沿革
第44師団は、1944年(昭和19年)4月4日に本土防衛強化のため、留守第4師団を基幹に大阪で編成された。当初は中部軍隷下にあったが1945年(昭和20年)3月から関東平野に進出し、同年4月8日に新設された第51軍戦闘序列に編入され、沿岸配備師団が防いでいるところに出撃し攻撃をかける機動打撃師団として、本土決戦に備えるなかで終戦を迎えた。
師団概要
歴代師団長
- 関原六 中将:1944年(昭和19年)4月6日 - 1944年(昭和19年)4月13日
- 川並密 中将:1944年(昭和19年)7月8日 - 1945年(昭和20年)3月19日
- 谷口春治 中将:1945年(昭和20年)3月19日 - 終戦
参謀長
- 村岡弘 大佐:1944年(昭和19年)4月6日 - 終戦[1]
最終所属部隊
脚注
- ^ 『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』459頁。
参考文献
- 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
- 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
- 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。