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大阪府都市開発7000系電車

大阪府都市開発7000系電車(おおさかふとしかいはつ7000けいでんしゃ)は、1996年(平成8年)より導入された大阪府都市開発(現在の泉北高速鉄道)の通勤形電車[2]

大阪府都市開発7000系電車
7000系 7505編成ほか8両
(2018年7月 住吉東駅 - 沢ノ町駅間)
基本情報
運用者 泉北高速鉄道
製造所 川崎重工業車両カンパニー
製造年 1996年 - 1998年
製造数 26両
運用開始 1996年7月1日[1]
主要諸元
軌間 1,067 mm
電気方式 直流 1,500 V架空電車線方式
最高運転速度 100 km/h
設計最高速度 120 km/h
起動加速度 2.5 km/h/s[2]
減速度(常用) 3.7 km/h/s[2]
減速度(非常) 4.0 km/h/s[2]
全長 20,825 mm(先頭車)[2]
20,725 mm(中間車)[2]
全幅 2,844 mm(中間車)[2]
全高 4,050 mm[2]
4,075mm(パンタグラフ折り畳み高さ)[2]
車体 アルミニウム合金[2]
台車 モノリンク式ボルスタレス台車
SS-147・SS-047[2]
主電動機 かご形三相誘導電動機[2]
三菱電機 MB-5039-A3
主電動機出力 170 kW
駆動方式 WNドライブ
歯車比 6.06 (97:16)
編成出力 680 kW(2両編成)
1,360 kW(4両編成)
2,040 kW(6両編成)
制御方式 3レベルIGBT素子VVVFインバータ制御[2]
制御装置 日立製作所 VFI-HR1420A
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ[2]
保安装置 ATS-N/ATS-PN
(テンプレートを表示)

本項では、2007年に登場した7020系電車についてもここで記載する。

概要

 
SS-147型台車

老朽化した100系の置き換えを目的として、1996年に登場した[2]

制御装置にはIGBT素子のVVVFインバータ制御装置を搭載し、台車はボルスタレス台車を装備。パンタグラフには新たにシングルアーム式のものを採用した[2]

車体は川崎重工業製のアルミ合金製で、全体的に丸みを帯びたデザインとなっている[2]。前面には両開きのプラグ式外扉を装備した自動併結式の貫通扉を採用し、柔軟に編成を組成できるようになっている[2](この構造を活かして平日朝の10両編成にも運用されていた)。営業運転開始直前に先頭車側面の濃青のラインの窓下部分に「SEMBOKU」のロゴを貼り付けた(既存の3000系5000系にもこの時から車体に「SEMBOKU」のロゴが付けられた)。

また、南海電気鉄道車両限界を拡大したことにより、5000系よりも車体幅が最大で約10cm大きくなっており、裾絞りのある車体断面となった。

7505編成以降と旧7511編成は、側面の車両番号表記がプレート式から突起式に変更された。

なお、後述の7020系や5000系と共に、2018年から南海電鉄所属車両で使用されているタブレット端末を使用した多言語放送は、現状専用の装置が設置されておらず未対応のため、車掌が別の機械で車掌用マイクを通して車内に流す形を採っている。

内装

5000系の内装を基本とし、座席仕切りにスタンションポールを設置するとともに、棚をパイプ棚に変更した。また、車いす対応スペースが先頭車にも確保されている(各号車の和泉中央・橋本寄りのドア(4番ドア)付近)。 案内表示器は5000系と同型のLED式を採用。スクロールの速さは5000系と比べて少し速くなった。登場時の座席モケットは5000系と同様だったが、7020系(後述)の登場と同時に新デザインのものに交換された。

50番台

 
50番台(7551-7752)

本系列の運用をさらに柔軟にするため、2005年に当時4両編成だった7511編成の先頭車を改造し、2両編成の増結車として登場した。改造に伴い、車体番号が7511-7512から7551-7752に改番され、7512を改造した7752は制御車から制御電動車となった。なお、パンタグラフは制御車の7551に装備されている。これは7020系2両編成についても同様である。

