歴史
桃源寺は元禄13年(1700年)創立、浄居寺と称されていたが明和3年(1766年)江戸城御典医吉田桃源が江戸城西ノ丸安置の薬師如来(智証大師作)を拝領し当寺に奉安し本尊とし桃源寺と改称された。古都大津市の中心地に在り山門を旧東海道、裏庭が琵琶湖南岸に接する風光明媚な景観に恵まれた寺であった。昭和40年代に入り、大津市の湖岸道路建設計画の埋立てに伴いその景観は失った。旧本堂は築250年を超える歴史を持つ文化財であった。古い資料に依れば明治29年9月11日琵琶湖の大水害[1]のため山内の建物の大半が大破。この後、残存せる庫裡・土蔵を売却し本堂の修復が行われた由である。昭和59年前住職の入寺後、諸伽藍が修復され本堂、庫裡、書院が建立された[2]。
歴代住職
境内
境内には本堂、聖観音仏像、琵琶湖子安地蔵尊などが建立する。
琵琶湖子安地蔵尊
山内には「琵琶湖子安地蔵尊」が安座され、一家の繁栄と心のやすらぎを祈念する安産・子授け祈願、更に水子供養が行われている。
仏像
出典
外部リンク
- 臨済宗永源寺派桃源寺