歴史
1622年(元和8年)、福正房栄叶によって開山された。その頃、当地では疫病が流行していた。福正房栄叶は疫病退散のため、現在の境内があるところで加持祈祷を行った。7日目の夜、薬師如来が現れ、「自分は今、土中にあるので掘り出して供養せよ。そうすれば願い事は必ず成就する。」というお告げを出した。早速地面を掘ったところ、土中から薬師如来像が出土、安置して供養した。その後疫病は終息に向かった。その奇跡を目の当たりにし、この薬師如来を本尊とする寺を創建することになった[2]。
交通アクセス
- 杉戸高野台駅より徒歩19分。
脚注
- ^ a b 新編武蔵風土記稿 下野村.
- ^ a b インデックス編集部 編『訪ねてみたい埼玉のお寺』インデックス、2006年、116-117p
参考文献
- インデックス編集部 編『訪ねてみたい埼玉のお寺』インデックス、2006年
- 「下野村 福正院」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ35葛飾郡ノ16、内務省地理局、1884年6月。(NDLJP):763980/49。