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組み込みLinux

組み込みLinux(くみこみリナックス、: Embedded Linux)は、組み込みシステムに特化したLinuxカーネルLinuxオペレーティングシステム、またはそれら搭載する組み込み機器を指す用語である。携帯電話携帯情報端末、メディアプレイヤーなどの家電機器、ネットワーク機器、ファクトリーオートメーション装置、カーナビ、医療機器など様々な組み込みシステムにて利用されている。米VDC (Venture Development Corporation) の2008年における調査によると、Linux は18%の組み込みエンジニアが使用しているとされる[1]

通常のLinuxとの違い

デスクトップおよびサーバなどの汎用的なシステムと異なり、組み込みシステムではリソースが制限されており、例えばRAM二次記憶装置の容量が小さい。組み込みLinuxを使った機器は、二次記憶装置としてハードディスクドライブの代わりにより小さいフラッシュメモリを使うことが多い。組み込みLinuxはアプリケーションや対象ハードウェアに必要な機能に特化されていることが多く、Linuxカーネルもそのアプリケーションに対し最適化し構成されている。最適化の具体的な例は、OSのリアルタイムオペレーティングシステム化などである。

開発

一般的にLinuxは移植性にすぐれるシステムであると言われており、デスクトップコンピュータやサーバにあまり採用されていないコンピュータ・アーキテクチャにも移植されている。その中には組み込みシステムも含まれている。

組み込みシステムへのオペレーティングシステムの移植にはプロプライエタリアセンブラCコンパイラ標準Cライブラリを利用するケースもあるが、それらと比較して、OS自体のソースコードを修正して再配布でき、ロイヤルティーやライセンス料が発生しないといったフリーソフトウェア/オープンソースソフトウェアとしての特徴だけではなく技術的な優位点もあり、使用メモリ量が比較的少なく(2MB以下のメモリで起動可能)、安定した動作、比較的サポートベースが大きい、などの利点がある。組み込みLinuxは、Linuxカーネルに少数のフリーソフトウェアを組み合わせたものである。標準Cライブラリにはglibcの代わりに、もっとリソース消費量の少ない dietlibcuClibcNewlibが採用される場合もある。

2006年05月、Linuxカーネル開発者のグレッグ・クロー=ハートマンによりLinuxのドライバ開発キットがリリースされた[2]。また、Linux Foundation(以前はOSDL)によって開発のトレーニング講座や無料のウェビナーが開かれている。

組み込みLinuxに使われるオープンソースのミドルウェアとしては、BusyBoxなどのオールインワンなものや、SambaWebKitFreeTypeなどのプロプライエタリな代替が少なくかつ重要なものも多い。また、MaemoMoblinAndroidのようにミドルウェアの大部分をオープンソースで改めて開発するものや、Palm WebOSのようにミドルウェアの多数の部分にオープンソースソフトウェアを組み合わせて使うものもある。マルチメディアに関してはオープンソースで扱う場合、GStreamer経由でハードウェアデコーダとFFmpegをバックエンドにして使われることが多いが、AndroidにおいてはOpenCoreが使われている。

開発環境としてはEclipseか、商用製品が使われることが多い。Eclipseでは組み込みにおいて以下のプラグインが使われる。

  • Eclipse C/C++ Development Tooling (CDT) - EclipseでのCやC++の開発に必須
  • Target Management (RSE)
  • Linux Tools Project - プロファイラや動的解析などの機能を統合
  • Tools for mobile Linux (TmL)
  • EGit - バージョン管理システムの一つ、Gitの統合
  • Mylyn - バグトラッカの統合

また、EclipseにはMoblin Eclipse Plug-inやAndroid Development Tools (ADT) など特定のOSに特化したプラグインも存在する。 また、開発にはエミュレータのQemuや分散コンパイルの為のdistccやiceccなども使われる。

シェア

スマートフォン

Gartnerのプレスリリースによると、2008年のLinuxのシェアは8.1%としている[3]。AdMobのレポートによると、全世界のモバイルデバイスにおいてLinuxカーネルを採用しているOSであるAndroidPalm WebOSを合わせたシェアは2009年8月時点で11%であり、2009年2月の2%と比べ9%伸びている[4]。また、AdMobの2010年2月のレポートによると、スマートフォンにおけるAndroidのシェアは24%に達し、2位になったとしている[5]

日本では、NTTドコモの制定したMOAP(L)及びALPベースのFOMA端末用オペレータパックに使われている。

テレビ

日本では、ネットワーク接続可能なハイエンド機種のテレビにはほぼLinuxが搭載されている[6]

ゲームコンソール

ゲームコンソール(コンシューマーゲーム)において、Linuxが使われる例は少ない。

PS2においては、PS2 Linuxがハード込みで発売された。また、PlayStation BB UnitにはLinuxが使われている。PS3においてはLinuxがインストールできることを売りにしていたが、新型を出した際にオミットされた。また、旧型PS3においてもファームウェア更新によって無効化された。

近年ではスマートフォンのゲーム市場が活性化されており[7]Androidでのゲーム市場も急速に成長している[8]。そのためXperia PlayやODROIDのようなAndroidを使った携帯ゲーム端末が出始めている。

その他、直接組み込みLinuxが使われているコンソールとしては、GP2X/GP2X WizやLeapFrog Didj、Pandora、EVO Smart Consoleなどがある。

Linuxカーネルの組み込み向け機能

以下は、組み込み機器に特化したLinuxカーネルの機能である。"CONFIG_*"という表記はカーネルコンフィグレーションであり、コンパイルする際に機能を有効化するための識別子となる。Linuxカーネルはモノリシックであるため、カーネルコンパイル時に必要とする機能を有効化する。

  • 多くのCPUアーキテクチャやハードウェアプラットフォームで動作
    • MMU (メモリ管理ユニット)の無いCPUでも動作可能 (CONFIG_MMU=n)
  • 少ない資源でも動作
    • XIP (Execute in place)
    • 読み出し専用ファイルシステム (romfs、cramfsSquashFSなど)
    • サイズを削ることができる (Linux Tinyなど)
    • シングルプロセッサに最適化可能 (CONFIG_SMP=n)
    • メモリ内圧縮スワップによるメモリの有効活用 (ramzswap(compcache))
    • NAND型フラッシュメモリを直接使用可能 (JFFS2UBIFS)
  • タイトな用途にも使用可能
    • マウントの早いファイルシステム (YAFFS2など)
    • ソフトリアルタイム (CONFIG_PREEMPT)
    • ハードリアルタイム (CONFIG_PREEMPT_RT patch set)
    • ユーザーアプリケーションのリソース制限 (rlimit, cgroupsなど)
    • サンドボックス (seccomp)
    • コンテナ (LXC)
    • リブート不要なセキュリティパッチ (Ksplice)

なお、AMP (非対称型マルチプロセッシング) にはまだ対応していない。RenesasTIはそれぞれ異なったVirtioベースの仕組みを提案している[9][10]

