座標: 北緯40度53分17秒 東経140度20分21秒 / 北緯40.88806度 東経140.33917度
田小屋野貝塚(たごやのかいづか)は、青森県つがる市木造にある、縄文時代前期から中期の貝塚遺跡[1]。青森県西部、津軽半島岩木川左岸の標高10メートルから15メートル程度の丘陵東南端部に立地する[2]。
田小屋野貝塚
1928年に中谷治宇二郎と(今井冨士雄)が発掘し、1944年6月26日に国の史跡となった。指定面積は約1万4千m2。2021年(令和3年)、「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界文化遺産に登録された。
1990年と1993年に県立郷士館が発掘調査し、1棟の竪穴住居跡が発見されている[3]。日本海側にある貝塚は、田小屋野貝塚を含めても数が少ない。縄文時代前期~中期の円筒土器や、それに続く土器や石器・(石製品)・土製品・骨角器、貝輪などが出土している。ヤマトシジミ、イシガイなどの貝類を中心に、魚類や鳥類、哺乳類などの骨が出土しており、(ベンケイガイ)は特に出土数が多く、その数は60点ほど。一説によれば、ここで作られたベンケイガイの貝輪は、北海道に持ち込まれた。
田小屋野貝塚
場所
出典
- ^ 『(田小屋野貝塚)』 - コトバンク
- ^ “田小屋野貝塚”. 北海道・北東北の縄文遺跡群. 2020年11月20日閲覧。
- ^ a b “田小屋野貝塚|青森県庁ウェブサイト Aomori Prefectural Government”. www.pref.aomori.lg.jp. 2020年11月20日閲覧。