栄山江(ヨンサンガン、영산강)は、韓国政府統治下の朝鮮半島を流れる河川。全羅南道潭陽郡龍面の(龍秋山)(標高560m)から発源して(光州川)・(黄龍江)・(砥石川)・(古幕院川)・(咸平川)などの支流と合流して、河口堰により形成された(栄山湖)を経て黄海(西海)に流入する。流路延長は約116km、流域面積は2798.2km2で、流域に羅州平野など広大な平野が発達している。また、流域に前方後円墳が分布している。河口に木浦港がある。
流域の水文
栄山江流域の年間降水量は1249.6mmで降水量の年変化・季節変化が大きい。洪水の発生が多いことは、栄山江の河状係数が1:682に達するという事実でも立証できる。夏季集中豪雨期である7~9月の流出量は全体の58.1%を占めており、流量の季節変動がはなはだしい。
参考文献
- (金萬亭)『韓国の河川地形』古今書院、1990年。 (ISBN 4-7722-1613-8)