他の組み込みOSとの比較

  • ミドルウェアが豊富
    • POSIX互換であるためUNIX系のミドルウェアが使える
    • TCPスタック、LANスタック、Wifiスタック、Bluetoothスタック、USBスタックなどの各種プロトコルスタックが揃っている
  • 開発しやすい
    • PC上である程度の開発が可能
      • Linuxカーネルはアーキテクチャー毎に開発されているのではなく、デスクトップ、サーバー、組み込み、メインフレームに関わりなく、共通のソースベースで開発されており、アーキテクチャー相互のソースレベルでの互換性は高い
      • GCCGNU Binutilsを利用してクロスビルドツール(クロスコンパイラ、クロスリンカなど)を用意することもでき、ビルドまではPC上ですべての開発が可能
    • カーネルがモジュール化されているため、再起動なくモジュールの開発が可能(ローダブル・カーネル・モジュール
    • NFSが使えるため、ファイル転送が容易
    • tftpbootが使えるため、カーネル切り替えが容易
    • gdbserverが使えるため、リモートデバッグが容易に可能
    • distccを使った分散コンパイルが容易に可能
  • 機能が豊富、設定も柔軟(反面、複雑ともいえる)
    • カーネルのコンパイルオプション(.config)には汎用OS向けのものも含まれる(共通のソースベースを利用しているため)
    • カーネルのコンパイルオプション(.config)には組み込み向けの設定も多いが、その多くが何らかの資源や機能とのトレードオフであるため、知識が必要になる。
    • カーネル全体の状態の取得・動的な調整が可能 (/sys/以下, /proc/sys/ 以下, sysctlなどでチューニング可能)
      • ネットワークバッファ
    • プロセス毎の状態の取得・動的な調整が可能 (/proc/プロセス番号/ 以下, rlimitなど)
      • メモリ逼迫時のOOMキラーによりkillされるプロセスの優先順位の設定
    • 動作中のカーネルから別カーネルへ再起動をかけず瞬時に切り替え可能 (コールドブート機能。kexec)
  • オープンソースである
    • 自由に改良することができる(それぞれソフトウェアライセンスにより条件や義務が異なるが、少なくとも改変や再頒布に関してはロイヤルティー・フリーで自由に可能である)
    • 世界中の企業・団体・個人・政府機関による持続的な開発が行われている
      • 脆弱性も調べられているため、セキュリティが高い
    • サポート企業・団体が複数ある
    • 機能の開発を依頼できる所が多い
    • 開発講座が多い
    • 採用前に工数を見積もれる
    • LinuxカーネルなどはGPLでライセンスされているため、機器の販売など配布を伴う場合はソースコードの開示が必要となる(しかし配布を伴わないケース、例えば「自組織内で私的に流用するのみ」ならばソースコードを一切開示する必要はない)。
      • ソースコードの提供によりOSSコミュニティにコードが還元され、ソフトウェアの機能向上につながり、結果として自社製品の機能強化につながる可能性もある。
      • 採用事例が多く公開されている
  • デバッグ/プロファイリングの仕組みが豊富
    • カーネルのロック依存性動的チェック (lockdep (CONFIG_LOCKDEP_SUPPORT。標準で有効))
    • カーネルのデバッグログの個別動的有効無効切り替え (ddebug (dynamic debug。CONFIG_DYNAMIC_DEBUG))
    • カーネル用のデバッガ (KDB, KGDB, KGTP(パッチ))
    • カーネルプローブ(kprobe, jprobes, SystemTap)
    • ユーザー空間プローブ (uprobes (パッチ))
    • カーネル内イベントトレーサ (ftrace event tracer, kprobe-based event tracer, GDB tracepoint support(パッチ), trace-cmd, KernelShark)
    • システムコールトレーサ (strace)
    • プロセストレーサ (ptrace, utrace)
    • 共有ライブラリトレーサ (ltrace)
    • ユーザランド用デバッガ (GDB)
    • プロファイリング (gcov (カーネルではGCOV_KERNEL), OProfile, perf tools)
    • ロック競合のチェック (lock_stat, perf lock)
    • 各種ベンチマーク (perf bench, ffsbなど)
    • ハードウェアによって生まれるレイテンシの検出 (Hardware Latency Detector (rtパッチ))
    • モニタリング (top, htop, iotop, slabtop, xrestop, latencytop, powertop, apachetopなど)
    • 動的カーネル内メモリ管理バグチェッカ (Kmemcheck, Kmemleak)
    • 動的メモリ管理・スレッドバグチェッカ (Valgrind (UserModeLinux+パッチを使うことでカーネルのチェックも可能))
    • 静的解析 (Clang Static Analyzer, Smatch, Coccinelle)
    • ロギング (MRTG, Nagios, Xymon, Zabbix, Hinemos, Cacti, Muninなど)
    • リモート管理 (OpenSSH, adb, screen)
    • クラッシュダンプ取得

リアルタイム性能

リアルタイムな用途では、スループットよりもレイテンシが重要となることが多い。レイテンシを改善するためには、カーネルの設定変更・チューニングの他に、アプリケーション自身も最適化する必要がある。カーネルのレイテンシを測定するためにCyclictestなどのベンチマークや各種トレーサが使われる。Linuxにおけるリアルタイム全般の情報は Real-Time Linux Wiki にまとめられている。ELCヨーロッパ2008においてソニーのFrank Rowandによりターゲットへのレイテンシ最適化の実例がプレゼンテーションされている[11][12]。また、同氏によってハードウェア/カーネルに付随するリアルタイムの不足点と改善案が提示されている[13]

かつてのLinuxカーネルはリアルタイム性能が悪かったため、高機能なLinuxカーネルをリアルタイム用途とともに使うために、Linuxカーネルよりも下にリアルタイム性能が高くリアルタイムタスクを実行可能な別のシンプルなカーネルが使われることが多かった。現在はMontaVista、レッドハットなどによりプリエンプション用のパッチセットRT PREEMPTが開発されLinuxカーネルのリアルタイム性能は大きく改善しているものの、他のカーネルとの組み合わせは現在も使われている。

また、Linuxカーネルにはバージョン2.0時点で導入された、アトミックな単一カーネルロックのBKL (Big Kernel Lock)が以前存在していたが、レイテンシ・スループットやスケーラビリティを大きく下げる原因となるため[14]、現在はロックの細分化やロックレス・アルゴリズムへの置き換えなどによって、全てのBKLが削除されている[15]

現在、RT PREEMPTは"mainline"と呼ばれるリーナス・トーバルズ管理の主要カーネルツリーへのマージを目指している。標準やPREEMPTで有効になった機能の他にCONFIG_PREEMPT_RCUやthreadirqsなど多くの部分が既にマージされているが、まだマージされていないフィーチャーは残っている[16]

他のマイクロカーネルとの組み合わせ

  • RTAI (Adeos+Linux)
  • RTLinux (Realtime executive+Linux)
  • Linux on ITRON (ITRON+Linux)
  • T-Linux (T-Engine+Linux)
  • L4-Linux (L4+Linux)
  • Litron (TOPPERS/JSPカーネル+Linux)
  • Wind River Real-Time Core for Linux (Real-Time Core+Linux)

その他

  • KURT-Linux
  • ART-Linux
    1997年より通商産業省工業技術院電子技術総合研究所(現:産業技術総合研究所)にて開発されている[17]。2009年にLinux バージョン2.6用に更新したものがソースコード、バイナリ含め一般公開された[18]

関連団体

 
組み込みLinuxを使っている Motorola RAZR²

Linuxの組み込み用途での使用を推進する業界団体がいくつか結成されている。

2000年7月に結成された Emblix は日本における組み込みLinuxの普及とその周辺技術の標準化を目的としている。プロセスをグループ化しCPUのリソースを制限するCABIが開発されたが、現在はプロセス集約機能cgroupsに取って代わられている。

2003年に結成された CE Linux Forum はLinuxカーネル本体に組み込み用機能を含めることを目的としている。2010年10月、メンバーの重複が多いことや活動目的の一致、組み込みLinuxに関わる企業や開発者の増加からLinux Foundationと合併し、従来の活動の継続の他、組み込みLinuxの開発プロセスを容易にするためにYocto Projectという技術ワークグループを開始した[19][20]

Linuxに関する統括的団体であるLinux Foundationも組み込みLinuxを推進している。2005年にLinux Foundationに合流した Embedded Linux Consortium (2000年3月結成) には、IBMインテル、LynuxWorks などが参加し、APIの標準化を行っていた。そこで作成された ELCPS (Embedded Linux Consortium Platform Specification) は、組み込みLinuxを使った機器の開発において、アプリケーションの移植性を有する標準プラットフォームとしてどのような機能を含めるべきかのガイドとなっている。

2004年に結成された Linux Phone Standard Forum はLinuxを使った携帯電話でのアプリケーション環境の標準化を目的としている。

2006年に結成された LiMo Foundation は、サードパーティのLinuxベース携帯電話向けアプリケーション開発のための標準インタフェースの確立を目的としている(設立時メンバーは、モトローラNECパナソニックサムスン電子NTTドコモボーダフォン)。

2007年に結成された Open Handset Alliance は、Androidの開発推進を目的としている。

2009年に日本で結成された Open Embedded Software Foundation は、Androidに関わる企業間の協力を目的としている。また、できる限りAndroidと同じApatche 2.0ライセンスで、最小構成のAndroid (Light Weight Android)やデジタルテレビ拡張 (Digital TV Extension)、各種スタックなどの開発を予定している。2010年3月にEmbedded Masterをリリースした。これはAndroid 1.6をベースにSIP/RTPスタックやBluetoothのHID/SPP/OBEXプロファイルへの対応、リモコン対応、ポインティング対応、GUI用APIなどを追加したものである[21]

