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満塁本塁打

満塁本塁打(まんるいほんるいだ)またはグランドスラム (grand slam) は、野球ソフトボールにおいて、3つ全ての塁に走者がいる満塁の場面での本塁打(ホームラン)である。従って、1つのプレーで4打点が入る。

The Dickson Baseball Dictionaryによると、「グランドスラム」という用語はコントラクトブリッジに由来する。ゴルフテニスでも、全てのメジャー大会で優勝することをグランドスラムという。

日本プロ野球での主な記録

職業野球が始まった1936年9月23日甲子園名古屋軍岩田次男金鯱内藤幸三から打ったのが日本プロ野球初の満塁本塁打だった[1]

2017年9月29日にプロ野球通算10万号本塁打が記録されたが、そのうち満塁本塁打は1リーグ時代82本、セ・リーグ1097本、パ・リーグ1108本の合計2287本[2]

MLBでの主な記録

トロイ・トロージャンズロジャー・コナーは、1881年9月10日にメジャーリーグベースボール(MLB)で初めて満塁本塁打を打った選手であると信じられている。1871年9月5日に全米プロ野球選手協会のボストン・レッドストッキングス(現在のアトランタ・ブレーブス)に所属する(チャーリー・グールド)が打っているが[5]、全米プロ野球選手協会はMLBであると認識されていない。

 
1987年、ドン・マッティングリーはシーズン6本の記録を樹立した。

アレックス・ロドリゲスは、2013年9月20日にそれまでのルー・ゲーリッグの23本の記録を抜き、MLBの歴史上最多の24本目の満塁本塁打を放った。ドン・マッティングリーは、1987年に1シーズンで6本の記録を持っている。トラビス・ハフナーは2006年にマッティングリーの記録に並んだ。また2009年には、アルバート・プホルスは、1955年にアーニー・バンクスが記録した1シーズン5本のナショナルリーグ記録に並んだ[6]

1881年のコナーズの最初のものを含め、いくつかの満塁本塁打は1点差のサヨナラ本塁打であった。野球ファンの中には、これを「究極の満塁ホームラン」("ultimate grand slam")と呼ぶ者がいる[7]ロベルト・クレメンテは、1点差のサヨナラランニング本塁打を打った唯一の選手である。これは、1956年7月25日に、外野が広いことで知られるフォーブス・フィールドで行われた試合で、ピッツバーグ・パイレーツシカゴ・カブスを9-8で破った。

2005年のシーズンでは5017本の本塁打のうち、2.6%の132本が満塁本塁打であった。2006年6月13日から14日にかけて、ミネソタ・ツインズボストン・レッドソックスとの連続した2試合で満塁本塁打を放った。そのうち6月13日のものは、ジェイソン・クベルによる延長12回のサヨナラゲームとなった。

2006年6月23日から25日にかけて、シカゴ・ホワイトソックスヒューストン・アストロズとの連続した3試合で満塁本塁打を放った。スコット・ポドセドニックは第1試合で、生涯唯一の満塁本塁打を放った。翌日ジョー・クリーディも生涯唯一の満塁本塁打で続き、第3戦では9回裏ツーアウトから井口資仁が同点に追いつく満塁本塁打を放った(この試合8回裏には、井口はスリーランも打っている)。ホワイトソックスは、1993年にデトロイト・タイガースが達成して以来のチームとなった。一方、2007年のカンザスシティ・ロイヤルズは、4月13日と14日にボルチモア・オリオールズ、4月16日にタイガースと3試合連続で満塁本塁打を浴びた。

また2006年には、クリーブランド・インディアンスのトラビス・ハフナーは、オールスター前に5本の満塁本塁打を放った(6本目は8月13日に打った)。7月16日、ニューヨーク・メッツカルロス・ベルトランクリフ・フロイドは、シカゴ・カブス戦で11得点を奪った6回に満塁本塁打を放ち、MLBとしては8度目、ナショナルリーグとしては4度目の1イニング2満塁本塁打を記録した。

