歴史
開創は江戸時代初期とされるが不詳。当時の(大鳥郡)平井村[1]には萬福寺末寺の海岸寺、真言宗観音寺、真言律宗安楽寺の3ヶ寺があった。
明治初年に安楽寺が無住となったため、海岸寺の住職が安楽寺に入り、海岸寺と称した。
貞享年間(1684年 – 1688年)に泉州三十三所第7番の観音寺と元の海岸寺は廃寺となったため、3ヶ寺の仏像は全て新しい海岸寺に移され、現在に至る。
また、神仏分離により境内にあった鎮守社は和泉西国三十三箇所第6番の来迎寺と同様、多治速比売神社に合祀されたといわれる。
以前の本堂は昭和36年(1960年)の第2室戸台風で倒壊し、安置されていた大部分の仏像は大きな被害を受けた。現在の本堂は平成10年(1998年)に再建されたものである[2]。
行事
- 御影供(弘法大師)(4月20日・21日)
- 盂蘭盆会(施餓鬼)(8月16日)
交通
- 泉北高速鉄道深井駅から徒歩20分
- 南海バス「天の橋」から徒歩8分
脚注
参考文献
- 『和泉西国三十三所めぐり ふる里の観音さま』和泉西国会