船山神社(ふなやまじんじゃ)は、奈良県生駒郡平群町三里にある式内社。旧社格は、村社。
船山神社 | |
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所在地 | 奈良県生駒郡平群町三里字船山475番 |
位置 | 北緯34度37分42.4秒 東経135度42分43.3秒 / 北緯34.628444度 東経135.712028度座標: 北緯34度37分42.4秒 東経135度42分43.3秒 / 北緯34.628444度 東経135.712028度 |
主祭神 | 船山神 |
地図 | 船山神社 |
概要
本社は、創祀、由緒とも不詳であるが、延喜式にでている古い社である。
特選神明牒には祭神不詳とあるが、神社明細帳には船山神とある。
なお、旧社は、現在地から南西[1]200メートル程の場所(大和北部八十八カ所霊場第42番札所であるが現在、無住の東光寺の東側)に鎮座していたが、大正4年頃に旧安明寺村にあった春日神社に遷座[2]し、春日神社を船山神社として祀り、現在に至る[3]。
本殿の向かって右隣りは、春日社で祭神は、天児屋根命。向かって左隣りは、大神社で祭神は、天照大神[4](住吉大明神の説もある)。
磐座(いわくら)信仰を伝える古社であり、拝殿横には立派な陽石が旧社地から移されている。なお、旧社地には、陰石もあったらしい[5]。現在の陽石の前の、手水鉢が陰石であるとも言われている。
平群谷を挟んで西側の、平群石床神社(旧社)の陰石と、意図的に対面させているのではないかという説もある。
船山神社の後方、矢田丘陵八合目付近には、三体の巨石や舟の形に削られた石もあり、神が乗って地上に下ってきた船石として信仰されてきた。この三体の巨石については、「神祇資料」にもみられ、明治元年に船石付近に祀られていた船上(船神:ふなかみ)神社を、船山神社に合祀したと伝えられている。
脚注
- ^ 船山神社の掲示板には「南東200 m」と記載されているが、正しくは「南西200 m」。
- ^ 遷座. コトバンクより2022年9月26日閲覧。
- ^ “船山神社の旧社跡”. 2022年10月3日閲覧。
- ^ 平群町史編集委員会 編『平群町史』平群町役場、1976年4月、647-648頁。 NCID BN04492478。
- ^ 陰陽石. コトバンクより2022年9月26日閲覧。