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洗足学園大学附属幼稚園（せんぞくがくえんだいがくふぞくようちえん）は、神奈川県川崎市高津区にある私立幼稚園である。
| 洗足学園大学附属幼稚園 | |
|---|---|
| 国公私立の別 | 私立学校 |
| 設置者 | 学校法人洗足学園 |
| 所在地 | 〒213-8580 |
| 神奈川県川崎市高津区久本2-3-1 | |
| プロジェクト:学校/幼稚園テンプレート | |
園児は洗足学園小学校の内部入学試験を受験することができ、多くの園児が進学している。
2021年度入園児から洗足学園小学校との連携が強化され、新しいカリキュラムに基づいた保育が行われている。
開園は1948（昭和23）年。
建学の精神
大正13年（1924年）創設者前田若尾が旧平塚村（現：東京都品川区）の自宅に私塾を創設。
その2年後現在の東京目黒区洗足に移り、校名も洗足高等女学校と改める。敬虔なクリスチャンであった創設者は、新約聖書「ヨハネによる福音書」第13章1-15に書かれているキリストの言葉から、「洗足」と命名した。
キリストは、明日は十字架の上に消えることを悟ったとき、12人の弟子たちの足をひとりひとり洗ってやって、最後の晩餐の席についた。イエスは、夕食の席から立ち上がって上着を脱ぎ、手拭（てぬぐい）をとって腰に巻き、それから水をたらいに入れて、弟子たちの足を洗い、腰に巻いた手拭でふきはじめられた。
（中略）
主でありまた教師であるわたしが、あなたがたの足を洗ったからには、あなたがたもまた互いに足を洗うべきである。わたしがあなたがたにしたとおりに、あなたがたもするように、わたしが手本を示したのだ。
「たがいに足を洗えとのりし、み教え守るこころのまなびや」という創設者が作詞した校歌にある通り、教学の理想をキリスト教の感謝と献身、犠牲と奉仕の信仰の中に打ち立て、学園はスタートを切ることとなる。この建学の基本理念および教育目標は脈々と引き継がれ、今日の教育が行われている。
教育目標
１．自らあそべる子（自立）
２．がんばる子（挑戦）
３．やさしい子（奉仕）
保育の特徴
開園以来、一貫して「自由保育」が行われてきたが、2021年度新入園児から、従来の保育に新しいプログラムを加えた新カリキュラムが導入された。発達段階にあわせたきめ細やかな指導を行い、バランスのとれた豊かな心を持った子どもを育てることに全力を注ぎ取り組んでいる。
「新しいプログラム」には「英語」「サイエンス」などの時間がある。
2021年度より、1学年の定員は従来の半分の32名となった。年少2クラス、年中・年長1クラス編成で、担任は各クラスに2名ずつつく。
2021年度入園児より制服が導入された。ジャケットのエンブレム、帽子以外は洗足学園小学校と同じである。登園後は着替えて遊び、降園前に制服に着替える。
主な園行事
入園式 幼稚園のお遊戯室で行われる
子どもの日の集い 年長組の子どもたちが共同で作ったこいのぼりがおよぐ園庭で行われる
春の遠足 学年ごとにそれぞれの場所に出かける
園外保育 プラネタリウム見学・お芋ほり・森林公園などに年長組が出かける
宿泊保育 年長組が友だちや先生と幼稚園に泊まる
運動会 洗足学園小学校のグランドで行われる
秋の遠足 秋の自然を感じられる場所に出かける
親子のための音楽会 親子いっしょに前田ホールで毎年いろいろな音楽を鑑賞する
「ぐりとぐら」観劇 こども短期大学の学生さんによる着ぐるみの劇を鑑賞する
クリスマス会 毎年サンタさんが子どもたちにプレゼントを持ってくる
おもちつき 臼と杵で年長組と有志の保護者がお餅をつく
お正月の集い お正月飾りをみて、和菓子をいただく
おゆうぎ会 前田ホールの舞台で劇や合奏が行われる
お別れ会 年中組・年少組が卒園する年長組を送る会
卒園式 洗足学園中学高等学校の小講堂で行われる
キッズコンサート 大学の学生さんによる音楽やバレエ、ミュージカルが幼稚園のお遊戯室で行われる
ICT
遊戯室と8つの保育室すべてにApple TVが設置されている。
園児用のiPadも20台用意されている。
ICT機器もおもちゃの一つととらえ、さまざまな活動の中で活用されている。
入園時に3年間使用するGoogleアカウントが渡され、欠席連絡、預かり保育の申し込み、園からのお知らせなどはweb上で行われる。
交通
脚注
外部リンク
- 洗足学園大学附属幼稚園
- 洗足学園小学校