2010年に結成された Linaro は、六ヶ月毎に参加企業の各SoCに最適化されたツール・カーネル・ミドルウェアを提供することなどを目的とした非営利のイギリス企業である(設立時のメンバーはARMサムスン電子IBMFreescale、ST-Ericsson、Texas Instruments)[22]

組み込みLinuxを利用している商用製品

携帯電話・スマートフォン

Wi-Fi 電話

  • SMC Networks: SMC WSKP100

モバイルインターネット端末・PDA

テレビ・レコーダ

ホームサーバー・マイクロサーバー・LAN接続型ハードディスク

ハンディカム

デジタルカメラ

  • ソニー: サイバーショット DSC-T100, DSC-T20, DSC-G1, DSC-G3, DSC-H7, DSC-W80, DSC-W80HDPR, DSC-W200, DSC-H3, DSC-H10, DSC-H50, DSC-T200, DSC-T70, DSC-T2, DSC-TX1, DSC-WX1, DSC-W110, DSC-W120, DSC-W170, DSC-W220, DSC-T900, DSC-T90, DSC-W270, DSC-HX1, DSC-W300, DSC-T300, DSC-T700, DSC-T77など

プリンター

フォトフレーム

  • アルゴシステム: Algo Smart Panelシリーズ
  • ソニー: VGF-CP1[32]
  • NTT東日本: 光iフレーム (Androidベース)
  • Camangi: Camangi WebStation (Androidベース)
  • NEC: コミュニケーター (Androidベース)

電子ブックリーダー

ルーター

  • バッファロー:
    • AS-A100 (DD-WRTベース)
    • WBR-B11, WBR-G54, WLA-G54, WLA-G54C, BLR-TX4S
    • WLAH-G54, WLAH-A54G54
    • BHR-4RV, FS-G54, WBR2-B11, WBR2-G54, WHR2-A54G54, WHR2-G54, WHR2-G54V, WHR3-AG54, WLA2-G54, WLA2-G54C, WLI-TX4-G54HP, WLI2-TX1-AG54, WLI2-TX1-AMG54, WLI2-TX1-G54, WLI3-TX1-G54, WLI3-TX1-AMG54, WZR-G108, WZR-G54, WZR-HP-G54, WZR-RS-G54, WZR-RS-G54HP
    • WER-A54G54, WER-AG54, WER-AM54G54, WER-AMG54, WHR-HP-AMPG
    • WHR-G54S, WHR-HP-G54, WHR-AMG54, WHR-AM54G54, WLI3-TX1-G54 WLI3-TX1-AMG54, WLI-TX4-G54HP, WLI-TX4-AMG54, WRP-AMG54
    • WHR-G, WHR-G125
    • WHR-HP-G
    • WZR-AMPG144NH, WZR-AMPG300NH, WZR-AG300NH
    • WLI-TX4-AG300N
    • WZR-AGL300NH
    • WZR2-G300N
    • WZR-HP-G300NH
  • リンクシス: WRT54G
  • プラネックス: BRC-W14V, BRC-14V, BRC-W14VG, BRC-14VG, BRC-W14VG-BT, BRC-14VG-BT[34]
  • パナソニック: broadband terminal[28]
  • AVM GmbH: FRITZ!Box
  • LASER5: L-Router

プレーヤ

オーディオプレーヤ
マルチメディアプレーヤ

シンセサイザー

カーナビ

ラジコン

  • Jokerworks: ジョーカーレーサー R/C サーバー
  • Parrot: AR.Drone - ラジコンヘリコプター

ロボット

カラオケ

家庭用ゲーム機

その他

ベンダー

支援団体・企業

ドライバ・ソフトウェア開発

  • Linux Driver Project - NDAありなしに関わらず無料でドライバ開発を行っている[36]
  • シャープビジネスコンピュータソフトウェア - シャープのガリレオシリーズのソフトウェアを作成[37]
  • デバイスドライバーズ
  • 日新システムズ

ドライバ開発の研修

  • NECラーニング
  • イーエルティ
  • ウェルビーン

プラットフォーム

実装

  • Qt Extended - モバイル機器向けアプリケーションプラットフォーム
  • Openmoko - 携帯電話向けプラットフォーム
  • MeeGo - Linux Foundationが統括する種々デバイス向けのプラットフォーム。現在はインテルとノキアが主導している。MaemoとMoblinを統合して作られた。
  • Tizen - LiMo Foundationの仕様をMeeGoに取り込み作られた、インテルとサムスン主導の携帯電話向けプラットフォーム[38]
  • MOAP(L) - NTTドコモ主導の携帯電話向けプラットフォーム
  • Access Linux Platform - ACCESS主導の携帯電話向けプラットフォーム[39]
    • Hiker - Access Linux Platformのアプリケーションフレームワーク
  • Palm WebOS - Palmの携帯電話プラットフォーム
    • Mojo - Palm WebOSのアプリケーションプラットフォーム
  • Android - Google主導の携帯電話・タブレット向けプラットフォーム
  • Bada - Sumsung主導の携帯電話プラットフォーム
  • Meltemi - Nokiaの低価格端末向けプラットフォーム
  • Ubuntu MID Edition - Canonical主導のモバイルインターネット端末向けプラットフォーム
  • OpenWrt - ルータ向けプラットフォーム
  • DD-WRT - ルータ向けプラットフォーム
  • OPIE - Qtopia (現Qt Extended)の派生
  • Familiar Linux - PDA向けディストリビューション
  • JLime - ハンドヘルドコンピュータ向けディストリビューション
  • GPE Palmtop Environment - PDA向けアプリケーションプラットフォーム
  • OpenZaurus - ザウルス用の代替OS

仕様

  • LiMo Platform - 携帯電話端末メーカーが主導の携帯電話向けプラットフォーム。Tizenプロジェクトに採用される。

特許問題

組み込みLinuxに関わらず、元となるLinuxカーネルにまつわる特許、とりわけソフトウェア特許の問題がいくつか存在する。

Linuxカーネルに含まれる特許

Linuxカーネルではリード・コピー・アップデートを始めとしていくつかの特許で保護された技術が利用されている。これらの保護されている技術はパッチ寄稿者が特許権者である場合、Linuxや他のオープンソースプロジェクトで使うことを権利者が許可している場合が多い(このような特許で保護されたテクノロジーは多くは企業の従業員によるLinuxカーネルへの貢献によるものが多数を占めるため)。

Open Invention Network

2005年にはOpen Invention Network(OIN) が誕生し、Linuxや関連アプリケーションに対し自社保有の特許を行使しないことに同意しかつOINとライセンス契約を締結すれば、OINのライセンシーはOINが保有するLinux関連特許をロイヤリティフリーで使えることが保証されるようになった。これら特許にはSambaMonoApacheなどが利用する特許も含まれる[40][41]。現在OINにはライセンサーまたはライセンシーとしてIBMメインフレームAIX著作権ならびに特許を持つ)、ノベルUNIXの著作権ならびにUNIX System Vの特許を持つ)、オラクルSunOS/Solarisの特許を持つ)[42]HPHP-UXPalmの特許を持つ[43])、Cisco[44]IOSの特許を持つ)、レッドハットGoogleカノニカル(特にこの3社はFLOSSへの多数の貢献を行う企業として有名)[45]フィリップスNECソニー富士通ゼネラル富士通などを含め数百の企業、団体、個人[46]が参加している。

マイクロソフトによる特許の主張

2007年5月、マイクロソフトは「訴訟を起こすつもりはない」とするものの、Linuxカーネルに42件の特許侵害があると主張した[47]。一方リーナス・トーバルズはOSの基本理論が1960年代に成立したことを挙げ、「マイクロソフトの方が特許を侵害している可能性が高い」と主張し、侵害内容の提示を求めた[47]

2007年10月、マイクロソフトは欧州連合でのマイクロソフト製品の競争法違反に関する裁判で敗訴した。

2009年2月にはマイクロソフトはTomTomのLinux製品が自社のFATファイルシステムに関する特許を侵害したとして提訴した(詳しくは記事"マイクロソフト対TomTom事件"を参照)。同年3月この裁判は和解に終わり、問題とされたLinuxのFATファイルシステムに関するコードはその後特許に抵触しない形に修正された[48]。また同年9月、OINはマイクロソフトが持っていたLinux関連特許22件をAllied Security Trust (AST) から買い取ったと発表した[49]。これらの特許はASTがマイクロソフトの非公開オークションにより手に入れたものである[50]。ASTはOIN同様特許訴訟を防衛することを目的としたパテントプールを形成する企業コンソーシアムであり、オラクルモトローラHPベライゾン・コミュニケーションズシスコGoogleエリクソンなどのメンバーで構成されている[51]

