歴史
昭和初期、津軽地方では漁業用のガラス製浮き玉を製造してる会社が複数あり、昭和48年（1973年）には、北洋硝子が生産高国内トップになるほど盛んに製造された。
昭和50年頃になると、プラスチック製の浮き玉が広く浸透し始め、ガラス製浮き玉の需要が激減し、昭和52年（1977年）に食器や花器などで構成された『津軽びいどろ』が誕生した[1]
特徴
材料は主に珪砂と色ガラスの二種類を用いており、珪砂を約1,500度の窯で溶かしてガラスのもとを作り、びいどろの種にしている。
初期の作品は、長年の浮玉製造で培った宙吹きの技法を用いて大ぶりな花器などが生産された。
スピン成形などの技法が取り入れられより安価な製品も作られるようになっている。
津軽びいどろの特徴の一つが絵付けなどを行わずに、色ガラスに拘り、多種にわたる色味を再現していることである。なかでも七里長浜の砂とガラスが混ざり産み出される緑色は代表的といえる。
主な製品
グラス、盃、箸置き、花瓶、オイルランプ、オーナメントなど
脚注
- ^ 津軽びいどろとは 石塚ガラスホームページ 2022年9月9日閲覧