来歴 水野年方の門人。本姓は市川。後に年方の妻となって水野姓を名乗り秀方と号す。
作画期は明治後期から昭和にかけてで、主に女性らしい肉筆浮世絵の美人画や挿絵を描いた。
明治40年(1907年)12月に博文館から刊行された『幼年画報』第2巻16号の「オ祖父サン」という挿絵などを、市川秀方の名義で描いている。
女性でありながら年方門下の塾頭となり、年方の没後も塾を経営し、秀方自身も画名を上げ各種の画会において受賞を果たした。享年70。
作品 - 「つげの花」 絹本著色 福富太郎コレクション資料室 明治30年代
- 「西王母図」 紙本淡彩
- 「舟渡図」 絹本着色
- 「家庭の花」 錦絵12枚揃 明治40年
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