紙縒(こより)は、紙を細く裂いた物を
特に丈夫な紙を原料にしたものは(元結)と称し、主に冊子の綴じ紐や髪を束ねるために使用される。また、紙縒りに糊を引き、染色あるいは箔加工したものが水引となる。
紙縒の原料となる(丈長紙)は、越前・美濃・阿波・丹後・伊予・土佐・日向で製紙され、2005年現在では、長野県飯田市がその特産地である。
また、ティッシュペーパーなどの薄く柔らかい紙を、先端が細くなるように捻ったものを紙縒と呼ぶこともある。
脚注
- ^ 木村修次・黒澤弘光『大修館現代漢和辞典』大修館出版、1996年12月10日発行(899ページ)
外部リンク
- - ウェイバックマシン(2015年9月1日アーカイブ分)