江文神社(えぶみじんじゃ)は京都府京都市左京区大原野村町にある神社。毎年5月5日に例大祭が行われる。大原から静原に出る江文峠への峠道の傍らに鎮座する。
祭神
歴史
創建年代は不明。『延喜式神名帳』に見える山城国愛宕郡「(伊多太神社)」とする説もあるが(式内社論社)[1]、通説では否定されている[2]。
社伝によれば、三千院の鎮守神として創祀されたとも、延暦寺座主の円仁(慈覚大師)の勧請によるともいい、山王神道と深い関係を持った。また、後方に聳える(江文山)(現在の(金比羅山))の頂に祀られていた神々を、山麓に社殿を建立して勧請したものともされる。中世には栄えたが、織田信長の比叡山攻略の影響で退転したという。