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村上淳 (プロ雀士)

村上 淳(むらかみ じゅん、1975年4月10日 - )は、最高位戦日本プロ麻雀協会に所属する競技麻雀の(プロ雀士)。東京都武蔵野市吉祥寺出身[1]。愛称は「ずんたん」[2]「村上ジェン」。早稲田大学卒業[3]。初代、麺飯位。

村上 淳
2018年撮影
基本情報
出身地 東京都
生年月日 (1975-04-10) 1975年4月10日(48歳)
プロ入会 1997年
所属団体 最高位戦日本プロ麻雀協会
Mリーグ
初ドラフト 2018年/2巡目
2018- 赤坂ドリブンズ
(テンプレートを表示)

経歴

  • 1995年、一浪し早稲田大学に入学[4]
  • 1997年、2月(当時大学2年)に最高位戦のプロテストに合格。第22期生としてプロデビュー。同期に、渡辺洋香近藤誠一などがいる。
  • 2010年、日本オープンと最高位戦Classicを制覇。第35期最高位戦では2日目まで-181.7のラス目から残り3日間で一気に追い上げ、逆転優勝。年間3冠を制覇した。
  • 2014年にモンド王座戦を優勝すると、その勢いで最高位戦Classicと最高位戦を圧倒的な強さで制覇し、再び3冠制覇に成功。なお、最高位戦所属プロのモンド王座戴冠は初(過去に第5回王座決定戦で永世最高位の飯田正人が戴冠まであと半歩のところまで迫ったが、和泉由希子に大逆転の三倍満を許したことがある)。
  • 2018年に行われたMリーグドラフト会議にて、赤坂ドリブンズから2位指名を受ける。
  • 2022年、親しくしている多井隆晴の誘いで、オンライン麻雀ゲーム『雀魂』の私設リーグ「神域Streamerリーグ」にチームアトラスの監督として参戦し、チームを優勝に導いた[5][6]

人物

  • かつて下位リーグに転落した時、家族からお守りを渡され、それを励みにして上位リーグに昇級できたという。以降、重要な対局の際には胸ポケットにお守りを欠かさず、賽子を振る際に胸に手を当てる仕草が定番となっている。
  • 雀風は、オカルト否定のいわゆる『デジタル』型。また喰い仕掛けが極端に少なく、門前で手を進め積極的にリーチをかけるスタイル。ニックネームは『リーチ超人』。
  • Aリーガーになったばかりの頃、μツアー選手だった小林剛日本プロ麻雀棋士会に所属していた鈴木たろうと共に「月刊プロ麻雀」誌上で「オカルトバスターズ」を結成。先輩プロの論理的ではない理論に対し、ロジカルに反論していった[7]
  • 父は弁護士、母は料理研究家[8][3]。厳格な家庭に育ち、小学校から高校(中高一貫校)の12年間は国立市の学校に通う[1]
  • 2008年に結婚し、息子・娘が誕生するも2015年に離婚[3]。2023年1月1日に再婚した[9]
  • いわゆる「機械音痴」でパソコンも持っていなかったが、Mリーグのファン層を広げ麻雀を知らない人を引き込むため、2022年4月28日に赤坂ドリブンズのチームメイトである丸山奏子とYouTubeチャンネル「ずんまるちゃんねる」を開設した[5][10]

獲得タイトル

  • 最高位 3期(第35期・第39期・第42期)
  • 最高位戦Classic 2期(第5期・第9期)
  • 新輝戦 2期(第2期・第4期)
  • 日本オープン 1期(第8期)
  • (モンド杯)(MONDO TV)1期(第14回)
  • モンド王座決定戦 1期(第10回)
  • 初代麺飯位 - 日清食品協賛のスペシャルマッチ[11]

