略伝 細井広沢の子。書家を生業とし、広沢の名声を継承した。著書に『墨道私言』がある。また篆刻も巧みで、明の何震に師法したとされる。明清の卑俗な装飾趣味に陥った印風を嫌った。印譜に広沢と共に作成した『奇勝堂印譜』がある。墓所は東京都世田谷区等々力の致航山感応院満願寺にある。
(佐久間東川)とは親交があり、書の上での先輩として感化を与えたと考えられる[1]。
参考文献脚注 - ^ 三村竹清『近世能書傳』二見書房、1930年、311頁。
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