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灯籠流し

灯籠流し(とうろうながし, Water lantern)は、死者の魂を弔って灯籠(灯篭)を海や川に流す行事。とうろう流し灯篭流しとも表記する。

中国・湖南省の水灯籠

灯籠流しはインドで生まれ、後にヒンドゥー教および仏教文化の伝播の影響によって、東南アジアや東アジアに広まった。

中国

水燈籠と呼ばれ、唐代の頃から元宵節中秋節、中国旧正月、香港のクリスマスなど、伝統的な中国の祭りで行われてきた。水燈、流燈、河灯、江燈、湖燈、水燈頭、照冥などと様々な呼称がある。

日本

 
国領水無月祭り灯篭流し(兵庫県)

日本においては、一般的にはお盆の行事送り火の一種であり、夏祭りや(花火大会)などと合同で行われることが多い。しかしながら「お盆」時期についての解釈が地方によって異なることや、特別の追悼行事として行う場合もあり、日本全国で一斉に行われるわけではない。また、灯籠流しを行わない地域も多い。雛祭りの原型とされる流し雛の行事との類似性が指摘される。

広島や長岡のように戦死者の霊を弔う為に第二次世界大戦後に灯籠流しを始めた地域も多かったが、1970年代に入ると海や川の汚染が問題になり、灯籠をそのまま流すことを中止する地域も現れた。1972年には琵琶湖で中止になったほか、1973年には静岡市巴川で中止となった[1]。自治体が放流を禁じている例もあり、その場合は川の下流などで灯籠を回収したり、河川敷や海岸に集め回収することになる。しかし費用の問題から狭い範囲で実施することで回収を容易にしたり、回収せずにそのまま流したりする例もある。

2018年6月1日夜に、石川県金沢市金沢百万石まつりの一環で行われた灯籠流しで、約1200個の灯籠を川に流したところ、密集した灯篭に火が燃え広がり、約600個の灯篭が燃える事態が発生した。消防によって10分後に消し止められ、けが人はいなかったという[2]

主な灯籠流し

 
川裾祭りでの灯篭流し(兵庫県丹波市市島)。
 
花火大会が同時に開催される場合が多い(市島川裾祭り)。
  • 日本国内
  • 日本国外
    • アラモアナビーチハワイ
      真如苑の主催により、毎年のメモリアルデー(戦没者追悼記念日)に行われる。ハワイではこれ以外にも、ラハイナ浄土院など日系人菩提寺による灯篭流しも行われている。
    • プージャー(インド
      ワーラーナシー(バラナシ)など河岸の聖地ではPuja(プージャー、サンスクリット語の供養より)という灯篭流しが毎晩行われる。木の葉や花で作った小船に、ろうそく、花を入れてガンジス川に流す。
    • ローイクラトンタイ)(「ロイクラトーン」「ロイクラトン」「ローイカトン」とも)
      毎年、タイの陰暦の12月の満月の日に行われる。川の女神に感謝と謝罪の意を表すため、川や池などに灯篭を流す。(ということで日本のように死者の供養の意味合いは無い)。灯篭は、もともとバナナの葉で作られていたが、最近は環境に配慮しパンで作られた物も多く売られている。灯篭の中には、きれいな花を飾り、ろうそくや線香を立て、自分の髪の毛や爪などを入れる。最近は若いカップルが一緒に灯篭を流して愛を確かめ合うという行事になっている。特にスコータイで盛大に行われる。ロイクラトーンのイベントの中では、美人コンテストが特に有名。
    • ブラジル(レジストロ市)
      水難事故で亡くなった日本人を慰霊するために行った灯籠流しが土着化。11月2日の死者の日に死者の霊を慰めるために行われるようになった。2014年には2,500基以上の灯籠が流される規模となっている。

画像一覧

環境問題と対策

各国で環境への配慮が考えられ、数量制限[4]、環境に配慮した素材[5]、下流で回収が行われる[6][7]

脚注

  1. ^ 「風情かゴミか 灯ろう流し」『朝日新聞』昭和44年(1974年)6月24日夕刊、3版、11面
  2. ^ 川に流した灯籠600個燃える 「加賀友禅灯ろう流し」 金沢
  3. ^ 永平寺大燈籠ながし 日本夜景遺産認定プロジェクト、2021年8月18日閲覧。
  4. ^ “水燈節 市政府籲1家庭1水燈 _綜合新聞_泰國世界日報”. www.udnbkk.com. 2023年1月20日閲覧。
  5. ^ “環境に配慮した「流し灯籠」を開発 脱プラ、もなかの皮を利用 長崎”. 毎日新聞. 2023年1月20日閲覧。
  6. ^ 日本放送協会. “河口湖で灯籠流し 3年ぶりに一般からの参加も 富士河口湖町|NHK 山梨県のニュース”. NHK NEWS WEB. 2023年1月20日閲覧。
  7. ^ “”. web.archive.org. 2023年1月20日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 永平寺 大燈籠ながし
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