東ヌサ・トゥンガラ州(ひがしヌサ・トゥンガラしゅう、インドネシア語:Nusa Tenggara Timur, 略:NTT)は、インドネシアの州。西ティモールを含む小スンダ列島(ヌサ・トゥンガラ諸島)東部にあたる。州都は西ティモールのクパン。
州の標語: - | |
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州都 | クパン |
知事 | Viktor Bungtilu Laiskodat |
面積 | 48,718.10[1] km² |
人口 | 5,325,566人(2020年国勢調査[2]) |
人口密度 | 109.3人/km² |
民族 | マンガライ人、ンガダ人、 ンゲ・レオ人、エンデ人、シッカ人、 ララントゥカ人、ソロール人、 アロール人、ロテ人、スンバ人、 ラマホロット人、ランバラ人、クダン人 |
宗教 | キリスト教 (90.9 %), イスラム教, (8.8%), ヒンドゥー教 (0.082%), 仏教 (0.034%) |
言語 | インドネシア語、テトゥン語 |
時間帯 | WITA () |
ISO | ID-NT |
公式サイト | https://ntt.bps.go.id/ |
フローレス島とスンバ島、それにティモール島西部の西ティモールの3島を中心とするおよそ550の島々からなる。ティモール島の東部は東ティモールとして独立している。そのほかの島として、アドナラ島、アロール島、(エンデ島)、コモド島、ロンブレン島、(ムニポ島)、リンチャ島、ロテ島 (インドネシア最南端の島)、(サヴ島)、(スマウ島)、(ソロール島)、パンタール島、ライジュア島などがある。
宗教
キリスト教徒が90%以上の州である。また、同州はマルク諸島やイリアン・ジャヤの(マルク諸島・アンボンの宗教紛争)を逃れてきたキリスト教徒の難民の避難先となっている。
経済
州の経済指標はインドネシアの平均よりも低く、インフレ率は年率15%と高い。失業率は30%である。(2003/04 ユネスコUNESCO資料)
教育
識字率は22-24%で、中等教育の就学率は39%である。これはインドネシア平均の80.49に比べ極端に低い。(2003/04 ユネスコUNESCO資料)
衛生
安全な水、公衆衛生、衛生施設の不足から、子どもの栄養失調率(32%)並びに幼児死亡率(1000人中71人)ともインドネシアの中で最も高い州のひとつである。(2003/04 ユネスコUNESCO資料)
行政区分
東ヌサ・トゥンガラ州は21県1市に分けられている。
- (西スンバ県) – 県都(ワイカブバック)。スンバ島西部。
- (東スンバ県) – 県都ワインガプ。スンバ島東部。
- (中部スンバ県) – 県都(ワイバクル)。スンバ島中部。
- (南西スンバ県) – 県都(タンボラカ)。スンバ島南西部。
- (マンガライ県) – 県都(ルトゥン)。フローレス島西部。
- (シッカ県) – 県都マウメレ。フローレス島東部。
- (ンガダ県) – 県都(バジャワ)。フローレス島西部。
- エンデ県 – 県都エンデ)。フローレス島中部。
- (東フローレス県) – 県都ララントゥカ。フローレス島東部。
- (クパン県) – 県都オエラマシ(Oelamasi)。ティモール島西部。
- (中南部ティモール県) – 県都(ソウ)。ティモール島中南部。
- (中北部ティモール県) – 県都(クファムナウ)。ティモール島中北部。
- (ブル県) – 県都(アタムブア)。ティモール島中部。
- (アロール県) – 県都(カラバヒ)。アロール島・パンタール島。
- (ルムバタ県) – 県都(レウォレバ)。ロンブレン島。
- (ロテ・ンダオ県) – 県都(バア)。ロテ島。
- (西マンガライ県) – 県都ラブハンバジョ。フローレス島西端部・コモド島・リンチャ島。
- ナゲケオ県 – 県都ンバイ: Mbai。フローレス島中部。
- (東マンガライ県) – 県都(ボロン (フローレス島))。フローレス島西部。
- (西サブ県) – 県都(西サブ)。サヴ島。
- (マラカ県) – 県都(ベトゥン)。ティモール島中部。
- クパン市 – ティモール島西部。
脚注
外部リンク
- 東ヌサ・トゥンガラ州政府(インドネシア語)(英語)
ウィキメディア・コモンズには、東ヌサ・トゥンガラ州に関するメディアがあります。