福井道路(ふくいどうろ)は、地域高規格道路の阿南安芸自動車道のうち、徳島県の桑野ICから小野ICまでの区間のことである。国道55号の事業中のバイパス道路。
概要
桑野道路も完成した場合の効果は以下の通り[1]。
- 所要時間66 %短縮(阿南IC - 小野IC:従来27分→整備後12分)。
- 既存現道の混雑緩和、安全性・沿道環境向上(国道55号阿南市役所付近、徳島県道24号羽ノ浦福井線上中町交差点等)。
- 渋滞緩和により二酸化炭素排出量5,000 t削減(未整備117.5千 t→整備後112.5千 t、甲子園球場40個分広葉樹林)。
- 緊急搬送時間の短縮(県西部は30分圏達成済)。
- 東南海・南海地震による津波被害を回避した避難・緊急物資輸送路確立。
路線データ
- 起点:徳島県阿南市内原町桜木
- 終点:徳島県阿南市福井町小野
- 全長:9.6 km
- 規格:第1種第3級
- 道路幅員:12.0 m
- 車線数:2車線
- 車線幅員:3.5m
- 設計速度:80 km/h
- 通行料金:無料
沿革
- 1994年(平成6年)12月 : 阿南安芸自動車道全体が計画路線に指定。
- 1998年(平成10年)12月18日 : 調査区間に指定。
- 2000年(平成12年)12月21日 : 整備区間指定後に実施する現地調査の一部を2001年度から先取りして実施することが決定したと報道される。[要文献特定詳細情報]
- 2008年(平成20年)10月14日 : 国の担当で整備すると報道される。[要文献特定詳細情報]
- 2009年(平成21年)11月24日 : 徳島東部都市計画道路変更素案発表。
- 2009年12月(平成21年) - 2010年(平成22年)1月 : 都市計画変更に関する説明会・素案縦覧・公聴会。
- 2010年(平成22年)4月30日 : 都市計画決定。
- 2012年(平成24年)4月6日 : 事業化。
- 2012年(平成24年)7月3日-5日 :測量・調査立ち入り説明会を開催。
- 2015年(平成27年)5月27日 - :地元説明会を開催。
- 2015年(平成27年)11月24日 - :道路幅杭・現地協議に着手。
- 2016年(平成28年)2月22日 - :境界立会・用地測量調査に着手。
- 2016年(平成28年)10月26日 - :用地説明会に着手。
- 2016年(平成28年)12月 - :用地補償協議に着手。
- 2020年(令和2年)2月21日 - :埋蔵文化財試掘調査に着手。
今後の開通予定
位置関係
通過する自治体
インターチェンジなど
主な橋・トンネル
橋
- 桑野IC - 新野IC
- 第6橋 (70 m)
- 第7橋(45 m・徳島県道35号阿南相生線)
- 新野IC - 小野IC
トンネル
- 桑野IC - 新野IC
- 第4トンネル (950 m)
- 第5トンネル (650 m)
- 第6トンネル (350 m)
- 新野IC - 小野IC
- 第7トンネル (1,080 m)
脚注
- ^ 出典:2009年12月桑野福井道路都市計画変更説明会説明より[要文献特定詳細情報]
- ^ 徳島新聞 2011年度に日和佐道路全線開通の見通し 2010年9月15日, at the Wayback Machine.
関連項目
外部リンク
- 一般国道55号福井道路 - 国土交通省四国地方整備局 徳島河川国道事務所