MLB初打席で満塁本塁打を放った選手は、これまでに4人いる。1898年の(ビル・ダグリビー)、2005年のジェレミー・ハーミダ、2006年のケビン・クーズマノフ、2010年のダニエル・ナバである。クーズマノフ、ナバ、ダグリビーは、初球であった。また、ハーミダは代打であった。

アトランタ・ブレーブスの(トニー・クロニンガー)は、1966年のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で、1試合に2度の満塁本塁打を放った。これは、投手としては唯一の記録である。

シアトル・マリナーズフェリックス・ヘルナンデスは、2008年6月23日のニューヨーク・メッツ戦でエースのヨハン・サンタナから、1973年に指名打者制が施行されて以降、アメリカンリーグで投手として初めて満塁本塁打を放った[8]

 
フェルナンド・タティスは、1イニングに2本の満塁本塁打を放った唯一の選手である。

1イニングに2本の満塁本塁打を放った唯一の選手は、セントルイス・カージナルスフェルナンド・タティスで、1999年4月23日にドジャー・スタジアムで、ロサンゼルス・ドジャース朴賛浩から、3イニング目に打った。1試合に2本の満塁本塁打も、クロニンガーに続いてナショナルリーグで2度目であった。朴は、1イニングに2本の満塁本塁打を打たれた2人目の大リーガーとなった。1人目はピッツバーグ・パイレーツの(ビル・フィリップス)で、1890年8月16日に(トム・バーンズ)とマラカイ・キットリッジに打たれた。同じ打者から打たれたのは、朴が初めてである。タティースは、これが初めての満塁本塁打であった。ボストン・レッドソックスのビル・ミラーは、2003年7月29日のテキサス・レンジャーズ戦で、史上唯一、1試合に左右両打席での満塁本塁打を放った。ニューヨーク・メッツのロビン・ベンチュラは1999年5月20日のミルウォーキー・ブルワーズ戦で、史上唯一、ダブルヘッダーの両試合で満塁本塁打を放った。

2011年8月25日のオークランド・アスレチックス戦で、ニューヨーク・ヤンキースは史上初めて1試合に3本の満塁本塁打を記録した。ロビンソン・カノラッセル・マーティンカーティス・グランダーソンの3人で、3本とも異なるイニングに記録された。7-1のビハインドから、2本目の満塁本塁打で逆転し、最終的には22-9で勝利した。 2020年8月17日から20日にかけて、サンディエゴ・パドレステキサス・レンジャーズとの連続した4試合で満塁本塁打を放った。フェルナンド・タティス・ジュニアは第1試合で、翌日はウィル・マイヤーズ、第3戦では10回裏にマニー・マチャドが逆転サヨナラ満塁本塁打を放ち、4試合目には、エリック・ホズマーが満塁本塁打を放った。また、1試合目のフェルナンド・タティス・ジュニアが本塁打を打った際、レンジャーズの指揮官、クリス・ウッドワードが「不文律破り」などと批判し、タティースJr.の本塁打後、代わった投手が次の打者マニー・マチャドの腰の後ろを通過する、報復とも取れる投球をしたことで、投手に3試合、ウッドワード監督に1試合の出場停止処分が科された。

