爬形類(はけいるい、Reptiliomorpha)あるいは爬虫様類(はちゅうようるい)は、四足類に属する脊椎動物の一群である。爬虫類に類似した両生類、または有羊膜類とそれに関連する四肢動物を指す分類学上の名称。
爬形類 Reptiliomorpha |
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分類 |
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界 | : | 動物界 Animalia | 門 | : | 脊索動物門 Chordates | 亜門 | : | 脊椎動物亜門 Vertebrata | 階級なし | : | 四足類 Tetrapoda | 階級なし | : | 爬形類 Reptiliomorpha |
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和名 |
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爬形類(はけいるい) 爬虫様類(はちゅうようるい) |
下位分類群 |
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- (ディアデクテス様類) Diadectomorpha
- 有羊膜類 Amniota
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この言葉は1934年にスウェーデンの古生物学者Gunnar Säve-Söderberghによって、ペルム紀の爬虫類に似た迷歯類の総称として造られたが、結局アメリカの古生物学者アルフレッド・ローマー (Alfred Sherwood Romer) が提唱した炭竜類 Anthracosauria という学名に取って代わられた。
リンネ式分類学を取り入れた考え方では上目のランクを与えられ、絶滅種である爬虫類的両生類のみを含む。爬形上目は石炭紀に現れ、石炭紀中期には真の爬虫類が生まれていたにもかかわらず、ペルム紀中期までは陸上でも繁栄し続けた。陸生種が絶滅した後も生存した水生種もほとんどがP-T境界を越えることができず、クロニオスクス科が三畳紀初期まで生き延びたのみである。
1990年代に分岐学が盛んになると、再びこの用語が使われるようになる。ファイロコードでは、更にそれから進化した有羊膜類全てを含む、非常に大きな単系統群である。
下位分類 以下はLaurin & Reisz (1997) による。
- 四肢動物上綱 Tetrapoda
- 爬形上目 Reptiliomorpha
- (カエロラキス)科 Caerorhachidae
- (トコサウルス)科 Tokosauridae
- (クロニオスクス)目 Chroniosuchia
- (エムボロメリ)目 Emblomeri
- (エオヘルペトン)科 Eoherpetontidae
- (アンスラコサウルス)科 Anthracosauridae
- プロテロギリヌス科 Proterogyrinidae
- エオギリヌス科 Eogyrinidae
- アルケリア科 Archeriidae
- セイムリア形目 Seymouriamorpha
- (コトラッシア)科 Kotlassiidae
- (ディスコサウリスクス)科 Discosauriscidae
- セイムリア科 Seymouriidae
- シームリア Seymouria
- (ソレノドンサウルス) Solenodonsaurus
- (ウェストロティアナ) Westlothiana
- (階級なし)(コティロサウルス)形目 Cotylosauria
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