藤原 関主(ふじわら の せきぬし)は、平安時代初期から前期にかけての貴族。藤原北家、右大臣・藤原園人の子。官位は正五位下・(因幡守)。
経歴
承和8年(841年)従五位下に叙爵し、承和13年(846年)左衛門佐に任ぜられる。
仁明朝末の承和15年(848年)(摂津守)として地方官に転じると、仁寿2年(852年)(伊賀守)、貞観3年(861年)(安芸守)、貞観10年(868年)(因幡守)と、仁明・文徳・清和の三朝20年以上に亘って主に地方官を務めた。またこの間、嘉祥3年(850年)従五位上、貞観11年(869年)正五位下と昇進している。
官歴
『六国史』による。
系譜
『尊卑分脈』による。
- 父:藤原園人
- 母:藤原園主の娘
- 生母不詳の子女
- 男子:藤原時相