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東方市(とうほう-し)は中華人民共和国海南省に位置する県級市。海南島の西海岸の北寄りに位置する化学工業都市である。南シナ海(トンキン湾)に面し、漢族のほか黎族が多く居住する。
中華人民共和国 海南省 東方市 | |
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(魚鱗洲)南側の砂浜 | |
東方市の位置 | |
簡体字 | 东方 |
繁体字 | 東方 |
拼音 | Dōngfāng |
カタカナ転写 | ドンファン |
国家 | 中華人民共和国 |
省 | 海南 |
行政級別 | 県級市 |
建市 | 1997年 |
面積 | |
総面積 | 2,256 km² |
人口 | |
総人口(2002) | 37.76 万人 |
経済 | |
電話番号 | 0898 |
ナンバープレート | 瓊D |
公式ウェブサイト: http://dongfang.hainan.gov.cn/ |
地理
東方市は海南島南西部に位置し、東南は楽東県と、東北は(昌化江)を隔てて昌江県と接し、西部は北部湾、南部は南シナ海にそれぞれ面している。
熱帯気候に属し、北部の(黎母山脈)を中心に原生林を中心とする森林地帯が広がっている。年平均気温は24度、降水量は1,150mm。
歴史
前漢以降珠崖郡・儋耳郡・儋州・昌化軍・南寧軍・儋州に属した東方市であるが、初めて県が設置されたのは隋代の感恩県が最初であり、それ以降中原の支配下に置かれることになった。
日中戦争期間中は天然の良港と豊富な鉄鉱山が位置する東方地区は日本軍の重要な拠点となり、港湾や鉱山が開発された。1952年に東方村に県政府を置く東方県に改編され、1953年には広東省海南黎族苗族自治州の管轄となった。1959年には県政府は八所港に移転、1987年に東方黎族自治県と改められ海南省の直轄になった。1997年に県級市に昇格し現在に至っている。
経済
市内には海南省最大の水力発電所・大広壩水力発電所が位置している。主要産業の農業ではマンゴー、バナナ、サトウキビ、ゴムノキなどの栽培が盛んであり。また水産業や製塩なども行われている。
八所港は水深が深く海南島でも重要な天然の良港であり、付近の石碌鉄鉱からは鉄道による貨物輸送が整備されている。付近の海域には天然ガスが豊富にあり、海岸部にある工場は中国有数の化学肥料やメタノールなどの生産基地となっている。
行政区画
下部に8鎮、2郷を管轄する
- 鎮:八所鎮、東河鎮、大田鎮、感城鎮、板橋鎮、三家鎮、四更鎮、新竜鎮
- 郷:天安郷、江辺郷
交通
鉄道
道路
- 高速道路
- 国道