胸峰類(きょうほう るい、学名:Carinatae、別名:深胸類[しんきょう るい])は、((化石鳥類)を含めた)鳥類の一分類群。胸骨に、飛翔筋が付く構造である竜骨突起 carina がある(先祖の場合は、あった)ことから集合体名として Carinatae の学名がある。
胸峰類 |
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地質時代 |
約9,350万年前 - 現世 (中生代白亜紀後期序盤チューロニアン[en]- 新生代第四紀完新世(サブアトランティック)[(ja)]) |
分類 |
学名 |
Carinatae Merrem, 1813 |
シノニム |
和名 |
胸峰類 |
下位クレード |
現在は系統学的には、「絶滅したイクチオルニスと現生鳥類の最も新しい共通祖先とその子孫」と定義される。つまり大まかに言って、イクチオルニスと、現生鳥類全てを含むグループである新鳥類からなる。ただし、復元される系統によっては他の絶滅鳥類を含むこともある。
当初は、竜骨突起のない現生鳥類であるダチョウなど平胸類は胸峰類に含めず、平胸類と胸峰類が対比させられてきた。しかし、平胸類も竜骨突起のある鳥類から進化してきたことがわかり、現在は胸峰類に含められる。