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玄証(げんしょう、久安2年(1146年)- 元久元年(1204年)?)は、平安時代末期から鎌倉時代前期にかけての真言宗の僧。号は閑観房。没年については1204年〈元久元年)とされるが、1206年〈建永元年〉ごろまで生きていたようである。
略歴
覚鑁の付法弟子である大乗房(証印)および醍醐寺(範果)から真言密教を学んだ。高野山月上院に住した。1193年(建久4年)宜秋門院の安産祈願を行い、伝灯大法師位に叙せられた。多くの密教に関する図像・経典類を書写して収集しており、京都高山寺に数多く残されている。