柳田 藤吉(やなぎだ[注釈 1]/やなぎた[3] とうきち、1838年1月3日(天保8年12月8日[1]) - 1909年(明治42年)5月10日[2])は、日本の実業家、政治家。衆議院議員。
経歴
現在の岩手県盛岡市の下駄を生業とする家に生まれる[1][4]。遠野などで商業を学び、1854年(旧暦安政4年2月)に箱館に商店「柳屋」を開業[1]。昆布の貿易を手がけて多くの利益を手にし、1864年(元治元年)には昆布の加工場も設営した[1]。戊辰戦争時には軍への納入品を調達している[4]。
1869年5月(明治2年4月)、北門義塾を東京・早稲田に設立した[1]。またこの時期より根室地方の漁業経営に進出し[1][4]、のちに根室昆布営業組合・同鮭営業組合頭取に就任する[2]。1876年には国内初の大規模な洋式牧場・柳田東梅牧場(根室別当賀)を開設。同年柳屋の本店を根室に移している[4]。
脚注
注釈
出典
参考文献
- 根室・千島歴史人名事典編集委員会 編『根室・千島歴史人名事典』根室・千島歴史人名事典刊行会、2002年。