華の舞
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『華の舞』(はなのまい)は、1988年12月にアーケードゲームとしてDYNAXが開発、発売した脱衣花札ゲームである。なお、同社からは翌1989年に同内容でBETタイプの脱衣花札ゲームとして『華胡蝶』(はなこちょう)というタイトルで発売されている。
概要
DYNAXが発売した脱衣花札「華」シリーズの第4作にあたる作品である。脱衣花札のみならず脱衣麻雀も含め、アーケードの脱衣ゲームでトップクラスと言われるほどのご褒美画像の過激さ(グラフィックの過激さだけでなく、脱衣展開、ストーリーとしての過激さ)で知られる。本作の一部のグラフィックには、あそこを覆い隠すように白丸で塗りつぶす演出が施されている。この白丸は、ディップスイッチ設定により外すことが可能となっている。
「華」シリーズの前3作は『華弥生』『華吹雪』『華菖蒲』であり、『華弥生』はふすま越しの女の子のふすまを指で突き破ることでご褒美画像を開いていくというもの、『華吹雪』は『華弥生』のBET版、『華菖蒲』はキャラクターこそ異なるものの同じシステムを用いているものである。これらは2009年現在、DYNAXの後継、ネクスト社によって継続的に発売されているが、本作に関しては過激さ故、発売はされていない。なお、ネクスト社からは後に、『京極華の舞DELUXE』(以下DX版と称す)というBETタイプの花札ゲームが発売されているが、本作とは異なる内容のものである。DX版はご褒美画像の過激さは控えたものとなっているが、ご褒美画像中でHボタンを連打することによりイタズラが可能となっているなど、後に登場した他社作品における演出などが取り込まれたものとなっている。
ストーリー
地球侵略を企む恒姓人ダイアナは、様々な時代の地球人に成りすまして戦いを挑んできた。その勝負の方法は、武力ではなく花札。ダイアナを倒すには女性的屈辱を与えなければならない。
ゲームシステム
- 基本的なルールはこいこいである。
- 同一対戦相手に3試合勝ち越すか、対戦相手から全ての文数を奪うことができれば、対戦相手を倒すことができる。勝ち越しのルールは、「プレイヤーが勝てば1枚ずつ脱がす/プレイヤーが負ければ1枚ずつ着る」というルールで、3枚の衣装を着た対戦相手を脱がしきる、というものと同等である。
- ゲーム終了時のプレイヤーの文数が0以下になればゲームオーバー。なお、ゲーム開始時のプレイヤーの文数は対戦相手ごとに0文にリセットされる。つまり、各対戦相手の1ゲーム目で先に相手に役を揃えられてしまうとその時点で負けとなる。勝ち続けると相手が速攻で赤短や青短、さらには最初の手番で花見酒を揃えてくることもあるので、後述の秘技の術などで対抗せねば先のステージへ進むのは困難である。
- イカサマ技(このゲームでは「秘技の術」と称している)あり。
- ナビゲーション機能として、手札選択画面で場札を取ることができる(場札に同じ札種が出ている)手札には、その旨のマークが表示される。
ステージ
デモ画面で語られるストーリーの通り、恒姓人ダイアナが様々な時代の地球人女性として登場する。ゲーム中では語られないが、勝利時に表示されるご褒美画面の中ではダイアナを倒すための「女性的屈辱」を与えるアニメーションが展開される。
- 弥生の章(877年)
- 恐山の怪(1588年)
- 初恋鹿鳴館(1900年)
- 対戦相手は、馬の横に立つ貴婦人、33歳。ご褒美画像では、鼻息を荒らげた馬によって後ろから責められてしまう。
- シーン1 何故か鹿鳴館にで馬と一緒に
- シーン2 興奮した馬に衣服を脱がされる
- シーン3 馬に後ろから責められてイッてしまう
- トイレアクシデント(1987年)
- 白昼のハプニング(1988年)
- 対戦相手は、防犯訓練中の銀行店員、23歳。ご褒美画像では、犯人役に水鉄砲で脅され、服を脱がされてしまう。
- シーン1
- シーン2
- シーン3
- ラブクリニック(1989年)
- 対戦相手は、看護婦、29歳。患者に襲われ、大きな注射器でいたずらされてしまう。
- シーン1
- シーン2
- シーン3
- 悲惨な教室(1990年)
- 対戦相手は、女性教師、27歳。ご褒美画像では、数学の授業中に複数の生徒に襲われてしまう。
- シーン1
- シーン2
- シーン3
- アイドルステージ(2010年)
- 対戦相手は、アイドル歌手、18歳。ご褒美画像では、歌を盛り上げるはずの飛び交う機械によって服を破かれてしまう。
- シーン1
- シーン2
- シーン3
役
- 五光(15文)
- 四光(10文)
- 雨四光(8文)
- 三光(6文)
- 花見酒(3文)
- 月見酒(3文)
- 猪鹿蝶(5文)
- 赤短(6文)
- 青短(6文)
- 短札(1文 -)
- タネ(1文 -)
- カス(1文 -)
- 親権(6文)
イカサマ技
めくり札をめくることで時々秘技エナジー(パワー)を得ることができ、貯めた秘技エナジーを消費することで以下のイカサマ技を使用することが可能となる。いずれも消費型となっており、ゲーム開始時に自動発動する技はもちろんのこと、好きなタイミングで使用可能なものについてもその回の勝負でのみ使用可能であり、次のゲームには持ち越せない。
- 手札交換の術
- ゲーム開始時、手札の中から指定した札を交換することが可能となる。
- 場札交換の術
- ゲーム中の好きなタイミングで2回、場札交換(全ての場札が別の札に変わる)が可能となる。
- どんでんの術
- ゲーム中の好きなタイミングで2回、自分の手札・相手の手札の総入れ替えが可能となる。子の時に1回使うと手札が1枚減った状態になるので注意。
- なお、後のDYNAX作品にも似たような秘技があるが、取札まで交換する上に相手に役を作られた時に発動できるようになっている。
- とんこばの術
- そのゲーム中、自番のめくり札を見ることが可能となる。
- なお、後のDYNAX作品では相手のめくり札まで見えるよう改良されている。
- 先制攻撃の術
- 次のゲームで親になれる。あくまでも「次のゲームに親になる」効果しかないため、親の時に取得しても秘技エナジーを消費するだけとなるので注意。
- 三光積込の術
- 光札の一部(3枚)を手札に引き入れる。
- 透視眼の術
- 相手の手札を透視することが可能となる。
- 五光積込の術
- 光札を全て(5枚)手札に引き入れる。
