美浜町コミュニティバス

美浜町コミュニティバス（みはまちょうコミュニティバス）は、福井県三方郡美浜町で運行しているコミュニティバス。各路線とも、美浜自動車に運行を委託している（※かつては福井鉄道系列のレインボー観光自動車^[1]が委託運行していた）。

丹生線「ブルースカイ」の運用に入るワゴン車（トヨタ・ハイエース）

概要

（福井県の）美浜町内を運行するコミュニティバスであり、海沿い（若狭湾）を走行する路線と山間部（赤坂山・大谷山）を走行する路線に分類される。各路線とも美浜駅を基点として運行するため、海沿いの直通路線（例：白木 - 日向）や海から山に抜ける直通路線（例：白木 - 新庄）は存在しない。

付記事項

• 運賃は「運賃制度」を参照。

歴史

• 2005年（平成17年）3月：丹生線「ブルースカイ」の運行を開始^[2]。
• 2006年（平成18年）10月1日：新庄線^{[注 1]}と日向線^{[注 2]}で試行運転を開始。
• 2007年（平成19年）
  • 4月1日：新庄線・日向線で本格運行を開始^[2]。同日、福祉バス「はあとぴあ号」を統合する。
  • 7月11日：新庄線・日向線で専用車両の運行を開始、愛称を設定。
• 2015年（平成27年）4月1日：利用者数が少ない新庄線・日向線に小型車両を導入^[1]。同日、事前予約制のデマンドバスを導入^[1]。

運賃制度

運賃

• 中学生以上：大人300円（※2015年に運賃改定を行い、200円から値上げした^[1]）
• 小学生：100円
• 未就学児童：無料
• 身体障害者など：免除（※乗車前に手帳を提示）

回数券

• 1,000円（100円券12枚）、500円（100円券6枚）

定期券

• 1か月用（普通・通学・シルバーパス（65歳以上））のみ取扱い

特例措置

乗車する路線上に目的地がない場合は、1回分の運賃で他の路線に乗り継ぐことができる（※車内で乗り継ぎ券を発行。1乗車につき1回のみ有効）。

路線

各路線とも予約便（※利用者登録を申請した方のみ有効）が混在し、カッコ内（※『三方五湖遊覧船のりば』は「レークセンター」の副停留所名のため、これに該当しない）の停留所を通過する便の設定もある。

ちなみに、「レイクヒルズ」はレイクヒルズ美方病院のことを指す。

丹生線

丹生 - 丹生口 - PRセンター - 竹波 - 水晶浜 - 菅浜 - 北田 - けやき台 - 佐田 - 佐田南 - 織田神社 - 太田 - 東美浜駅 - 弥右ヱ門さん家 - 山上 - 坂尻 - 和田口 - （Aコープ美浜店 - ）中央公民館 - 美浜町役場 - （この間停留所なし） - 美浜駅口 - 美浜駅 - 松原 - 久々子 - 町民広場 - 金山 - 大藪 - 気山 - 美方高校 - レイクヒルズ

愛称に関して

愛称：「ブルースカイ」

由来：青色を基調としたデザインになることが運行前に決まっており、それが青い空に通じるという意味で名づけられた。

新庄線

新庄 - 雲谷 - 野口 - 上野 - 佐野 - 安江 - 宮代 - 東山 - 麻生 - （Aコープ美浜店 - JA本店 - 中央公民館 - ）中寺 - 興道寺 - （はあとぴあ - ）美浜町役場 - （でんでんむしの家 - ）美浜駅口 - 美浜駅 - （町民広場 - ）美方高校 - レイクヒルズ

愛称に関して

愛称：「やまびこ」

由来：海に静かに沈んでゆく夕日に由来する^[2]。

備考

• 2007年1月1日より日向線の日向始発便が国道27号沿線の経由を取り止めたため、代替措置として新庄線の新庄始発便が久保口、金山、大薮、気山の各停留所に停車する。

日向線

日向 - 笹田 - レークセンター（三方五湖遊覧船のりば） - 早瀬 - 久々子西 - 久々子東 - 松原 - 洪水山 - 和田 - 木野 - （Aコープ美浜店 - JA本店 - 中央公民館 - ）中寺 - 興道寺 - （はあとぴあ - ）美浜町役場 - （でんでんむしの家 - ）美浜駅口 - 美浜駅 - 久保口 - 金山 - 大藪 - 気山 - 美方高校 - レイクヒルズ

愛称に関して

愛称：「ゆうなぎ」

由来：新庄の山あいに響く懐かしいやまびこに由来する^[2]。

備考

• 「日向」発の初便は2007年1月1日より、以下の変則循環ルートで運行している。
  • ［日向 → 笹田 → レークセンター（三方五湖遊覧船のりば） → 早瀬 → 久々子西 → 久々子東 → 松原 → 美浜駅 → 木野 → 和田 → 洪水山 → 松原 → 久々子東 → 久々子西 → 早瀬 → レークセンター（三方五湖遊覧船のりば） → 笹田 → 日向 → 美方高校 → レイクヒルズ］

車両

丹生線^[3]

• 三菱ふそう・エアロミディ

※2015年に導入^[1]。各車両に専用塗装が施されている。なお、試行運転中は「はあとぴあ号」と同じく、レインボー観光所有のマイクロバスの前面に「美浜町コミュニティバス」のマグネットシールを貼り付けて運行していた。

新庄線・日向線^[3]

• トヨタ・ハイエース

※こちらも各車両に専用塗装が施されている。同車は丹生線の運行を代走することがある。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

1. ^ （※2006年9月30日の路線バス廃止に伴う措置）
2. ^ （※同日より福鉄バス日向線が減便し、2007年3月に廃止されることに伴う措置）

出典

1. ^ ^{a b c d e} “広報みはま　平成27年2月号（1月23日発行）No．529” (PDF). 美浜町 (2015年1月23日). 2019年9月22日閲覧。
2. ^ ^{a b c d} “広報みはま　平成19年8月号（7月23日発行）No．439” (PDF). 美浜町 (2007年7月23日). 2019年9月22日閲覧。
3. ^ ^{a b} “” (PDF). 嶺南地域 公共交通網形成計画. 福井県. p. 33. 2022年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月4日閲覧。

関連項目

• 日本のコミュニティバス一覧
• 廃止代替バス

外部リンク

• 美浜町コミュニティバスの利用について - 美浜町