由緒
旧下荻窪村の鎮守。当神社の創建は、社伝によると文明年間(1469年~1486年)に関東管領上杉顕定の家来中田加賀守が、屋敷内に五社権現社を奉齋したのにはじまる。その後に中田一族が栄え、当地に社殿を建てたといわれている。別当寺は光明院であった[2]。
歯の神様
当神社は歯の神様としても知られる。中田加賀守の弟が歯痛に悩まされていた時、「神社の前に生えている荻で箸を作り、それを使って食事をすれば治る。くれぐれも疑ってはならない。」というお告げを聞き、その通りにしたところ、治ったという[3]。
猫の石像
昭和42年(1967年)の改築の際に、十二支の瓦が奉納された。当時の神主が「仲間はずれになるのは可哀想」ということで、十二支にない猫の石像を別途設けた。その後、癒しになればということで、石の猫を増やして境内のあちこちに置いている[4]。
境内社
- 稲荷神社
- 田守稲荷神社
- 三峯神社
アクセス
脚注
参考文献
- 杉並郷土史会著、東京にふる里をつくる会編『杉並区の歴史 (東京ふる里文庫12)』名著出版、1978年
- 大谷光男、嗣永芳照 著『杉並区史跡散歩 (東京史跡ガイド15)』学生社、1992年
外部リンク
- 荻窪の姫神様~荻窪白山神社~ - 公式サイト