江口繁

江口 繁（えぐち しげる、1899年12月6日^[1] - 1971年9月19日^[2]）は、日本の弁護士、政治家。衆議院議員（1期）。

経歴

佐賀県出身^[2][3]。1920年中央大学法律科卒^[2]。弁護士と弁理士の業務に従事する。福岡精華女学校(現・精華女子高等学校)を経営し、福岡市議、同参事会員、福岡県議、福岡県弁護士会長、帝国弁護士会理事、大日本弁護士会常任理事、皇教塾、大憲塾塾頭、九州椎茸輸出協同組合理事長を務める^[2]。

1937年の第20回衆議院議員総選挙では福岡1区(当時)から立憲民政党公認で立候補して落選^[4]。1942年の第21回衆議院議員総選挙では大政翼賛会の推薦を受けて当選する^[5]。戦後は日本進歩党に入ったが^[6]、大政翼賛会の推薦議員のため公職追放となった^[7]。1951年追放解除^[8]。のちに中央大学理事、西日本短期大学学長となった。1971年死去。

脚注

1. ^ 衆議院『第八十四回帝国議会衆議院議員名簿』〈衆議院公報附録〉、1944年、28頁。
2. ^ ^{a b c d} 『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』99頁。
3. ^ 『翼賛議員名鑑』62頁では「福岡県ニ生ル」と記載。
4. ^ 『衆議院名鑑 第1回・1890年～第34回・1976年総選挙』120頁。
5. ^ 『衆議院名鑑 第1回・1890年～第34回・1976年総選挙』131頁。
6. ^ 『議会制度百年史 院内会派編衆議院の部』506頁。
7. ^ 総理庁官房監査課編『公職追放に関する覚書該当者名簿』日比谷政経会、1949年、一般該当者名簿 44頁。
8. ^ 『朝日新聞』1951年6月19日朝刊1面。

参考文献

• 『翼賛議員銘鑑』議会新聞社、1943年。
• 日本国政調査会編『衆議院名鑑 第1回・1890年～第34回・1976年総選挙』国政出版室、1977年。
• 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
• 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 院内会派編衆議院の部』大蔵省印刷局、1990年。