この改造によって余った中間車2両は7509編成に組み込まれ、同編成は6連化された。車体番号は7006が7202, 7106が7602(電動車から付随車化)となった。そのため7106の電装品を廃棄せずにそのまま7752に提供した。

編成

1996年から1998年にかけて6両編成×1本、4両編成×5本が製造され、2017年3月現在、6両編成が2編成、4両編成が3編成、2両編成(50番台)が1編成の計26両が在籍・運行している。

4両編成は7020系7525Fの泉北寄り (5 - 8号車) に併結することもある。

新製時の編成
7501-7001-7101-7601-7201-7502
7503-7002-7102-7504
7505-7003-7103-7506
7507-7004-7104-7508
7509-7005-7105-7510
7511-7006-7106-7512
  • 6両編成
 
← 難波
和泉中央 →
   
形式 クハ7500
(Tc1)
モハ7000
(M1)
モハ7100
(M2)
サハ7600
(T)
モハ7200
(M3)
クハ7500
(Tc2)
竣工 ラッピング履歴
車両番号 7501 7001 7101 7601 7201 7502 1996年6月12日  
7509 7005 7105 7602
(旧・7106)
7202
(旧・7006)
7510 1998年5月8日 パチンコ店ラッピング電車(2009年 - 2013年6月)
大型児童館ビッグバンラッピング電車「フロンティア号」(2017年10月 - 2021年4月)
備考     弱冷車 8両編成
4号車の場合
女性専用車
     
  • 4両編成
 
← 難波
和泉中央 →
 
形式 クハ7500
(Tc1)
モハ7000
(M1)
モハ7100
(M2)
クハ7500
(Tc2)
竣工
車両番号 7503 7002 7102 7504 1996年6月12日
7505 7003 7103 7506 1997年3月27日
7507 7004 7104 7508 1997年3月27日
備考     弱冷車 8両編成
4号車の場合
女性専用車
  • 2両編成
 
← 難波
和泉中央 →
   
形式 クハ7551
(Tc)
モハ7552
(Mc)
竣工 改造年
車両番号 7551
(旧・7511)
7752
(旧・7512)
1998年5月8日 2004年

7020系

大阪府都市開発7020系電車
 
7020系 7521編成
(2018年7月 住吉東駅 - 沢ノ町駅間)
基本情報
運用者 泉北高速鉄道
製造所 川崎重工業車両カンパニー
製造年 2007年 - 2008年
製造数 18両
運用開始 2007年4月30日
主要諸元
軌間 1,067 mm
電気方式 直流 1,500 V(架空電車線方式
最高運転速度 100 km/h
設計最高速度 120 km/h
起動加速度 2.5 km/h/s
減速度(常用) 3.7 km/h/s
減速度(非常) 4.0 km/h/s
全長 20,825 mm
全幅 2,844 mm
全高 4,090 mm
車体 アルミニウム合金
台車 モノリンク式ボルスタレス台車
SS-173M・SS-173T・SS-173TC
主電動機 かご形三相誘導電動機
三菱電機 MB-5039-A3
主電動機出力 170 kW
駆動方式 WNドライブ
歯車比 6.06 (97:16)
編成出力 680 kW(2両編成)
1,360 kW(4両編成)
2,040 kW(6両編成)
制御方式 2レベルIGBT素子VVVFインバータ制御
制御装置 日立製作所 VFI-HR1420P
制動装置 回生ブレーキ純電気式)併用電気指令式空気ブレーキ
保安装置 ATS-N/ATS-PN
(テンプレートを表示)
 
SS-173型台車
連結面
(左:7020系 右:7000系)

