若きライン川上流に(わかきラインがわじょうりゅうに、独: Oben am jungen Rhein)はリヒテンシュタインの国歌。
Oben am jungen Rhein | |
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和訳例:若きライン川上流に | |
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作詞 | ヤーコプ・ヤウホ(1850年) |
作曲 | 不明 |
採用時期 | 1963年 |
試聴 | |
(演奏) |
歴史
作詞者に関しては公式文書が残されていないが、伝承によると、リヒテンシュタインの南西部の町のバルツェーアスに1852年から1856年までに、当地に赴任していたドイツ人神父の(ヤーコプ・ヤウホ)が1850年に作詞したものと言われている。元々は、5番まであったが、1963年に議会の決議において2番までとされ、現在の形になった。
表題にある「若き」とは、スイスからリヒテンシュタイン、オーストリア、ドイツ、オランダを経て北海へと注ぐライン川の流れを人生にたとえた表現で、リヒテンシュタインの辺りがライン川の「上流」にあたることを意味すると共に、リヒテンシュタインが将来に向けてさらに発展していくことを示唆している。
歌詞
ドイツ語 | ドイツ語カタカナ転写 | 英語訳 | 日本語訳 |
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1. Oben am jungen Rhein | 1. オーベン アム ユンゲン ライン | 1. Up above the young Rhine | 1. 若きライン川上流に |
2. Hoch lebe Liechtenstein, | 2. ホーホ レーベ リーヒテンシュタイン | 2. Long live Liechtenstein, | 2.とこしえにあれ、リヒテンシュタイン、 |
脚注
- ^ “同じ曲や縦読みも…世界のユニークな国歌”. テンミニッツTV. (2021年2月27日)2022年1月1日閲覧。