綿実油(めんじつゆ)は、ワタの種子を原料とした油脂。主に(食用油)として用いられる。
100 gあたりの栄養価 | |
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エネルギー | 3,699 kJ (884 kcal) |
0 g | |
糖類 | 0 g |
食物繊維 | 0 g |
100 g | |
飽和脂肪酸 | 25.9 g |
一価不飽和 | 17.8 g |
多価不飽和 | 51.9 g |
0 g | |
ビタミン | |
ビタミンA相当量 | (0%) 0 µg(0%) 0 µg0 µg |
チアミン (B1) | (0%) 0 mg |
リボフラビン (B2) | (0%) 0 mg |
ナイアシン (B3) | (0%) 0 mg |
パントテン酸 (B5) | (0%) 0 mg |
ビタミンB6 | (0%) 0 mg |
葉酸 (B9) | (0%) 0 µg |
ビタミンB12 | (0%) 0 µg |
コリン | (0%) 0.2 mg |
ビタミンC | (0%) 0 mg |
ビタミンD | (0%) 0 IU |
ビタミンE | (235%) 35.3 mg |
ビタミンK | (24%) 24.7 µg |
ミネラル | |
ナトリウム | (0%) 0 mg |
(カリウム) | (0%) 0 mg |
(カルシウム) | (0%) 0 mg |
(マグネシウム) | (0%) 0 mg |
(リン) | (0%) 0 mg |
(鉄分) | (0%) 0 mg |
(亜鉛) | (0%) 0 mg |
(セレン) | (0%) 0 µg |
他の成分 | |
水分 | 0 g |
%はアメリカ合衆国における 成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。 出典: USDA栄養データベース(英語) |
生産・消費
綿実油の生産は19世紀にアメリカおよびヨーロッパで始まったが、第二次世界大戦後は大豆油の生産量増加により綿実油の生産は減少した。1995年–1997年の全世界での平均生産量は約400万トン。日本国内での生産量は6000–7000トンで、アメリカからの輸入も含め年間約2万トンが消費されている。加熱した際に比較的酸化しにくいため、スナック菓子やフライ料理などの揚げ物などに使用され、ツナ缶の油漬け用にも使われる。ショートニングやファットスプレッドなどの加工油脂原料としては割高なため使用が減少し、1996年には約7000トンが消費されている。日本国内では唯一、大阪府柏原市の(岡村製油)が製造・販売をしている[2][3]。
性質
脂肪酸組成はリノール酸50%–60%、パルミチン酸20%–30%、オレイン酸約20%のほか、ステアリン酸およびミリスチン酸数%[4]。α-リノレン酸は比較的少ない。精製綿実油はヨウ素価102–120の半乾性油で、発煙点 233°C、引火点は 315°C。CAS登録番号は [8001-29-4]、鹸化価190–197、比重0.916–0.922。
出典
参考文献
- 藤田哲 『食用油脂 - その利用と油脂食品』 幸書房、2000年、ISBN (4-7821-0173-2)、(ISBN 978-4-7821-0173-5)。