札幌市保養センター駒岡(さっぽろしほようセンターこまおか)は[1]、北海道札幌市南区真駒内(参考:駒岡 (札幌市))にある老人休養ホーム。
概要
日本国内に2021年現在でおよそ30箇所存在する老人休養ホームのひとつであり、
「低廉で健全な保健休養の場及び他の世代との交流を促進する場を提供する」ことを目的として設置している。 [2]
駒岡清掃工場で発生する余熱や電気は地下のパイプを通して施設の暖房や照明に活用している[2]。
2010年(平成22年)に実施した札幌市の所謂「事業仕分け」において不要(廃止)という結果が出されたが、存続を求める署名や市議会での陳情が採択されるなどの議論となり、検討委員会を経て存続が決まった[3]。
施設では介護専門資格者が介助や介護相談などに対応しているほか、館内の各所に福祉用具を配置している。夏期には地域の農家が育てた野菜を販売する『朝市』を開いているほか、秋には『こまおか秋まつり』を開催している。
風呂は老人休養ホームの施設内の浴場という扱いのため、公衆浴場法のいわゆる銭湯やスーパー銭湯には該当しない。従って保健所のレジオネラ菌検査や 定期的な水質検査の義務はない。
沿革
施設
- 宿泊室
- 洋室(2名〜4名定員)
- 和室(4名〜5名定員)
- 和洋室(4名定員)
- 大浴場 (日帰り入浴可)
- レストラン・売店
- 研修室・大広間
- 娯楽室・多目的室
- 芝生広場
- 野外ステージ
- 屋外パークゴルフ場・パットゴルフ場(休止中)
アクセス
10名以上の団体や2名以上で特定の宿泊プラン利用の場合は、札幌市内からの無料送迎バスを運行している。
脚注
- ^ “札幌市老人休養ホーム条例”. 札幌市例規集. 札幌市. 2018年3月5日閲覧。
- ^ a b 札幌市保養センター駒岡の活用に係る基本方針 2013, p. 4.
- ^ 札幌市保養センター駒岡の活用に係る基本方針 2013, p. 3.
- ^ a b c 札幌市保養センター駒岡の活用に係る基本方針 2013, p. 6.
- ^ “札幌市が保養センター駒岡を大規模改修 —8億円投じ来春オープン”. 北海道建設新聞 (北海道建設新聞社). (2015年4月23日) 2018年3月5日閲覧。
- ^ “札幌市保養センター駒岡 4/1(金)リニューアルオープン” (PDF). 札幌市手をつなぐ育成会 (2016年). 2018年3月5日閲覧。
参考資料
- “札幌市保養センター駒岡の活用に係る基本方針” (PDF). 札幌市 (2013年). 2018年3月5日閲覧。
外部リンク
- 札幌市保養センター駒岡
- 札幌市保養センター駒岡 (komaokasapporo) - Facebook