Mリーグ成績

レギュラーシーズン成績
シーズン チーム 半荘 個人スコア 最高スコア 4着回避率 連対率 トップ率 平着 1着 1.5 2着 2.5 3着 3.5 4着 参照
Pt 順位 平均 順位 順位
2018-19 赤坂ドリブンズ 20 ▲162.0 16/21 ▲8.1 48,500 ―― 0.70 15T/21 0.5000 0.2000 2.60 4 0 6 0 4 0 6 [12]
2019-20 赤坂ドリブンズ 27 366.7 2/29 13.6 53,600 15/29 0.8519 3/29 0.6296 0.3333 2.19 9 0 8 0 6 0 4 [13]
2020-21 赤坂ドリブンズ 26 122.9 8/30 4.7 59,600 12/30 0.8462 3T/30 0.4615 0.3077 2.38 8 0 4 0 10 0 4 [14]
2021-22 赤坂ドリブンズ 23 ▲384.1 30/32 ▲16.7 68,600 20/32 0.6522 27/32 0.3478 0.1739 2.83 4 0 4 0 7 0 8 [15]
2022-23 赤坂ドリブンズ 23 ▲307.5 30/32 ▲13.4 38,200 32/32 0.7826 11T/32 0.3913 0.0870 2.74 2 0 7 0 9 0 5 [16]
通算 119 ▲364.0 ▲3.1 68,600 0.7731 0.4706 0.2269 2.53 27 0 29 0 36 0 27
  • 個人賞は規定打荘数(20半荘)以上の選手が対象
  • 着順の1.5、2.5、3.5は1着同着、2着同着、3着同着
  • 2019年シーズンから最高スコアが表彰対象に
ポストシーズン成績
シーズン チーム 半荘 個人スコア 最高スコア 4着回避率 連対率 トップ率 平着 1着 1.5 2着 2.5 3着 3.5 4着
Pt 平均
セミファイナルシリーズ
2020-21 赤坂ドリブンズ 4 ▲81.6 ▲20.4 38,600 0.5000 0.2500 0.2500 3.00 1 0 0 0 1 0 2
セミファイナル通算 4 ▲81.6 ▲20.4 38,600 0.5000 0.2500 0.2500 3.00 1 0 0 0 1 0 2
ファイナルシリーズ
2018-19 赤坂ドリブンズ 7 162.1 23.2 79,900 0.8571 0.7143 0.4286 2.00 3 0 2 0 1 0 1
2020-21 赤坂ドリブンズ 4 95.7 23.9 53,100 1.0000 1.0000 0.2500 1.75 1 0 3 0 0 0 0
ファイナル通算 11 257.8 23.4 79,900 0.9091 0.8182 0.3636 1.91 4 0 5 0 1 0 1
ポストシーズン通算 15 176.2 11.7 79,900 0.8000 0.6667 0.3333 2.20 5 0 5 0 2 0 3

著書

出演

脚注

  1. ^ a b “村上淳『吉祥寺!!!』”. 村上淳オフィシャルブログ Powered by Ameba. 2022年11月14日閲覧。
  2. ^ 麻雀ウォッチ編集部 (2018年6月20日). . 麻雀ウォッチ (ムー). オリジナルの2020年4月19日時点におけるアーカイブ。. 2020年4月19日閲覧。 
  3. ^ a b c “別々に暮らす2人の子供のために…デジタルプロ雀士・村上淳の信念と決意/麻雀・Mリーグ”. Abema麻雀TIMES (AbemaTV). (2018年11月6日). オリジナルの2019年1月30日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/ctgLB 2019年1月31日閲覧。 
  4. ^ 編集部, ABEMA TIMES. “別々に暮らす2人の子供のために…デジタルプロ雀士・村上淳の信念と決意/麻雀・Mリーグ | ニュース”. ABEMA TIMES. 2022年11月14日閲覧。
  5. ^ a b “神域リーグ監督インタビュー:村上淳「Mリーグの借りを神域リーグで返す!」”. 麻雀ウォッチ (2022年5月7日). 2022年9月13日閲覧。
  6. ^ “【9/12 神域リーグ 最終節 結果】最終節も2トップを決めてチームアトラスが完全優勝!MVPは歌衣メイカ選手、最高スコア賞は咲乃もこ選手、最優秀4着回避率はFra選手が獲得!”. 麻雀ウォッチ (2022年9月13日). 2022年9月13日閲覧。
  7. ^ オカルトバスターズ(鈴木たろう特別寄稿)麻雀最強戦ブロマガ 2014-11-27 11:02 2019年3月28日閲覧
  8. ^ “”. AbemaTV. 2019年1月9日閲覧。
  9. ^ @zunzuntantan (2023年1月1日). "新年明けましておめでとうございます!!" (ツイート). Twitterより2023年1月1日閲覧
  10. ^ @zunzuntantan (2022年5月8日). "まだパソコンはありませんが…" (ツイート). Twitterより2022年9月13日閲覧
  11. ^ “3/23 日清食品 presents 麺飯位決定戦 結果 村上淳が大混戦を制して麺飯位戴冠!役満四暗刻を決めるもオーラスは2000点差で3人が並ぶ大激戦に!!”. 麻雀ウォッチ (2023年3月23日). 2023年3月26日閲覧。
  12. ^ 近代麻雀2019年6月号特別付録 「Mリーグ2018選手データ名鑑」
  13. ^ “”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2020年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月4日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  14. ^ “”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2021年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月30日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  15. ^ “”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2022年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月14日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  16. ^ “”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2023年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月23日閲覧。※着順について同着時に誤差あり

外部リンク

  • 最高位戦日本プロ麻雀協会 村上淳プロフィール
  • 村上淳 (@zunzuntantan) - Twitter
  • ずんまるちゃんねる (@zunmaruch) - Twitter
  • ずんまるちゃんねる - YouTubeチャンネル
  • M.LEAGUE 2019 Re:mind 赤坂ドリブンズ 村上淳 - ABEMA
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