笹ヶ瀬川(ささがせがわ)は、岡山県岡山市を流れる二級河川。流路延長23.78km。昔話『桃太郎』において桃が流れてきた川のモデルとなった河川とされている[1][2]。
地理
災害
2011年9月3日、台風12号の直撃により、水位が上昇。堤防を越えて氾濫する恐れがあるとして福田・(陵南)・御南・芳田・藤田地区などの住民に避難勧告(一部地域は避難指示)が発令された。同市の旭川も含め、避難対象は市内9万1802世帯、約30万人に上った。支流の足守川の水位が堤防を越え山田地区に水害が発生、避難勧告により住民が避難。一部の民家が取り残された[3]。
歴史
主な支流
- 足守川- 岡山市北区掛畑および河原と吉備中央町竹部を分かつ妙見山および黒嶽の南麓に水源をもつ河川。岡山市南区古新田で笹ヶ瀬川本流に合流する。
- 血吸川 - 総社市奥坂に水源を持ち南下する河川。足守川支流。岡山市新庄上で足守川に合流する。河川土砂に砂鉄が混ざっており、それらの表面が錆びて川底が赤く変色するように見える時があり、そこから「血吸」の名がつけられた。地元の吉備津彦社宮縁起では「桃太郎の攻撃に傷ついた鬼が血を流しながら逃げたもの(その時に川が赤く染まり、その赤が現在でも落ちない)の捕えられた川」として伝わる。
- 砂川 - 岡山市北区横尾および長野に水源を持ち岡山県道61号妹尾御津線に沿って南下する川。北区尾上で笹ヶ瀬川本流に合流する。
- 中川 - 岡山市北区富吉および佐山に水源を持ち岡山県道239号上芳賀大窪線に沿って南下する川。北区一宮で笹ヶ瀬川本流に合流する。
脚注
関連項目
外部リンク
- 笹ヶ瀬川水系河川整備基本方針平成19年7月 岡山県