として追跡しやすくする役割がある。綿が小さすぎるとハチを見失う可能性が高くなり、大き過ぎるとハチがエサの運搬をあきらめてしまうことがあるため、綿の大きさの調節には経験が必要。

ハチは畑や川、人家、道路などの上を直線的に飛翔し、また上方を飛ぶハチを見ながら走って追跡することになるため、追跡には交通事故、転倒、転落などの危険が伴う。加えて、追跡時に田畑の農作物を踏み荒らす原因になることから、「蜂追い(ハチ取り)」を禁じている地域もある。こうした事情から、現在では都市部はもとより、郊外においてもこの方法を取ることは難しい。

巣が発見できたら煙幕花火などを使って巣を燻し、ハチが一時的に(1 - 2分程度)仮死状態となっている間に地中から巣を掘り出す。

長野県では、硫黄分の配合を多くした「蜂取り用専用煙幕」が販売されている。

幼虫は、膜を張った巣室の中にいるので、ピンセットを使い、膜を剥がし取り出す。味は淡白で炒ったものは鶏卵の卵焼きを想起させる味である。

食べ方

  • 岐阜県の東濃地方(恵那市中津川市など)、静岡市葵区山間部では地蜂の子を「へぼ」と呼び、「へぼめし」という炊き込み御飯にして食べる習慣がある。甘露煮にした瓶詰も作られて販売されている。
  • 長野県では、地蜂の子を「すがら」、「すがる」、「すがれ」等と呼び、甘露煮や佃煮の缶詰が製造され、販売されている。
  • 静岡県藤枝市岡部地区では、はちのこを入れた炊き込み御飯のことを、「はえはちめし」と呼んでいる。
  • 宮崎県北部では、オオスズメバチの幼虫を使ったそうめんを食べる習慣がある[3]

調理方法

  • 甘露煮
  • 佃煮
  • 塩または醤油味で炒る(バターを用いる場合もある)
  • 蒸し焼き(ミョウガの葉を使用すると美味)
  • 炊き込み御飯(はちのこ御飯。「へぼめし」「はえはちめし」とも)
  • 蒸篭飯
  • 素揚げ
  • 生食

参考画像

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 1979年のNHK新日本紀行で取り上げられた[2]

出典

  1. ^ 野中健一「中部地方におけるクロスズメバチ食慣行とその地域差」『人文地理』第41巻第3号、1989年、276-290頁。  NAID 130000995442
  2. ^ “伊那谷スガレ追い〜長野県〜”. NHK (2022年11月12日). 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月12日閲覧。
  3. ^ “”. 読売テレビ (2013年1月3日). 2013年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月8日閲覧。

関連項目

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