藤枝本町駅(ふじえだほんまちえき)は、かつて静岡県藤枝市にあった静岡鉄道駿遠線の駅。1955年(昭和30年)までは岡出山駅(おかでやまえき)。岡出山からは南西の位置にあたる。県道(現静岡県道32号藤枝黒俣線)の西側に接して駅舎があった。
沿革
現在の様子
藤枝本町駅跡は個人に払い下げられ、駅舎は約18メートル[5]曳家して塗装店の作業場として使われていたが、2016年老朽化により解体[4]。駿遠線で唯一現存した建物であった。県道をまたいで東側に飽波神社、七ツ森神社がある。これら神社は駿遠線開業当初から駅前にあった。
切通しだった岡出山付近の廃線跡沿線は切りひらかれ、北側には市立図書館が、南側は宅地となっている。周辺には藤枝市役所や市民会館などがある。
ここから新藤枝駅までの廃線跡は現在歩行者・自転車専用道路として残っており、当時の様子をうかがうことができる。
隣の駅
脚注
外部リンク
- 『藤枝市史だより 第27号』 (PDF) , p. 3「軽便・藤枝本町駅舎」