概説
白棚鉄道の番沢停留場として1929年に開業したのが始まりである。その後、1938年の鉄道省借り上げに伴い駅に昇格、1941年の鉄道省の買収の際に省営鉄道の駅となったが、戦局の悪化に伴い、白棚線が不要不急路線として休止されたため、鉄道駅としての営業も休止となった。
第二次世界大戦が終結した後も、鉄道駅としての営業が再開されることはなかったが、白棚線が線路跡をバス専用道とした日本国有鉄道自動車局(国鉄バス)の自動車路線である白棚高速線として営業が開始されることになり、1957年4月26日よりバス専用道上に番沢停車場として営業を開始した。この時、プラットフォームと待合室が整備されている。
歴史
廃線後の状況
廃線跡をバス専用道としているため、鉄道時代の痕跡はほとんどないが、2008年現在でも専用道上のバス停留所として機能している。かつての番沢駅と同一地点に設置されており、停車場中心も定められた。
脚注
参考文献
- 『白棚高速線開業50周年』(2007年7月号・ジェイアールバス関東東北道統括支店発行)