車齢約30年に達していた3000系初期車両を置き換えるために、2007年より製造されている、大阪府都市開発(泉北高速鉄道)では11年ぶりの新形式である。川崎重工業が製造を引き続き担当した。既存の7000系をベースに、細部の設計変更などを施している。また、大阪府都市開発は2014年に南海グループへ参入し泉北高速鉄道へ商号変更したため、本系列は大阪府都市開発時代最後の新製車両となった。

前面は両開きのプラグ式外扉が廃止され、貫通扉と幌が剥き出しとなった。標識灯は従来車に近い位置に設置されたが、四角いタイプの単独型となった。従来車では前照灯は腰部に標識灯とともにライトケースに収められた状態で存在した(上記、在来車の写真参照)が、これを上部の種別表示器・行先表示器の隣に配置し、HIDを採用した。

VVVFインバータ制御装置は7000系の3Lv-IGBTから純電気ブレーキ対応の2Lv-IGBTに変更された。

価格は6両1編成で9億円(1両あたり約1億5千万円)である。

1次車の6両1編成は、2007年2月下旬に陸送にて搬入し、同月28日までに光明池検車区での搬入作業を完了した。3月6日より試運転が行われ、4月30日より営業運転を開始。2次車は2008年3月に2両・4両・6両各1編成の計12両を製造、陸送にて搬入し、それぞれの試運転終了後、3月31日より順次営業運転を開始した。

内装

車内は従来車をベースとしているが、こちらも各所に改良が加えられている。変更内容は以下の通り。

  • 1人あたりの座席幅を従来の440 mmから460 mmへと拡大。
  • 乗務員室の仕切りを350 mm客室側に移動し、乗務員室長を2,000 mmに拡大。
  • スタンションポールを7人掛け座席中間部にも追加設置。
  • 乗降扉を外部は塗装を施された従来の方式とし、室内部の化粧板を廃止。
  • 難燃性基準の改正により樹脂製の蛍光灯カバーを廃止、蛍光灯本数の削減。
  • ラインデリア整風板を両端の角に丸みがあるものに変更。
  • つり革吊手を丸形(○)から三角形(△)に変更。
  • 混雑時の対策として出入口扉付近につり手を追加、2種類から3種類の高さのつり手を設置。優先座席側を従来の白色からオレンジ色に変更。
  • 座席モケットを模様入りの紫に近いものに、優先座席のモケットの色は従来のグレーからオレンジ色に変更。
  • 車内の座席仕切りを大型のもの(内側のくぼみがない直線的なスタイル)に変更。
  • 窓ガラスをブロンズ色から濃緑色に変更し、新たにUVカットガラスを採用。
  • 車内案内装置を従来のLED式から液晶ディスプレイ式のものに変更。表示は小田急4000形などに近いが、次駅にフリ仮名が併記された仕様になっている。
    従来のLEDと同じドア上の千鳥式配置で、現在は案内用の1台のみ設置されているが、2画面対応の準備工事も施されている。走行中にその液晶ディスプレイを見ながら、駅ホームの階段・エレベーター・エスカレーターの位置や車両の停車ポジションなども一目でわかるようになっている。また、実際に乗って座っていながらにしてどの付近を走っているかを把握できるようになった。

編成

2017年3月現在、6両編成が2編成、4両編成が1編成、2両編成が1編成の計18両が在籍・運行している。

4両編成は7000系と併結することもある。唯一の4両編成である7525編成の難波寄り(7525)は貫通幌を装備していたが、2014年には撤去されており、7525編成は必ず1 - 4号車に入るようになった。撤去前は、10両編成では必ず泉北寄りの7 - 10号車に入っていた。

なお、7000系と7020系は貫通路のサイズが異なるため、7020系側にアダプタを取り付けて7000系と併結している[3]