2010年1月、マイクロソフトはティーボを特許侵害で提訴した。ティーボはLinuxを製品に利用しているが(記事"TiVo化"などを参照)このときマイクロソフトはLinuxに関しては法廷で取り上げなかった[52]

富士ゼロックス(現:富士フイルムビジネスイノベーション)はLinux製品の特許についてマイクロソフトとクロスライセンス契約を結び[53]メルコアイ・オー・データ機器もマイクロソフトとLinux製品の特許に関する契約を結んでいる[54][55]。同種の特許防衛を事業とする企業コンソーシアム、RPX Corporationにはマイクロソフトと共にLinuxに関わる企業が多数参加している。

iPhoneとAndroidの特許係争

2010年、AppleHTCを特許侵害で提訴した。侵害したとする特許の中にはOSレベルのものも含まれている[56]。この件でHTCはGoogle等のパートナー企業と協力を取りアップルへ反訴することを計画している[57]。また、同年4月、マイクロソフトはAndroidが特許侵害しているとして非難した[58]。マイクロソフトと協業関係であったHTCはこの件でマイクロソフトと特許契約を結んでいる[58]。同年4月、HPはパームを買収し、パームの持つ1500件の特許を引き継ぐこととなった[43]。アップルがパームを提訴しなかった理由はこれらの特許の存在があるとも噂されている[43]。なお、パームはBeBeOSに関する知的財産を買収しているが、これらの特許は会社を分割した際にPalmSource(現ACCESS Systems)が引き継いでいるとみられる。

フリーソフトウェアコミュニティからの提言

2010年4月、フリーソフトウェア財団 (FSF) は「ビルスキー対カッポス事件」 (Bilski v. Kappos) をテーマにソフトウェア特許の問題を描いたドキュメンタリー映画、Patent Absurdityを公開した[59]。この映画はソフトウェア特許支持者、反対者双方の意見を収録したドキュメンタリーである。

関連項目

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “Linux still top embedded OS”. 2012年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年5月29日閲覧。
  2. ^ 新参Linuxプログラマ向けのドライバ開発キットがリリース
  3. ^ Gartner Says Worldwide Smartphone Sales Reached Its Lowest Growth Rate With 3.7 Per Cent Increase in Fourth Quarter of 2008
  4. ^ AdMob Mobile Metrics Report (3頁)
  5. ^ AdMob Mobile Metrics Report February 2010
  6. ^ a b c d e 薄型テレビを制したLinux,開発現場の“守護霊”と“中央線”
  7. ^ iPhone、携帯ゲーム機としても勢力伸ばす
  8. ^ Android Mobile Sales Chart - October 2009
  9. ^ PATCH 00/02 virtio: Virtio platform driver
  10. ^ RFC 0/8 Introducing a generic AMP/IPC framework
  11. ^ Adventures In Real-Time Performance Tuning, Part 1
  12. ^ Adventures In Real-Time Performance Tuning, Part 2
  13. ^ Real-Time Linux Failure
  14. ^ “コア カーネル”. Linux Foundation. 2011年5月18日閲覧。
  15. ^ "Linux 2.6.37". Linux kernel (Mailing list). 4 January 2011. 2011年5月18日閲覧
  16. ^ Status of Preempt-RT and why there is no roadmap
  17. ^ ムービングアイ,「ART-Linuxカーネル」の無償ダウンロード・サービスを開始(発表資料要約) - 組み込みソフト - Tech-On!
  18. ^ http://sourceforge.net/projects/art-linux/
  19. ^ Linux FoundationとCE Linux Forumが合併、新WG Yocto Projectもスタート
  20. ^ Linux Foundation と Consumer Electronics Linux Forum が合併
  21. ^ 組み込み機器向けに最適化したAndroid「Embedded Master」が公開
  22. ^
  23. ^ 「N900iL」は日本初のLinux携帯
  24. ^ 写真で解説する「SO705i」(ソフトウェア編)
  25. ^ ■塩田紳二のPDAレポート■ ソニー「mylo」ハードウェアレポート
  26. ^ a b c d e f 組み込み機器技術展ET2006に「Linuxタウン」出現,ケータイもデジカメもプロジェクタも(page 2)
  27. ^ 増田和夫が見た“Wooo”「W42P-HR9000」(1)高画質を支える数々の新技術
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外部リンク

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  • Embedded Linux mailist list archive

