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藪漕ぎ(やぶこぎ)とは、道のない藪[1]の中を木の枝やササなどをかき分けて進むこと[2][3][4]。ササ、タケ、雑草や灌木などが密生・繁茂する山野をかき分けて進むこと。
藪
背の低い草地は歩くに苦労しない。森林の中は隙間の多いものであり、これも普通は歩くに困らない。かき分けて進まねばならないのは、人間の背丈前後の高さの群落である。
たとえば2m程度のススキやササの群落は、人間が普通に歩けるほどの幅もなく密生し、また群落の上層では枝葉が互いに絡まっていて、かなりの力でかき分けるか、根本から刈り取らなければ進むのが難しい。このような群落をかき分けて進むのが藪漕ぎである。日本ではこのような群落は多くの場合植生遷移の途中に出現するものであり、あるいはより遷移が進んだ群落が攪乱を受けた場合に出現する。
たとえば伐採された森林は、まず低木が出現して密生した群落を作りやすい。しかもそこにはモミジイチゴ、ニガイチゴなど半蔓性のいばら類が多く含まれる。そのため、そこに生じる藪は非常にやっかいな存在である。植林の手入れにおける草刈りはこれを片づけることでもある。また、本州南部以南の低山ではそのような場所にコシダやウラジロの藪が生じやすい。
行う人々
職業的に行う人々としては、電力会社・通信会社などの現場調査・施設工事担当者、軍隊においてレンジャー兵科に所属する隊員、警察・消防など公的機関のレスキュー隊員や救助隊(即応編成部隊員を含む)、猟師、山菜などを恒常的に扱う企業、遺構・生態系・鉱物資源などの調査や地質調査を行う大学などの学術的機関、山岳や動植物等を被写体として作品を制作する写真家、アドベンチャーレース出場者などがあげられる。
一方、趣味的もしくは自発的に行う人々として、単なる山歩きに飽きたらず、敢えて林道を外れて茨の道を進む藪漕ぎに目覚めた人、遺跡・遺構調査や化石調査を個人的興味の対象としている人、山菜・キノコ採り・釣りを趣味とする人、動植物や鉱物等を対象として活動する非職業的研究者や写真家などがあげられる。
脚注
関連文献
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