概要
- 楽曲制作のきっかけは、1963年5月の金沢公演で、橋が軍刀を持った暴漢に襲われ、背中を切られただけでなく、刀を掴んだ指がグラグラになるほどの重傷を負ったことである[2]。応急処置の後、東京に戻り慈恵医大に入院した橋を、恩師の佐伯孝夫と吉田正が見舞い、その時、「清楚な白い制服を着て、かいがいしく働いている看護婦をみて、(佐伯作詞、吉田作曲で)曲が作られた」[3]
- 橋にとって、初めてのセリフ入りの曲である。
- セリフは作詞当初からのものではなく、橋が吹き込みの時、その場で佐伯が追加作詞したものである[4]
- 本作のヒットを受けて、佐伯作詞、吉田作曲で『赤いブラウス』『青いセーター』が制作された(本作と合わせて「カラーシリーズ三部作」[5]と言われる)。『明星』月間ランキング第一位(第7回)となる。
- c/wの「芸魂」も、佐伯、吉田の作詞作曲であるが、橋には珍しい「根性ソング」となっている。
収録曲
収録アルバム
- 『橋幸夫<BEST ONE>』1996/10(VICL-816)
- 『橋幸夫<TWIN BEST>』[2CD]1998/11(VICL-41033~4)
- 『橋幸夫が選んだ橋幸夫ベスト40曲』[2CD]2000/10(VICL-60641~2)自選ベスト
- 『吉田正作品集/橋幸夫』2004/5(VICL-61403)
.....他
出典
- ^ 「シングルレコード・ディスコグラフィティ」橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』(ISBN 4-948735-16-7) ワイズ出版(東京)1993/6 168-209頁参照
- ^ 橋幸夫著『シオクルカサ(潮来笠)の不思議な世界:エピソードで綴る波乱の歌手伝説』(ISBN 978-4-87969-106-4) 日刊現代(東京)2007/4 52-53頁
- ^ ミュージックブック『橋幸夫・吉永小百合 夢のコンビ』(MBK3083)日本ビクター出版 1963/12 11-12頁
- ^ ミュージックブック『橋幸夫ベスト12曲』(SB4501)日本ビクター出版 1965/9 14頁
- ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』前掲 48頁