  • 6両編成
 
← 難波
和泉中央 →
   
形式 クハ7520
(Tc1)
モハ7020
(M1)
モハ7120
(M2)
サハ7620
(T)
モハ7220
(M3)
クハ7520
(Tc2)
竣工 ラッピング履歴
車両番号 7521 7021 7121 7621 7221 7522 2007年4月19日 和泉中央駅開業20周年記念列車(2015年4月 - 2016年4月)
鉄道むすめ『和泉こうみ』ラッピング電車(2016年4月 - )
7523 7022 7122 7622 7222 7524 2008年3月28日 パチンコ店ラッピング電車(2013年7月 - 2016年2月)
備考     弱冷車 8両編成
4号車の場合
女性専用車
     
  • 4両編成
 
← 難波
和泉中央 →
 
形式 クハ7520
(Tc1)
モハ7020
(M1)
モハ7120
(M2)
クハ7520
(Tc2)
竣工
車両番号 7525 7023 7123 7526 2008年3月28日
備考     弱冷車 8両編成
4号車の場合
女性専用車
  • 2両編成
 
← 難波
和泉中央 →
 
形式 クハ7571
(Tc)
モハ7772
(Mc)
竣工
車両番号 7571 7772 2008年3月28日

ラッピング

当系列の一部編成は記念列車・ラッピング電車として運用されている。

パチンコ店ラッピング

  • 車体側面全体にパチンコ店がモチーフにしている薔薇の柄のラッピングがデザインされており、2009年から2013年6月までは7509編成に、同年7月から2015年2月までは7523編成にそれぞれ施された。

鉄道むすめ「和泉こうみ」ラッピング

  • 2015年4月11日より、「和泉中央駅開業20周年記念イベント」の一環として7521編成に記念ラッピングが施された[4]
    • 2016年03月15日からは、好評によりデザインを一部リニューアルし、「鉄道むすめ『和泉こうみ』ラッピング電車」として約1年間運行[5]された。
    • 2017年2月からは、スタンプラリー「つなげて!全国鉄道むすめ巡り」の開催により装飾が追加され、スタンプラリー期間終了の2018年5月まで掲出された。
  • 本来はスタンプラリー終了と同時期に運行を終了する予定であったが、利用客から好評で2018年6月以降も引き続き運行されることとなった[6]

大型児童館ビッグバン「フロンティア号」ラッピング

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 「泉北高速に新型7000系 7月1日から営業開始」『交通新聞』交通新聞社、1996年4月11日、3面。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 「新型車両プロフィールガイド 泉北高速鉄道7000系」『鉄道ジャーナル』第30巻第08号、鉄道ジャーナル社、1996年8月、82-85頁。 
  3. ^ “泉北高速鉄道7020系7525編成が千代田工場へ”. 『鉄道ファン』交友社 railf.jp 鉄道ニュース (2016年5月28日). 2016年5月28日閲覧。
  4. ^ 『和泉中央駅開業20周年記念イベント ~記念列車の運行と出発式について~』(プレスリリース)泉北高速鉄道、2015年4月6日http://www.semboku.jp/cat_event/2892/2016年9月29日閲覧 
  5. ^ 『鉄道むすめ「和泉こうみ」ラッピング電車デザインのリニューアルについて』(プレスリリース)泉北高速鉄道、2016年3月15日http://www.semboku.jp/cat_news/3979/2016年9月29日閲覧 
  6. ^ 『(リンク切れ)ラッピング電車の運用休止について』(プレスリリース)泉北高速鉄道、2018年5月9日http://www.semboku.jp/cat_news/6708/2018年5月9日閲覧 
  7. ^ 『ラッピング電車「フロンティア号」を運行します』(プレスリリース)泉北高速鉄道、2017年9月22日http://www.semboku.jp/cat_news/6172/2017年9月24日閲覧 

外部リンク

  • 7000系|車両図鑑 - 泉北高速鉄道
  • 7020系|車両図鑑 - 泉北高速鉄道
  • 編集長敬白アーカイブ 泉北高速鉄道7020系誕生。 - 鉄道ホビダス
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