組み込みLinux
組み込みlinux, くみこみリナックス, embedded, linux, 組み込みシステムに特化したlinuxカーネルやlinuxオペレーティングシステム, またはそれら搭載する組み込み機器を指す用語である, 携帯電話や携帯情報端末, メディアプレイヤーなどの家電機器, ネットワーク機器, ファクトリーオートメーション装置, カーナビ, 医療機器など様々な組み込みシステムにて利用されている, 米vdc, venture, development, corporation, の2008年における調査によると, l. 組み込みLinux くみこみリナックス 英 Embedded Linux は 組み込みシステムに特化したLinuxカーネルやLinuxオペレーティングシステム またはそれら搭載する組み込み機器を指す用語である 携帯電話や携帯情報端末 メディアプレイヤーなどの家電機器 ネットワーク機器 ファクトリーオートメーション装置 カーナビ 医療機器など様々な組み込みシステムにて利用されている 米VDC Venture Development Corporation の2008年における調査によると Linux は18 の組み込みエンジニアが使用しているとされる 1 目次 1 通常のLinuxとの違い 2 開発 3 シェア 3 1 スマートフォン 3 2 テレビ 3 3 ゲームコンソール 4 Linuxカーネルの組み込み向け機能 5 他の組み込みOSとの比較 6 リアルタイム性能 6 1 他のマイクロカーネルとの組み合わせ 6 2 その他 7 関連団体 7 1 組み込みLinuxを利用している商用製品 7 1 1 携帯電話 スマートフォン 7 1 2 Wi Fi 電話 7 1 3 モバイルインターネット端末 PDA 7 1 4 テレビ レコーダ 7 1 5 ホームサーバー マイクロサーバー LAN接続型ハードディスク 7 1 6 ハンディカム 7 1 7 デジタルカメラ 7 1 8 プリンター 7 1 9 フォトフレーム 7 1 10 電子ブックリーダー 7 1 11 ルーター 7 1 12 プレーヤ 7 1 12 1 オーディオプレーヤ 7 1 12 2 マルチメディアプレーヤ 7 1 13 シンセサイザー 7 1 14 カーナビ 7 1 15 ラジコン 7 1 16 ロボット 7 1 17 カラオケ 7 1 18 家庭用ゲーム機 7 1 19 その他 7 2 ベンダー 7 3 支援団体 企業 7 3 1 ドライバ ソフトウェア開発 7 3 2 ドライバ開発の研修 8 プラットフォーム 8 1 実装 8 2 仕様 9 特許問題 9 1 Linuxカーネルに含まれる特許 9 2 Open Invention Network 9 3 マイクロソフトによる特許の主張 9 4 iPhoneとAndroidの特許係争 9 5 フリーソフトウェアコミュニティからの提言 10 関連項目 11 脚注 12 外部リンク通常のLinuxとの違い 編集デスクトップおよびサーバなどの汎用的なシステムと異なり 組み込みシステムではリソースが制限されており 例えばRAMや二次記憶装置の容量が小さい 組み込みLinuxを使った機器は 二次記憶装置としてハードディスクドライブの代わりにより小さいフラッシュメモリを使うことが多い 組み込みLinuxはアプリケーションや対象ハードウェアに必要な機能に特化されていることが多く Linuxカーネルもそのアプリケーションに対し最適化し構成されている 最適化の具体的な例は OSのリアルタイムオペレーティングシステム化などである 開発 編集一般的にLinuxは移植性にすぐれるシステムであると言われており デスクトップコンピュータやサーバにあまり採用されていないコンピュータ アーキテクチャにも移植されている その中には組み込みシステムも含まれている 組み込みシステムへのオペレーティングシステムの移植にはプロプライエタリなアセンブラやCコンパイラ 標準Cライブラリを利用するケースもあるが それらと比較して OS自体のソースコードを修正して再配布でき ロイヤルティーやライセンス料が発生しないといったフリーソフトウェア オープンソースソフトウェアとしての特徴だけではなく技術的な優位点もあり 使用メモリ量が比較的少なく 2MB以下のメモリで起動可能 安定した動作 比較的サポートベースが大きい などの利点がある 組み込みLinuxは Linuxカーネルに少数のフリーソフトウェアを組み合わせたものである 標準Cライブラリにはglibcの代わりに もっとリソース消費量の少ない dietlibc uClibc Newlibが採用される場合もある 2006年05月 Linuxカーネル開発者のグレッグ クロー ハートマンによりLinuxのドライバ開発キットがリリースされた 2 また Linux Foundation 以前はOSDL によって開発のトレーニング講座や無料のウェビナーが開かれている 組み込みLinuxに使われるオープンソースのミドルウェアとしては BusyBoxなどのオールインワンなものや SambaやWebKit FreeTypeなどのプロプライエタリな代替が少なくかつ重要なものも多い また MaemoやMoblin Androidのようにミドルウェアの大部分をオープンソースで改めて開発するものや Palm WebOSのようにミドルウェアの多数の部分にオープンソースソフトウェアを組み合わせて使うものもある マルチメディアに関してはオープンソースで扱う場合 GStreamer経由でハードウェアデコーダとFFmpegをバックエンドにして使われることが多いが AndroidにおいてはOpenCoreが使われている 開発環境としてはEclipseか 商用製品が使われることが多い Eclipseでは組み込みにおいて以下のプラグインが使われる Eclipse C C Development Tooling CDT EclipseでのCやC の開発に必須 Target Management RSE Linux Tools Project プロファイラや動的解析などの機能を統合 Tools for mobile Linux TmL EGit バージョン管理システムの一つ Gitの統合 Mylyn バグトラッカの統合また EclipseにはMoblin Eclipse Plug inやAndroid Development Tools ADT など特定のOSに特化したプラグインも存在する また 開発にはエミュレータのQemuや分散コンパイルの為のdistccやiceccなども使われる シェア 編集スマートフォン 編集 Gartnerのプレスリリースによると 2008年のLinuxのシェアは8 1 としている 3 AdMobのレポートによると 全世界のモバイルデバイスにおいてLinuxカーネルを採用しているOSであるAndroidとPalm WebOSを合わせたシェアは2009年8月時点で11 であり 2009年2月の2 と比べ9 伸びている 4 また AdMobの2010年2月のレポートによると スマートフォンにおけるAndroidのシェアは24 に達し 2位になったとしている 5 日本では NTTドコモの制定したMOAP L 及びALPベースのFOMA端末用オペレータパックに使われている テレビ 編集 日本では ネットワーク接続可能なハイエンド機種のテレビにはほぼLinuxが搭載されている 6 ゲームコンソール 編集 ゲームコンソール コンシューマーゲーム において Linuxが使われる例は少ない PS2においては PS2 Linuxがハード込みで発売された また PlayStation BB UnitにはLinuxが使われている PS3においてはLinuxがインストールできることを売りにしていたが 新型を出した際にオミットされた また 旧型PS3においてもファームウェア更新によって無効化された 近年ではスマートフォンのゲーム市場が活性化されており 7 Androidでのゲーム市場も急速に成長している 8 そのためXperia PlayやODROIDのようなAndroidを使った携帯ゲーム端末が出始めている その他 直接組み込みLinuxが使われているコンソールとしては GP2X GP2X WizやLeapFrog Didj Pandora EVO Smart Consoleなどがある Linuxカーネルの組み込み向け機能 編集以下は 組み込み機器に特化したLinuxカーネルの機能である CONFIG という表記はカーネルコンフィグレーションであり コンパイルする際に機能を有効化するための識別子となる Linuxカーネルはモノリシックであるため カーネルコンパイル時に必要とする機能を有効化する 多くのCPUアーキテクチャやハードウェアプラットフォームで動作 MMU メモリ管理ユニット の無いCPUでも動作可能 CONFIG MMU n 少ない資源でも動作 XIP Execute in place 読み出し専用ファイルシステム romfs cramfsやSquashFSなど サイズを削ることができる Linux Tinyなど シングルプロセッサに最適化可能 CONFIG SMP n メモリ内圧縮スワップによるメモリの有効活用 ramzswap compcache NAND型フラッシュメモリを直接使用可能 JFFS2やUBIFS タイトな用途にも使用可能 マウントの早いファイルシステム YAFFS2など ソフトリアルタイム CONFIG PREEMPT ハードリアルタイム CONFIG PREEMPT RT patch set ユーザーアプリケーションのリソース制限 rlimit cgroupsなど サンドボックス seccomp コンテナ LXC リブート不要なセキュリティパッチ Ksplice なお AMP 非対称型マルチプロセッシング にはまだ対応していない RenesasとTIはそれぞれ異なったVirtioベースの仕組みを提案している 9 10 他の組み込みOSとの比較 編集ミドルウェアが豊富 POSIX互換であるためUNIX系のミドルウェアが使える TCPスタック LANスタック Wifiスタック Bluetoothスタック USBスタックなどの各種プロトコルスタックが揃っている 開発しやすい PC上である程度の開発が可能 Linuxカーネルはアーキテクチャー毎に開発されているのではなく デスクトップ サーバー 組み込み メインフレームに関わりなく 共通のソースベースで開発されており アーキテクチャー相互のソースレベルでの互換性は高い GCC GNU Binutilsを利用してクロスビルドツール クロスコンパイラ クロスリンカなど を用意することもでき ビルドまではPC上ですべての開発が可能 カーネルがモジュール化されているため 再起動なくモジュールの開発が可能 ローダブル カーネル モジュール NFSが使えるため ファイル転送が容易 tftpbootが使えるため カーネル切り替えが容易 gdbserverが使えるため リモートデバッグが容易に可能 distccを使った分散コンパイルが容易に可能 機能が豊富 設定も柔軟 反面 複雑ともいえる カーネルのコンパイルオプション config には汎用OS向けのものも含まれる 共通のソースベースを利用しているため カーネルのコンパイルオプション config には組み込み向けの設定も多いが その多くが何らかの資源や機能とのトレードオフであるため 知識が必要になる カーネル全体の状態の取得 動的な調整が可能 sys 以下 proc sys 以下 sysctlなどでチューニング可能 