ワールドシリーズでの満塁本塁打一覧

試合 打者 球場 投手 イニング スコア
1920年 10月10日、第5試合 (エルマー・スミス), クリーブランド リーグ・パーク バーリー・グライムス, ブルックリン 1回 8-1, 勝
1936年 10月2日、第2試合 トニー・ラゼリ, ニューヨーク(AL) ポロ・グラウンズ (ディック・コフマン), ニューヨーク(NL) 3回 18-4, 勝
1951年 10月9日、第5試合 (ギル・マクドゥガルド), ニューヨーク(AL) ポロ・グラウンズ (ラリー・ヤンセン), ニューヨーク(NL) 3回 13-1, 勝
1953年 10月4日、第5試合 ミッキー・マントル, ニューヨーク エベッツ・フィールド (ラス・メイヤー), ブルックリン 3回 11-7, 勝
1956年 10月5日、第2試合 ヨギ・ベラ, ニューヨーク エベッツ・フィールド ドン・ニューカム, ブルックリン 2回 13-8, 負
1956年 10月10日、第7試合 (ビル・スコウロン), ニューヨーク エベッツ・フィールド (ロジャー・クレイグ), ブルックリン 7回 9-0, 勝
1960年 10月8日、第3試合 ボビー・リチャードソン, ニューヨーク ヤンキー・スタジアム (クレム・ラビーニー), ピッツバーグ 1回 10-0, 勝
1962年 10月8日、第4試合 (チャック・ヒラー), サンフランシスコ ヤンキー・スタジアム (マーシャル・ブリッジズ), ニューヨーク 7回 7-3, 勝
1964年 10月11日、第4試合 ケン・ボイヤー, セントルイス ヤンキー・スタジアム アル・ダウニング, ニューヨーク 6回 4-3, 勝
1964年 10月14日、第6試合 ジョー・ペピトーン, ニューヨーク スポーツマンズ・パーク (ゴーディー・リチャードソン), セントルイス 8回 8-3, 勝
1968年 10月9日、第6試合 (ジム・ノースラップ), デトロイト ブッシュ・メモリアル・スタジアム (ラリー・ジャスター), セントルイス 3回 13-1, 勝
1970年 10月13日、第3試合 デーブ・マクナリー, ボルチモア メモリアル・スタジアム (ウェイン・グレンジャー), シンシナティ 6回 9-3, 勝
1987年 10月17日、第1試合 ダン・グラッデン, ミネソタ メトロドーム ボブ・フォーシュ, セントルイス 4回 10-1, 勝
1987年 10月24日、第6試合 ケント・ハーベック, ミネソタ メトロドーム (ケン・デイリー), セントルイス 6回 11-5, 勝
1988年 10月15日、第1試合 ホセ・カンセコ, オークランド ドジャー・スタジアム ティム・ベルチャー, ロサンゼルス 2回 5-4, 負
1992年 10月22日、第5試合 (ロニー・スミス), アトランタ スカイドーム ジャック・モリス, トロント 5回 7-2, 勝
1998年 10月17日、第1試合 ティノ・マルティネス, ニューヨーク ヤンキー・スタジアム マーク・ラングストン, サンディエゴ 7回 9-6, 勝
2005年 10月23日、第2試合 ポール・コネルコ, シカゴ USセルラー・フィールド チャド・クオルズ, ヒューストン 7回 7-6, 勝
2016年 11月1日、第6試合 アディソン・ラッセル, シカゴ プログレッシブ・フィールド ダン・オテロ, クリーブランド 3回 9-3, 勝
2019年 10月26日、第4試合 アレックス・ブレグマン, ヒューストン ナショナルズ・パーク フェルナンド・ロドニー, ワシントン 7回 8-1, 勝
2021年 10月31日、第5試合 アダム・デュバル, アトランタ トゥルーイスト・パーク フランバー・バルデス, ヒューストン 1回 9-5, 負

オールスターゲームでの満塁本塁打一覧

打者 日付・場所 投手 イニング スコア
1983年 フレッド・リン, AL (ロサンゼルス) 7月6日, コミスキー・パーク アトリー・ハマカー, NL (サンフランシスコ) 3回 13-3, 勝

通算満塁本塁打数

 
アレックス・ロドリゲスは最多の25本の満塁本塁打を打っている。
 
ルー・ゲーリッグは、2013年まで最多の23本の記録を持っていた[9]

太字の選手は、2020年時点で現役である[10]

