概要
日蓮宗の檀林(小西檀林)が開かれ廃檀まで290余年間隆盛を極めた。飯高檀林・(中村檀林)とともに「関東三大檀林」と称された。最盛期には学僧900余人が学んでいたと記録が残る。 現住は第348世・畠山日慶貫首(茂原市實相寺より晋山)。
歴史
文化財
- 講堂(大網白里市指定有形文化財)
- 中門(大網白里市指定有形文化財)
- 扁額(大網白里市指定有形文化財)
- 原胤継の墓(大網白里市指定有形文化財)
支院・塔頭
江戸時代には本行寺・教蔵寺・徳性寺・蓮乗寺・幽玄院の五院があったが、現存しているのは教蔵寺と徳性寺のみである。
旧末寺
日蓮宗は昭和16年に本末を解体したため、現在では旧本山・旧末寺と呼びならわしている。
- 高照山経蔵寺(千葉県大網白里市小西)塔頭
- 寂照山蓮乗寺(岩手県上閉伊郡大槌町末広町)
- 妙法山円融寺(千葉県大網白里市養安寺)
- 経王山海潮寺(千葉県東金市山口)
- 宝樹山常安寺(千葉県東金市山口)
- 宝樹山福相寺(千葉県東金市山口)
- 常照山長國寺(千葉県佐倉市飯塚)
- 大黒山徳性寺(長崎県雲仙市吾妻町栗林名)旧 塔頭
法縁
小西檀林から発生した小西法縁は当山を縁頭寺とし三学寮五法脈六本山を擁する。三学寮とは藻原谷・江戸谷・伊豆谷に分かれた学寮であり、そこから法恩寺法脈・一乗寺法脈・幸龍寺法脈・本法寺法脈・浄心寺法脈の五法脈が発生した。また出世寺として正法寺を含む六本山が存在する。
- 六本山
- 五法脈
交通アクセス
参考文献
- 『日蓮宗事典』/ 日蓮宗事典刊行委員会/日蓮宗宗務院/昭和56年(1981年)
- 『宗祖第七百遠忌記念出版 日蓮宗寺院大鑑』/ 日蓮宗寺院大鑑編集委員会/大本山池上本門寺/昭和56年(1981年)
外部リンク
- 正法寺 公式ウェブサイト
- 正法寺 日蓮宗寺院ページ