ネットワークバッファ プロセス毎の状態の取得 動的な調整が可能 proc プロセス番号 以下 rlimitなど メモリ逼迫時のOOMキラーによりkillされるプロセスの優先順位の設定 動作中のカーネルから別カーネルへ再起動をかけず瞬時に切り替え可能 コールドブート機能 kexec オープンソースである 自由に改良することができる それぞれソフトウェアライセンスにより条件や義務が異なるが 少なくとも改変や再頒布に関してはロイヤルティー フリーで自由に可能である 世界中の企業 団体 個人 政府機関による持続的な開発が行われている 脆弱性も調べられているため セキュリティが高い サポート企業 団体が複数ある 機能の開発を依頼できる所が多い 開発講座が多い 採用前に工数を見積もれる LinuxカーネルなどはGPLでライセンスされているため 機器の販売など配布を伴う場合はソースコードの開示が必要となる しかし配布を伴わないケース 例えば 自組織内で私的に流用するのみ ならばソースコードを一切開示する必要はない ソースコードの提供によりOSSコミュニティにコードが還元され ソフトウェアの機能向上につながり 結果として自社製品の機能強化につながる可能性もある 採用事例が多く公開されている デバッグ プロファイリングの仕組みが豊富 カーネルのロック依存性動的チェック lockdep CONFIG LOCKDEP SUPPORT 標準で有効 カーネルのデバッグログの個別動的有効無効切り替え ddebug dynamic debug CONFIG DYNAMIC DEBUG カーネル用のデバッガ KDB KGDB KGTP パッチ カーネルプローブ kprobe jprobes SystemTap ユーザー空間プローブ uprobes パッチ カーネル内イベントトレーサ ftrace event tracer kprobe based event tracer GDB tracepoint support パッチ trace cmd KernelShark システムコールトレーサ strace プロセストレーサ ptrace utrace 共有ライブラリトレーサ ltrace ユーザランド用デバッガ GDB プロファイリング gcov カーネルではGCOV KERNEL OProfile perf tools ロック競合のチェック lock stat perf lock 各種ベンチマーク perf bench ffsbなど ハードウェアによって生まれるレイテンシの検出 Hardware Latency Detector rtパッチ モニタリング top htop iotop slabtop xrestop latencytop powertop apachetopなど 動的カーネル内メモリ管理バグチェッカ Kmemcheck Kmemleak 動的メモリ管理 スレッドバグチェッカ Valgrind UserModeLinux パッチを使うことでカーネルのチェックも可能 静的解析 Clang Static Analyzer Smatch Coccinelle ロギング MRTG Nagios Xymon Zabbix Hinemos Cacti Muninなど リモート管理 OpenSSH adb screen クラッシュダンプ取得リアルタイム性能 編集リアルタイムな用途では スループットよりもレイテンシが重要となることが多い レイテンシを改善するためには カーネルの設定変更 チューニングの他に アプリケーション自身も最適化する必要がある カーネルのレイテンシを測定するためにCyclictestなどのベンチマークや各種トレーサが使われる Linuxにおけるリアルタイム全般の情報は Real Time Linux Wiki にまとめられている ELCヨーロッパ2008においてソニーのFrank Rowandによりターゲットへのレイテンシ最適化の実例がプレゼンテーションされている 11 12 また 同氏によってハードウェア カーネルに付随するリアルタイムの不足点と改善案が提示されている 13 かつてのLinuxカーネルはリアルタイム性能が悪かったため 高機能なLinuxカーネルをリアルタイム用途とともに使うために Linuxカーネルよりも下にリアルタイム性能が高くリアルタイムタスクを実行可能な別のシンプルなカーネルが使われることが多かった 現在はMontaVista レッドハットなどによりプリエンプション用のパッチセットRT PREEMPTが開発されLinuxカーネルのリアルタイム性能は大きく改善しているものの 他のカーネルとの組み合わせは現在も使われている また Linuxカーネルにはバージョン2 0時点で導入された アトミックな単一カーネルロックのBKL Big Kernel Lock が以前存在していたが レイテンシ スループットやスケーラビリティを大きく下げる原因となるため 14 現在はロックの細分化やロックレス アルゴリズムへの置き換えなどによって 全てのBKLが削除されている 15 現在 RT PREEMPTは mainline と呼ばれるリーナス トーバルズ管理の主要カーネルツリーへのマージを目指している 標準やPREEMPTで有効になった機能の他にCONFIG PREEMPT RCUやthreadirqsなど多くの部分が既にマージされているが まだマージされていないフィーチャーは残っている 16 他のマイクロカーネルとの組み合わせ 編集 RTAI Adeos Linux RTLinux Realtime executive Linux Linux on ITRON ITRON Linux T Linux T Engine Linux L4 Linux L4 Linux Litron TOPPERS JSPカーネル Linux Wind River Real Time Core for Linux Real Time Core Linux その他 編集 KURT Linux ART Linux 1997年より通商産業省工業技術院電子技術総合研究所 現 産業技術総合研究所 にて開発されている 17 2009年にLinux バージョン2 6用に更新したものがソースコード バイナリ含め一般公開された 18 関連団体 編集 組み込みLinuxを使っている Motorola RAZR Linuxの組み込み用途での使用を推進する業界団体がいくつか結成されている 2000年7月に結成された Emblix は日本における組み込みLinuxの普及とその周辺技術の標準化を目的としている プロセスをグループ化しCPUのリソースを制限するCABIが開発されたが 現在はプロセス集約機能cgroupsに取って代わられている 2003年に結成された CE Linux Forum はLinuxカーネル本体に組み込み用機能を含めることを目的としている 2010年10月 メンバーの重複が多いことや活動目的の一致 組み込みLinuxに関わる企業や開発者の増加からLinux Foundationと合併し 従来の活動の継続の他 組み込みLinuxの開発プロセスを容易にするためにYocto Projectという技術ワークグループを開始した 19 20 Linuxに関する統括的団体であるLinux Foundationも組み込みLinuxを推進している 2005年にLinux Foundationに合流した Embedded Linux Consortium 2000年3月結成 には IBM インテル LynuxWorks などが参加し APIの標準化を行っていた そこで作成された ELCPS Embedded Linux Consortium Platform Specification は 組み込みLinuxを使った機器の開発において アプリケーションの移植性を有する標準プラットフォームとしてどのような機能を含めるべきかのガイドとなっている 2004年に結成された Linux Phone Standard Forum はLinuxを使った携帯電話でのアプリケーション環境の標準化を目的としている 2006年に結成された LiMo Foundation は サードパーティのLinuxベース携帯電話向けアプリケーション開発のための標準インタフェースの確立を目的としている 設立時メンバーは モトローラ NEC パナソニック サムスン電子 NTTドコモ ボーダフォン 2007年に結成された Open Handset Alliance は Androidの開発推進を目的としている 2009年に日本で結成された Open Embedded Software Foundation は Androidに関わる企業間の協力を目的としている また できる限りAndroidと同じApatche 2 0ライセンスで 最小構成のAndroid Light Weight Android やデジタルテレビ拡張 Digital TV Extension 各種スタックなどの開発を予定している 2010年3月にEmbedded Masterをリリースした これはAndroid 1 6をベースにSIP RTPスタックやBluetoothのHID SPP OBEXプロファイルへの対応 リモコン対応 ポインティング対応 GUI用APIなどを追加したものである 21 2010年に結成された Linaro は 六ヶ月毎に参加企業の各SoCに最適化されたツール カーネル ミドルウェアを提供することなどを目的とした非営利のイギリス企業である 設立時のメンバーはARM サムスン電子 IBM Freescale ST Ericsson Texas Instruments 22 組み込みLinuxを利用している商用製品 編集 携帯電話 スマートフォン 編集 モトローラ RAZR V8 RAZR V9 ROKR E2 ROKR E6 A780 E680 A910 A1200 U9 E8 MontaVistaなどがベース DROID Motorola Milestone Androidベース など en First International Computer Neo 1973 OpenMoko Google Android Dev Phone Nexus One Androidベース パナソニックモバイルコミュニケーションズ FOMA P702iD P901iTV P902iS P903i P901i MOAP L ベース P 02B FOMA端末用オペレータパックベース など NEC FOMA N900iL 23 N901iC N902iL N902iL onefone N902iX N903i N904i N905i N905im N906i N906im MOAP L ベース FOMA N601i N702iS N703iD N703im N704im N705i N705i N706i N706ie MOAP L ベース N 01A N 02A N 03A N 04A N 06A N 07A N 08A N 09A MOAP L ベース N 01B N 02B FOMA端末用オペレータパックベース SoftBank 820N SoftBank 821N SoftBank 830N SoftBank 831N SoftBank 840N SoftBank 841N SoftBank 930N SoftBank 931N SoftBank 940N SoftBank 001N など カシオ計算機 SoftBank 830CA SoftBank 930CA HTC Nippon HT 03A X06HT HTC Desire