楠不伝

楠 不伝（くすのき ふでん、生没年不詳）は江戸時代前期の武士^[1]。楠木正辰の子、楠木正虎の孫^[1]。本名は良清、通称嘉兵衛^[1]。

自らも兵法家（軍学者）として天正年間には(堀内氏)に仕え、後に(竹坊氏)を継いだ^[1]。

俗説では由比正雪に(楠流軍学)を教え、養子にしたなどとされるが、これは江戸時代の実録本『慶安太平記』の潤色で、事実ではない^[2]。

脚注

1. ^ ^{a b c d} デジタル版 日本人名大辞典+Plus (2015年9月). “楠不伝　くすのき ふでん”. コトバンク. 2016年12月22日閲覧。
2. ^ 高木 2014.

参考文献

• 高木昭作「由比正雪」『日本大百科全書』小学館、1994年。 

関連項目

• 楠木氏