 1 - ナショナルリーグ記録

シーズン満塁本塁打数

 
トラビス・ハフナーは、2006年にマッティングリーの記録に並んだ。
ドン・マッティングリー 6   1987 (a)
トラビス・ハフナー 6   2006 (a)
アーニー・バンクス 5   1955 (n)
ジム・ジェンタイル 5   1961 (a)
(ジム・ノースラップ) 5   1968 (a)
リッチー・セクソン     5   2006 (a)
アルバート・プホルス 5   2009 (n)
フランク・シュルト 4   1911 (n)
ベーブ・ルース 4   1919 (a)
ルー・ゲーリッグ 4   1934 (a)
(ルディ・ヨーク) 4   1938 (a)
ビンス・ディマジオ 4   1945 (n)
(トミー・ヘンリック) 4   1948 (a)
ラルフ・カイナー 4   1949 (n)
(シド・ゴードン) 4   1950 (n)
アル・ローゼン 4   1951 (a)
レイ・ブーン 4   1953 (a)
アルバート・ベル 4   1997 (a)
マイク・ピアッツァ 4   1998 (n)
ジェイソン・ジアンビ 4   2000 (a)
エドガー・マルティネス 4   2000 (a)
フィル・ネビン 4   2001 (n)
アレクセイ・ラミレス 4   2008 (a)
ロビンソン・カノ 4   2011 (a)
スクーター・ジェネット 4   2017 (n)
ルルデス・グリエル・ジュニア 4   2021 (a)

a - アメリカンリーグ
n - ナショナルリーグ

マイナーリーグでの主な記録

マイナーリーグでは、チームによる1試合3本の満塁本塁打が達成されている。1991年5月16日にAAA級カルガリー・キャノンズタコマ・タイガースを相手に決めた。デイブ・コクレーン、チャック・ジャクソン、アロンゾ・パウエルの3人で、試合も22-7で大勝した[11][12]

出典

  • Ryczek, William J. (1992). Blackguards and Red Stockings; A History of Baseball's National Association 1871–1875. Wallingford, Connecticut: Colebrook Press. (ISBN 0-9673718-0-5)
  • Orem, Preston D. (1961). Baseball (1845–1881) From the Newspaper Accounts. Altadena, California: Self-published.
  1. ^ 【8月24日】1939年(昭14) フィリピン出身の強打者、リベラ 巨人軍史上初の満塁本塁打
  2. ^ 鈴木啓示が最多560被本塁打/10万号アラカルト
  3. ^ “Hawks pound Shimizu, Marines”. 2007年4月2日閲覧。 []
  4. ^ “2013年8月22日 【公式戦】 試合結果 (千葉ロッテvs埼玉西武)”. 2018年9月30日閲覧。
  5. ^ Charlton, James. “The Chronology - 1871”. BaseballLibrary.com. 2007年10月29日閲覧。
  6. ^ http://www.baseball-almanac.com/recbooks/rb_grsl.shtml
  7. ^ “Ultimate Grand Slams”. SI.com. (2002年5月18日). http://sportsillustrated.cnn.com/baseball/news/2002/05/17/ultimate_grand_slams 2002年7月30日閲覧。 
  8. ^ Stone, Larry (2008年6月24日). “Notebook - Grand slam by Felix Hernandez is one for the books”. The Seattle Times. http://seattletimes.nwsource.com/html/mariners/2008013961_marinotes24.html 2008年12月30日閲覧。 
  9. ^ “Lou Gehrig Grand Slams”. Baseball Almanac. 2013年9月21日閲覧。
  10. ^ “Career Leaders for Grand Slams” (英語). Baseball Almanac. 2021年4月12日閲覧。
  11. ^ 佐山和夫. 野球の英語A to Z:佐山和夫が語るアメリカ野球用語. 三修社. p. 36. ISBN (978-4384051773) 
  12. ^ Alonzo Powell - BR Bullpen - Baseball-Reference.com
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