概説
白棚鉄道の駅として1917年に開業したのが始まりである。白河炭鉱[2]への専用線が当駅より分岐していた[3]。
その後、1941年の鉄道省の買収の際に省営鉄道の駅となったが、戦局の悪化に伴い、白棚線が不要不急路線として休止されたため、鉄道駅としての営業も休止となった。
第二次世界大戦が終結した後も、鉄道駅としての営業が再開されることはなかったが、白棚線が線路跡をバス専用道とした日本国有鉄道自動車局(国鉄バス)の自動車路線である白棚高速線として営業が開始されることになり、1957年4月26日よりバス専用道上に梁森停車場として営業を開始した。
歴史
廃線後の状況
廃線跡をバス専用道としているため、鉄道時代の痕跡はほとんどないが、2008年現在でも専用道上のバス停留所として機能している。かつての梁森駅と同一地点に設置されており、停車場中心も定められた。
脚注
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、472頁。ISBN (978-4-533-02980-6)。
- ^ 白河鉱業合資会社『帝国銀行会社要録 : 附・職員録. 大正7年(第7版)』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 所有者安川栄次郎(白棚鉄道取締役) 梁森駅 - 金山村間0.77哩 1917年4月17日免許『鉄道院鉄道統計資料. 大正6年度』、統計資料掲載は昭和6年度まで『鉄道統計資料. 昭和6年度 』だが梁森駅での石炭の発送量が1920年度2,619トンから1921年度650トン、1923年度80トンと激減している(福島県統計書)(国立国会図書館デジタルコレクション)
参考文献
- 『白棚高速線開業50周年』(2007年7月号・ジェイアールバス関東東北道統括支店発行)