Androidベース T Mobile T Mobile G1 Androidベース Palm Palm Pre Palm Pixi Palm WebOS ノキア N900 Maemo ソニー エリクソン SO705i 24 SO706i MOAP L ベース Xperia SO 01B Androidベース シャープ IS01 Androidベース Emblaze Mobile ELSE ELSE INTUITIONベース 東京工科大学 amp ネットツーコム 工科大ケータイ 京セラ Kyocera Zio M6000 Android Androidベース Wi Fi 電話 編集 SMC Networks SMC WSKP100モバイルインターネット端末 PDA 編集 ノキア Nokia 770 Internet Tablet N810 N800 Maemo シャープ Zaurus SL B500 SL C700 Embedixベース SL C750 SL C760 SL C860 OpenPDAベース SL C3000 SL C1000 SL C3100 SL C3200 Lineo uLinuxベース NetWalker PC Z1 PC T1 Ubuntuベース ソニー mylo 25 テレビ レコーダ 編集 パナソニック TH 36D30T TH 32D30T TY S36D50 TY S32D50 TY S28D50 TH 36D60 TH 32D60 TH 32D55 TH 28D55 DMR E700BD VIERA 26 D dock 26 ブルーレイDIGA 26 ハイビジョンDIGA 26 など 日立 Wooo 9000シリーズ 27 6 W50P HR10000 26 W37L HR9000 26 など ソニー 6 CoCoon Channel Server 28 MontaVistaベース シャープ 6 東芝 現TVS REGZA 6 レグザ Android TV搭載モデル除く NEC AX10 28 People of Lava Scandinavia 29 Androidベース ホームサーバー マイクロサーバー LAN接続型ハードディスク 編集 シャープ ガリレオ HG 01S HG 02S 30 axLinuxベース 玄人志向 玄箱 EMモードはMontaVistaベース 他のOSをインストール可能 玄柴 Ubuntuベース 他のOSもインストール可能 ぷらっとホーム OpenBlockS OpenBlockS S OpenBlockS R OpenBlockS 266 OpenBlockS 600 マーベル SheevaPlug Plug Computer 3 0 GuruPlug Ubuntuベース 他のOSもインストール可能 アイ オー データ機器 LANDISKシリーズ Debian など ベース USL 5Pシリーズ BUFFALO LinkStationシリーズ MontaVista など ベース TeraStationシリーズ NETGEAR ReadyNAS DUO ReadyNAS NV など Debianベース NTTコムウェア L BOXハンディカム 編集 ソニー HDR SR7 HDR CX12 HDR CX500Vデジタルカメラ 編集 ソニー サイバーショット DSC T100 DSC T20 DSC G1 DSC G3 DSC H7 DSC W80 DSC W80HDPR DSC W200 DSC H3 DSC H10 DSC H50 DSC T200 DSC T70 DSC T2 DSC TX1 DSC WX1 DSC W110 DSC W120 DSC W170 DSC W220 DSC T900 DSC T90 DSC W270 DSC HX1 DSC W300 DSC T300 DSC T700 DSC T77などプリンター 編集 オリンパス ORPHIS HC5500シリーズ 31 フォトフレーム 編集 アルゴシステム Algo Smart Panelシリーズ ソニー VGF CP1 32 NTT東日本 光iフレーム Androidベース Camangi Camangi WebStation Androidベース NEC コミュニケーター Androidベース 電子ブックリーダー 編集 Amazon com Kindle 33 バーンズ アンド ノーブル Nook Skiff LLC Skiff Reader Foxit Foxit eSlick Neofonie GmbH WePadルーター 編集 バッファロー AS A100 DD WRTベース WBR B11 WBR G54 WLA G54 WLA G54C BLR TX4S WLAH G54 WLAH A54G54 BHR 4RV FS G54 WBR2 B11 WBR2 G54 WHR2 A54G54 WHR2 G54 WHR2 G54V WHR3 AG54 WLA2 G54 WLA2 G54C WLI TX4 G54HP WLI2 TX1 AG54 WLI2 TX1 AMG54 WLI2 TX1 G54 WLI3 TX1 G54 WLI3 TX1 AMG54 WZR G108 WZR G54 WZR HP G54 WZR RS G54 WZR RS G54HP WER A54G54 WER AG54 WER AM54G54 WER AMG54 WHR HP AMPG WHR G54S WHR HP G54 WHR AMG54 WHR AM54G54 WLI3 TX1 G54 WLI3 TX1 AMG54 WLI TX4 G54HP WLI TX4 AMG54 WRP AMG54 WHR G WHR G125 WHR HP G WZR AMPG144NH WZR AMPG300NH WZR AG300NH WLI TX4 AG300N WZR AGL300NH WZR2 G300N WZR HP G300NH リンクシス WRT54G プラネックス BRC W14V BRC 14V BRC W14VG BRC 14VG BRC W14VG BT BRC 14VG BT 34 パナソニック broadband terminal 28 AVM GmbH FRITZ Box LASER5 L Routerプレーヤ 編集 オーディオプレーヤ 編集 ケンウッド HD20GA7 HD30GA9 HD30GB9 35 マルチメディアプレーヤ 編集 ターボリナックス wizpy wizpy OS シンセサイザー 編集 ヤマハ MOTIF XS MOTIF RACK XS MontaVistaベース KORG OASYSカーナビ 編集 ソニー NV XYZ 33 55 77などラジコン 編集 Jokerworks ジョーカーレーサー R C サーバー Parrot AR Drone ラジコンヘリコプターロボット 編集 産業技術総合研究所ほか HRP 2m Choromet HRP 4C ART Linux 富士通 HOAP 1 HOAP 2 HOAP 3 RT Linux 富士ソフト PALRO Ubuntu カラオケ 編集 第一興商 デンモクの一部 DAM DSII MontaVistaベース など家庭用ゲーム機 編集 Valve Corporation Steam Deck SteamOS その他 編集 フィリップス LPC3180 LASER5 L CardA L Card NPA1000 L Boardベンダー 編集 ACCESS ACCESS Linux Platform LynuxWorks LynuxWorks Linux MontaVistaソフトウェア MontaVista Linux TimeSys TimeSys Linux ウインドリバー システムズ Wind River Linux コンカレント コンピュータ RedHawk Linux アックス 要曖昧さ回避 axLinuxなど シリコンリナックス シリコンリナックスOS リネオソリューションズ Lineo uLinux アドソル日進 BlueCat Linux エニア Enea Linux 支援団体 企業 編集 ドライバ ソフトウェア開発 編集 Linux Driver Project NDAありなしに関わらず無料でドライバ開発を行っている 36 シャープビジネスコンピュータソフトウェア シャープのガリレオシリーズのソフトウェアを作成 37 デバイスドライバーズ 日新システムズドライバ開発の研修 編集 NECラーニング イーエルティ ウェルビーンプラットフォーム 編集実装 編集 Qt Extended モバイル機器向けアプリケーションプラットフォーム Openmoko 携帯電話向けプラットフォーム MeeGo Linux Foundationが統括する種々デバイス向けのプラットフォーム 現在はインテルとノキアが主導している MaemoとMoblinを統合して作られた Maemo ノキア主導のハンドヘルドコンピュータ向けプラットフォーム Hildon Maemoのアプリケーションプラットフォーム Moblin インテル主導のネットブックやモバイルインターネット端末向けプラットフォーム Tizen LiMo Foundationの仕様をMeeGoに取り込み作られた インテルとサムスン主導の携帯電話向けプラットフォーム 38 MOAP L NTTドコモ主導の携帯電話向けプラットフォーム Access Linux Platform ACCESS主導の携帯電話向けプラットフォーム 39 Hiker Access Linux Platformのアプリケーションフレームワーク Palm WebOS Palmの携帯電話プラットフォーム Mojo Palm WebOSのアプリケーションプラットフォーム Android Google主導の携帯電話 タブレット向けプラットフォーム Bada Sumsung主導の携帯電話プラットフォーム Meltemi Nokiaの低価格端末向けプラットフォーム Ubuntu MID Edition Canonical主導のモバイルインターネット端末向けプラットフォーム OpenWrt ルータ向けプラットフォーム DD WRT ルータ向けプラットフォーム OPIE Qtopia 現Qt Extended の派生 Familiar Linux PDA向けディストリビューション JLime ハンドヘルドコンピュータ向けディストリビューション GPE Palmtop Environment PDA向けアプリケーションプラットフォーム OpenZaurus ザウルス用の代替OS仕様 編集 LiMo Platform 携帯電話端末メーカーが主導の携帯電話向けプラットフォーム Tizenプロジェクトに採用される 特許問題 編集 ソフトウェア特許とフリーソフトウェア も参照 組み込みLinuxに関わらず 元となるLinuxカーネルにまつわる特許 とりわけソフトウェア特許の問題がいくつか存在する Linuxカーネルに含まれる特許 編集 Linuxカーネルではリード コピー アップデートを始めとしていくつかの特許で保護された技術が利用されている これらの保護されている技術はパッチ寄稿者が特許権者である場合 Linuxや他のオープンソースプロジェクトで使うことを権利者が許可している場合が多い このような特許で保護されたテクノロジーは多くは企業の従業員によるLinuxカーネルへの貢献によるものが多数を占めるため Open Invention Network 編集 2005年にはOpen Invention Network OIN が誕生し