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『死んでもいい』(しんでもいい、英: Phaedra、希: Φαίδρα)は、1962年に公開されたアメリカ合衆国、ギリシャのドラマ映画。
死んでもいい | |
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Phaedra | |
監督 | ジュールズ・ダッシン |
脚本 | ジュールズ・ダッシン (マルガリータ・リベラキ) |
原作 | (マルガリータ・リベラキ) |
製作 | ジュールズ・ダッシン |
出演者 | メリナ・メルクーリ アンソニー・パーキンス |
音楽 | ミキス・テオドラキス |
撮影 | (ジャック・ナトー) |
編集 | (ロジャー・ドワイア) |
配給 | ロパート・ピクチャーズ・コーポレーション |
公開 | 1962年10月18日 1962年11月22日 |
上映時間 | 115分 |
製作国 | アメリカ合衆国 ギリシャ王国 |
言語 | 英語 ギリシア語 |
製作費 | $900,000[1] |
ギリシア悲劇の一つ『ヒッポリュトス』やそれを題材とした『フェードル』を基に、舞台を現代(初公開時)にして描いた作品。監督はジュールズ・ダッシン[2]。出演はメリナ・メルクーリやアンソニー・パーキンスなど。
あらすじ
ギリシャの大富豪の娘フェードラと成功した船舶業者のタノスは結婚し、5歳になる息子をもうけていた。タノスには前妻との間の息子アレキシスがおり、タノスはアレキシスを後継者に考えていたが、彼が画家を目指しているというのでタノスは憤慨する。
多忙なタノスに代わりフェードラがロンドンにいるアレキシスの元を訪ねるが、フェードラとアレキシスはお互いに惚れてしまい、やがて二人は関係を持ってしまう。フェードラは夫の待つイドラ島、アレキシスはロンドンにそれぞれ戻っていくが、何も知らないタノスがアレキシスをイドラ島に呼び寄せる。
タノスは経済的理由からエルシーという娘をアレキシスと結婚させたがっており、それを知ったフェードラは嫉妬に狂い、遂にタノスにアレキシスを愛している事を伝えてしまう。自身の豪華客船が沈没し、気が動転していたタノスは怒りのままにアレキシスを張り倒す。フェードラはこれでアレキシスと公然と恋人関係でいられると思ったが、アレキシスはフェードラに死ねばいいと告げてスポーツカーで去っていった。
アレキシスに強く拒絶されたフェードラは睡眠薬を過剰摂取し、アレキシスは車のハンドルを誤り崖下へと落ちていった。
キャスト
※括弧内は日本語吹替(初回放送1971年1月17日『日曜洋画劇場』)
- フェードラ:メリナ・メルクーリ(富永美沙子)
- アレキシス:アンソニー・パーキンス((荘司肇))
- タノス:ラフ・ヴァローネ(矢島正明)
- エルシー:(エリザベス・エルシー)
スタッフ
- 監督・製作:ジュールス・ダッシン
- 原作:(マルガリータ・リベラキ)
- 脚本:ジュールス・ダッシン、(マルガリータ・リベラキ)
- 撮影:(ジャック・ナットー)
- 音楽:ミキス・テオドラキス、(レイモンド・レ・セネシャル)、マノス・ハジダキス
脚注
- ^ Scheuer, Philip K. (1962年11月5日). “'Phaedra' Filmed in Greece for $900,000: But It's No Quickie, Says Dassin, Here to Promote It”. Los Angeles Times: p. D11
- ^ “”. American Film Institute. 2016年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月29日閲覧。