米子大瀑布(よなこだいばくふ)は、長野県須坂市米子にある滝。日本の滝百選のひとつ。
米子大瀑布 (権現滝/不動滝) | |
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権現滝(左)と不動滝(右) | |
所在地 | 長野県須坂市米子 |
位置 | 権現滝 北緯36度34分00秒 東経138度24分21秒 / 北緯36.56667度 東経138.40583度 不動滝 北緯36度34分04秒 東経138度24分14.5秒 / 北緯36.56778度 東経138.404028度 |
落差 | 75 / 80 m |
滝幅 | 5 / 4.5 m |
水系 | 信濃川 |
プロジェクト 地形 |
2016年10月3日、権現滝・不動滝、周辺にあるその他十数条の滝を包括して米子瀑布群(よなこばくふぐん)として国の名勝に指定された[1]。
概要
四阿山のカルデラを北に切る谷口を落ちる権現滝と不動滝という二つの滝からなる。外輪山のうち西側の根子岳北東麓の標高1,500m付近は急峻な岩崖が囲むように続いており、ここをカルデラ内の雨水を集めた米子川の支流が下って滝となっている。いずれも(直瀑)で、落差は権現滝が82メートル、不動滝が89メートルある。これだけの落差の滝が二つ並ぶというのは日本国内において珍しい。両滝の水は周辺の渓流を合流させ、須坂市内を北西へと流れ、千曲川(長野県内における信濃川の呼称)に注ぐ。
2つの滝は米子不動尊の神体であり、不動瀧は別名「白龍の瀧」、権現瀧は別名「黒龍の瀧」、二つを総称して「双龍の瀧」という名もある[2]。
1919年頃に建てられた「滝山館」という山小屋があったが、2000年代に経営していたオーナーがなくなったため老朽化して廃墟となっていた[3]。2018年から改修工事が行われ、2023年以降「根子岳山荘(ねこだけさんそう)」として再出発するプロジェクトが進んでいる[4][3]。
アクセス
上信越自動車道・須坂長野東インターチェンジから国道403号、国道406号などを経由して約40分で無料駐車場に至る。大瀑布周辺には1周約1時間半の遊歩道が整備されている。駐車場から約900メートル、滝から流れ出した川の対岸に、旧・米子鉱山の鉱滓堆積場跡地に作られた公園がある。ここより眺望できる両滝は絶景である。
2019年10月の台風19号で林道が崩れて立ち入り禁止となっていたが、2023年5月23日に4年ぶりに開通した[4][3]。
脚注
関連項目
外部リンク
- 米子大瀑布(須坂市観光協会)
- 米子不動尊・不動寺