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紅稗型ミサイル艇

紅稗型ミサイル艇(ホウベイがた-ミサイルてい、英語: Houbei-class missile boats)は、中国人民解放軍海軍ミサイル艇の艦級に対して付与されたNATOコードネーム[2]。人民解放軍海軍での名称は22型ミサイル艇中国語: 22型导弹快艇)。またNATOコードネームが付与される以前はウェーブピアーサー型ミサイル艇と仮称されていた[3]。2005年から7年間で83隻と、大量建造された。[4]

022型ミサイル艇 (紅稗型)
基本情報
艦種 ミサイル艇
運用者  中国人民解放軍海軍
就役期間 2005年 -
同型艦 83隻
前級 021型 (黄蜂型)
次級 最新
要目
(満載排水量) 220トン
全長 43メートル (141 ft)
最大幅 12メートル (39 ft)
吃水 1.5メートル (4.9 ft)
主機 ディーゼルエンジン×2基
推進器 ウォータージェット推進器×4基
出力 6,865 馬力
速力 50ノット[1]
航続距離 1,800海里
乗員 14名
兵装
C4ISTAR
  • データ・リンク受信装置
  • HEOS-300 光学GFCS×1基
  • レーダー 362型 対空・対水上捜索用×1基
    電子戦
    対抗手段
    チャフ発射装置×2基
    (テンプレートを表示)

    来歴

    人民解放軍海軍では、1980年代以降、ソ連のオーサ型ミサイル艇を国産化した021型ミサイル艇(黄蜂型)を約100隻建造し、沿岸での対艦戦力として運用していた。しかし、主兵装のHY-2は陳腐化が進んでいる一方、1990年代に整備された037-IG型(紅星型)037-II型(紅箭型)は、比較的大型・低速でコルベットに近い「ミサイル護衛艇」(导弹护卫艇)であった。このことから、021型の後継となる小型・高速のミサイル艇として開発されたのが本型である。

    2004年4月、上海市の求新造船所で1番艇が進水し[5]、翌2005年には台湾の雑誌『尖端科技』や日本の艦船雑誌『世界の艦船』に写真が掲載され[3]、その存在が明らかになった。

    設計

    最大の特徴は、船体に(ウェーブ・ピアーサー)を用いていることである。ウェーブ・ピアーサーは、オーストラリアのAMDマリン・コンサルティング社(現:インキャット社)で1980年代に開発された船形で、本型はその42メートル型がベースになっていると考えられており、[5]実際にオーストラリア人技師がコンサルタントとして協力したとされる[6]。しかし特殊な構造から搭載能力が低く、また40m以下の小型艇では航行時の安定性に欠けることが指摘されている[3]

    船体はステルス性を意識して、傾斜のついた艦橋やミサイル区画、多角形のマストで構成されているが、中央船体と左右船体の結合部は曲面になっている[3]。最初に建造された4隻の塗装は薄い灰色一色だったが、後に白・薄灰・濃灰・青の4色による迷彩が施された艦が登場した[5]。主に北海艦隊の艇に用いられており、一隻ごとに異なる塗装が施されている([1])。

    兵装

    船体後部には、左右に若干外向きの艦対艦ミサイル格納区画がある。搭載するミサイルは、当初YJ-8単装発射機と考えられていたが[3]、現在はYJ-83 4連装発射機だと考えられている。ただし発射区画の大きさから、搭載する弾数はさらに少ない可能性もある[5]。発射しないときには、ミサイルの発射口をシャッターで塞いており、これもステルス性の寄与に役立てている[3]

    艦橋前方には AK-630 CIWS 1基が搭載されている(当初はAK-230と考えられていた[3])。砲射撃指揮装置(GFCS)としては、原型ではレーダー式のMR-123-02「ヴィーンペル」(NATO名「バス・ティルト」)が用いられていたのに対し、国産新開発の電子光学式のHEOS-300を搭載している。CIWSとしての運用は不明だが、多銃身の30mmガトリング砲は低速の対空目標や水上目標に対しては大きな脅威となる。

    また、AK-630の左右にはチャフ発射機が確認されている[3]。艦橋上には各種電子機器のアンテナが並び、他の艦艇やヘリコプターとの情報共有のためのデータ・リンク受信装置と考えられている[5]

    運用

    2005年に艦番号2208~2211の4隻が就役していることが判明した。試験艦の見方もあった[3]が、2007年には6社で25隻が就役して15隻が建造中[5]、2013年までに83隻が建造・配備され、老朽化著しい黄蜂型ミサイル艇を更新しつつある。

    参考文献

    [脚注の使い方]
    1. ^ 「写真特集 今日の中国軍艦」『世界の艦船』第816号、海人社、2015年5月、46頁、NAID 40020406561。 
    2. ^ Eric Wertheim (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition. Naval Institute Press. p. 125. ISBN (978-1591149545) 
    3. ^ a b c d e f g h i 「注目の中国新型艦艇 (特集・中国海軍 その現況と将来)」『世界の艦船』第647号、海人社、2005年9月、77-89頁、NAID 40006794994。 
    4. ^ Axe, David (August 4, 2011). "China Builds Fleet of Small Warships While U.S. Drifts". Wired.com. Retrieved 2012-02-04.
    5. ^ a b c d e f 「注目の中国新型艦艇 (特集・中国海軍の新型艦艇)」『世界の艦船』第686号、海人社、2008年2月、83-103頁、NAID 40015771003。 
    6. ^ 竹田純一「艦隊の世代交代を急ぐ中国海軍 (特集・中国海軍の新型艦艇)」『世界の艦船』第686号、海人社、2008年2月、75-81頁、NAID 40015771002。 
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