Linuxや関連アプリケーションに対し自社保有の特許を行使しないことに同意しかつOINとライセンス契約を締結すれば OINのライセンシーはOINが保有するLinux関連特許をロイヤリティフリーで使えることが保証されるようになった これら特許にはSamba Mono Apacheなどが利用する特許も含まれる 40 41 現在OINにはライセンサーまたはライセンシーとしてIBM メインフレームやAIXの著作権ならびに特許を持つ ノベル UNIXの著作権ならびにUNIX System Vの特許を持つ オラクル SunOS Solarisの特許を持つ 42 HP HP UXやPalmの特許を持つ 43 Cisco 44 IOSの特許を持つ レッドハット Google カノニカル 特にこの3社はFLOSSへの多数の貢献を行う企業として有名 45 フィリップス NEC ソニー 富士通ゼネラル 富士通などを含め数百の企業 団体 個人 46 が参加している マイクロソフトによる特許の主張 編集 2007年5月 マイクロソフトは 訴訟を起こすつもりはない とするものの Linuxカーネルに42件の特許侵害があると主張した 47 一方リーナス トーバルズはOSの基本理論が1960年代に成立したことを挙げ マイクロソフトの方が特許を侵害している可能性が高い と主張し 侵害内容の提示を求めた 47 2007年10月 マイクロソフトは欧州連合でのマイクロソフト製品の競争法違反に関する裁判で敗訴した 2009年2月にはマイクロソフトはTomTomのLinux製品が自社のFATファイルシステムに関する特許を侵害したとして提訴した 詳しくは記事 マイクロソフト対TomTom事件 を参照 同年3月この裁判は和解に終わり 問題とされたLinuxのFATファイルシステムに関するコードはその後特許に抵触しない形に修正された 48 また同年9月 OINはマイクロソフトが持っていたLinux関連特許22件をAllied Security Trust AST から買い取ったと発表した 49 これらの特許はASTがマイクロソフトの非公開オークションにより手に入れたものである 50 ASTはOIN同様特許訴訟を防衛することを目的としたパテントプールを形成する企業コンソーシアムであり オラクル モトローラ HP ベライゾン コミュニケーションズ シスコ Google エリクソンなどのメンバーで構成されている 51 2010年1月 マイクロソフトはティーボを特許侵害で提訴した ティーボはLinuxを製品に利用しているが 記事 TiVo化 などを参照 このときマイクロソフトはLinuxに関しては法廷で取り上げなかった 52 富士ゼロックス 現 富士フイルムビジネスイノベーション はLinux製品の特許についてマイクロソフトとクロスライセンス契約を結び 53 メルコやアイ オー データ機器もマイクロソフトとLinux製品の特許に関する契約を結んでいる 54 55 同種の特許防衛を事業とする企業コンソーシアム RPX Corporationにはマイクロソフトと共にLinuxに関わる企業が多数参加している iPhoneとAndroidの特許係争 編集 2010年 AppleがHTCを特許侵害で提訴した 侵害したとする特許の中にはOSレベルのものも含まれている 56 この件でHTCはGoogle等のパートナー企業と協力を取りアップルへ反訴することを計画している 57 また 同年4月 マイクロソフトはAndroidが特許侵害しているとして非難した 58 マイクロソフトと協業関係であったHTCはこの件でマイクロソフトと特許契約を結んでいる 58 同年4月 HPはパームを買収し パームの持つ1500件の特許を引き継ぐこととなった 43 アップルがパームを提訴しなかった理由はこれらの特許の存在があるとも噂されている 43 なお パームはBeのBeOSに関する知的財産を買収しているが これらの特許は会社を分割した際にPalmSource 現ACCESS Systems が引き継いでいるとみられる フリーソフトウェアコミュニティからの提言 編集 2010年4月 フリーソフトウェア財団 FSF は ビルスキー対カッポス事件 Bilski v Kappos をテーマにソフトウェア特許の問題を描いたドキュメンタリー映画 Patent Absurdityを公開した 59 この映画はソフトウェア特許支持者 反対者双方の意見を収録したドキュメンタリーである 関連項目 編集 ウィキメディア コモンズには 組み込みLinuxに関連するカテゴリがあります OpenZaurus LiMo Foundation脚注 編集 脚注の使い方 Linux still top embedded OS 2012年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ 2012年5月29日 閲覧 新参Linuxプログラマ向けのドライバ開発キットがリリース Gartner Says Worldwide Smartphone Sales Reached Its Lowest Growth Rate With 3 7 Per Cent Increase in Fourth Quarter of 2008 AdMob Mobile Metrics Report 3頁 AdMob Mobile Metrics Report February 2010 a b c d e 薄型テレビを制したLinux 開発現場の 守護霊 と 中央線 iPhone 携帯ゲーム機としても勢力伸ばす Android Mobile Sales Chart October 2009 PATCH 00 02 virtio Virtio platform driver RFC 0 8 Introducing a generic AMP IPC framework Adventures In Real Time Performance Tuning Part 1 Adventures In Real Time Performance Tuning Part 2 Real Time Linux Failure コア カーネル Linux Foundation 2011年5月18日 閲覧 Linux 2 6 37 Linux kernel Mailing list 4 January 2011 2011年5月18日閲覧 Status of Preempt RT and why there is no roadmap ムービングアイ ART Linuxカーネル の無償ダウンロード サービスを開始 発表資料要約 組み込みソフト Tech On http sourceforge net projects art linux Linux FoundationとCE Linux Forumが合併 新WG Yocto Projectもスタート Linux Foundation と Consumer Electronics Linux Forum が合併 組み込み機器向けに最適化したAndroid Embedded Master が公開 ARM サムスン IBM TIら 組み込みLinux支援団体 Linaro を発足 N900iL は日本初のLinux携帯 写真で解説する SO705i ソフトウェア編 塩田紳二のPDAレポート ソニー mylo ハードウェアレポート a b c d e f 組み込み機器技術展ET2006に Linuxタウン 出現 ケータイもデジカメもプロジェクタも page 2 増田和夫が見た Wooo W42P HR9000 1 高画質を支える数々の新技術 a b c CES 米MontaVista 同社Linux搭載のソニー CoCoon など展示 初の Google TV スウェーデンのメーカーが発表 アックスの組み込みLinuxはほかと根本的に違う 1 2 IT MONOist ORPHIS HC5500シリーズ 新登場 フォトフレーム ソニー ネットワーク対応デジタルフォトフレーム キャンバス オンライン CP1 を発表 Amazon Kindleのソースコードを公開 BRCシリーズプログラムソースコード HD20GA7 HD30GA9 HD30GB9 GNU GPL LGPL適用ソフトウェアに関するお知らせ Free Linux Driver Development Questions and Answers DEVELOPMENT シャープビジネスコンピュータソフトウェア株式会社 末岡洋子 2011年9月29日 MeeGoがモバイルLinuxのLiMoと合体し Tizen に 最初のリリースは2012年Q1 開発者からは批判も SourceForge JP sourceforge jp 2011年9月29日 閲覧 Linux基盤 ALP でケータイOSのエコシステムを構築 Linux System complete list of Linux System components Oracle Signs License Agreement with Open Invention Network a b c HP Palmを12億ドルで買収 全力でWebOSを盛り立ていく 米TwitterとCiscoがLinux特許保護のOpen Invention Network OIN に加入 Canonical Signs License Agreement With Open Invention Network OIN Community of Licensees a b オープンソースの特許侵害235件 Microsoftの公表に騒然 Microsoft の特許侵害主張に Linux 開発者がパッチで対応 Linux関連特許管理のOIN Microsoftから特許22件を取得 Linux知的財産を管理するOIN 元マイクロソフト所有の特許を買い取りへ Sun EBay Rock amp Republic Troyer Intellectual Property Microsoft sues TiVo but not over Linux Surprise 富士ゼロックスとマイクロソフトは特許のクロスライセンス契約を締結 メルコグループとマイクロソフト バッファロー製品に搭載のLinuxソフトウェアについて特許に関する契約を締結 アイ オー データとマイクロソフトが製品に搭載のLinuxソフトウェアについての特許に関する契約を締結 Apple vs HTC a patent breakdown Apple訴訟を受け HTCがGoogleと共同で反訴を計画か NYT a b マイクロソフト Android を特許侵害と非難 FSFがソフトウェア特許に反対するドキュメンタリー映画 Patent Absurdity を公開外部リンク 編集G2Linx Embedded Linux Curlie 英語 Embedded Linux wiki Linux for Devices 2012年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ 2012年6月4日 閲覧 組み込みLinuxに関するニュースサイト Embedded Linux mailist list archive https ja wikipedia org w index php title 組み込みLinux amp oldid 94399259 から取得, ウィキペディア、ウィキ、本、library、

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