空木平カール(うつぎだいらカール)とは、中央アルプス・空木岳(2,864m) の東側、標高2,500-2,700mに広がるカール(圏谷)地形である。空木平や空木カールとも呼ばれる。
登山道
空木岳登山道の(池山尾根)上部の分岐((写真)) から登山道が2本に分かれ、左は空木平カール、右は圏谷北側稜線への登山道となる。空木平のコースの多くは樹林帯で展望はあまりないが、高山植物が豊富である。稜線のコースは森林限界を越え、駒石などの巨岩が点在する展望の良い尾根道となるが、高山植物は少ない。
登山口から分岐までコースタイム
- 菅ノ台 - 林道終点 - 池山小屋 - 大地獄・小地獄 - 分岐 (6~7時間)
分岐から山頂までのコースタイム
- 分岐 ― 空木平 ― 空木岳 (約1時間)
- 分岐 ― 駒石 ― 空木岳 (約1時間)
登山施設
- 空木平の中央に空木平避難小屋(無人)がある。小屋周辺は高山植物のお花畑が広がる。