『皇帝』(こうてい)は、宝塚歌劇団のミュージカル作品。星組[1][2]公演。形式名は「宝塚ミュージカルロマン[1][2]」。宝塚は14場[1]、東京は15場[2]。
作・演出は植田紳爾[1][2]、演出は石田昌也[1][2]。併演作品(本公演のみ)は『ヘミングウェイ・レビュー[1][2]』。
解説
※『宝塚歌劇100年史(舞台編)』の宝塚大劇場公演[3]参考。
紀元1世紀のローマ帝国。栄邁の誉れ高い皇帝ネロは、母のアグリッピナの横暴さを見かねて、自らの手で母を葬り、悪逆非道な暴君として生涯を全うしようと決意する。しかし、それは母の名誉を守るための偽りの姿だと、妻のオクタヴィアだけは見破っていた。
暴君として歴史に名高いネロに新しい角度から焦点を当て、その半生を描いた作品。ネロの強靭な精神性に光を当てて、悪の称号に毅然と向かう心の軌跡を描いた。トップスター・麻路さきの宝塚退団公演である。
公演期間と公演場所
スタッフ
※氏名の後ろに「宝塚」「東京」の文字がなければ両劇場共通。
- 作曲・編曲[1]:吉田優子/寺田瀧雄
- 音楽指揮[1]:岡田良機
- 振付[1]:羽山紀代美/(藍エリナ)/前田清実/若央りさ
- 装置[1]:(石濱日出雄)/(関谷敏昭)
- 衣装[1]:(任田幾英)
- 照明[1]:(勝柴次朗)
- 音響[1]:(加門清邦)
- 小道具[1]:(伊集院撤也)
- 効果[1]:(切江勝)
- 演技指導[1]:美吉左久子
- 演出助手[1]:大野拓史/児玉明子
- 装置補[1]:(広森守)
- 衣装補[1]:(田口美香)/(河底美由紀)
- 舞台進行[1]:(川口俊一)
- 舞台監督[2]:(藤村信一)(東京)/(増田宏幸)(東京)/(武井隆二)(東京)/木村信也(東京)
- 制作[1]:阿古健
- 演奏[1]:(宝塚管弦楽団)
- 衣装生地提供[1]:株式会社クラレ
- 演出担当(新人公演)[4][2]:大野拓史
特別出演(本公演)
※氏名の後ろの()は1998年当時の所属組。
主な配役
※下記のデータは宝塚・東京の両劇場共通。()は新人公演。
脚注
参考文献
- 編集:(森照実)・(春馬誉貴子)・(相井美由紀)・山本久美子、執筆:(國眼隆一)『宝塚歌劇90年史 すみれの花歳月を重ねて』宝塚歌劇団、2004年4月20日。ISBN (4-484-04601-6)。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN (978-4-484-14600-3)。