歴史
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。線路はほぼ北西から南東に走り、ホームは北東に設けられている。(側線)が1本あり、構内の芝川方で(本線)から南側に分岐し、十島方面に進んだ後駅の十島方にある稲子踏切の手前で途切れている。
駅舎は駅の構内の十島寄りでホームに接して建てられている。1990年代までは開業以来の木造駅舎が残っていたが、他の無人駅と同時期に立て替えられた。現在の駅舎はコンクリート打ち放し一階建てのいたって小さな建物で、内部には人の数人入れる待合所があるのみとなっている。無人駅で自動券売機の設置はなく、当駅で切符を購入することはできない。富士宮駅が当駅を管理している。
駅出入口(2022年9月)
待合所(2022年9月)
利用状況
「静岡県統計年鑑」と「富士宮市の統計」によると、近年の1日平均(乗車人員)は以下の通りである[4][5]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1993年 | 98 |
1994年 | 99 |
1995年 | 96 |
1996年 | 107 |
1997年 | 100 |
1998年 | 93 |
1999年 | 87 |
2000年 | 81 |
2001年 | 不明 |
2002年 | 〃 |
2003年 | 〃 |
2004年 | 〃 |
2005年 | 〃 |
2006年 | 33 |
2007年 | 32 |
2008年 | 33 |
2009年 | 29 |
2010年 | 17 |
2011年 | 13 |
2012年 | 12 |
2013年 | 12 |
2014年 | 11 |
2015年 | 8 |
2016年 | 7 |
2017年 | 8 |
2018年 | 8 |
2019年 | 8 |
駅周辺
下稲子の集落にある静かな駅で、周辺には商店や食堂が数軒ある。このあたりの富士川は大きく蛇行しており、十島駅との間の身延線にはトンネルが二つある。
稲子川が富士川に注ぐ地点が近く、十島駅付近から身延線に沿ってきた国道469号は当駅近くで進路を変え、以後は稲子川をさかのぼって行く。身延線の線路が駅の甲府方ですぐわたるのが八幡沢(やっぱたざわ)で、この沢は駅のすぐ下手で稲子川に注いでいる。
広い河川敷をはさんだ対岸には橋上の集落があるが富士川を渡る橋がないため当駅からは不便である。
駅周辺の主要なスポットとしては(新稲子川温泉)(ユートリオ)、(稲子川温泉)、稲子聖観音、天子七滝、平維盛のものとされる墓、(飛図温泉)、(桜峠)などがある。
バス路線
「稲子駅」停留所にて、宮バスの路線が発着する。
- 宮12:上稲子落合 / 芝川会館 ※平日土曜3本のみ運行
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
- 国土地理院地図閲覧サービス - 稲子駅周辺の1/25000地形図