本願寺(ほんがんじ)は、京都市伏見区下鳥羽北三町89にある、浄土真宗大谷本願寺派の本山である。しかし報恩講や盂蘭盆会、彼岸会といった各種行事・法要等は京都市山科区上花山旭山町8-1にある一般財団法人 本願寺文化興隆財団が経営する東山浄苑で行われており、こちらが事実上の本山となっている。通称:東本願寺。
概要
2016年現在の法主は、本願寺第25代大谷暢順(經如)[1]である。本願寺第25代法主とは、親鸞聖人から25代目の血縁継承者ということ。本願寺文化興隆財団理事長でもある。
1987年(昭和62年)に宗教法人真宗大谷派の包括下にあった「宗教法人 本願寺[2]」が宗教法人法に基づいて解散の登記[3]を行い、「宗教法人 真宗大谷派」に吸収合併される。
大谷暢順・大谷光輪父子らにより、1996年(平成8年)に京都市伏見区下鳥羽において、新たに「宗教法人 (本願寺)」を登記・認可される。そのため、真宗大谷派に包括されていた「宗教法人 本願寺」とは別の宗教法人である。
新たに認可された「宗教法人 本願寺」の報恩講などの一切の法要等は、伏見区下鳥羽にある本願寺では行わず、東本願寺東山浄苑にて執り行われている。
教育
- 眞無量院 宗学堂 京都
- 眞無量院 宗学堂 東京
- 眞無量院 宗学堂 福岡
別院
- 本願寺 眞無量院 (京都市下京区木津屋橋通新町東入ル東塩小路町690-6)
歴代法主
- 親鸞 (1173 - 1262) 宗祖
- 如信 (1235 - 1300)
- 覚如 (1270 - 1351)
- 善如 (1333 - 1389)
- 綽如 (1350 - 1393)
- 巧如 (1376 - 1440)
- 存如 (1396 - 1457)
- 蓮如 (1415 - 1499) 中興の祖
- 実如 (1458 - 1525)
- 証如 (1516 - 1554)
- 顕如 (1543 - 1592)
- 教如 (1558 - 1614) (通称:東本願寺)本願寺東西分立
- 宣如 (1604 - 1658)
- 琢如 (1625 - 1671〈1664譲〉)
- 常如 (1641 - 1694〈1679譲〉)
- 一如 (1649 - 1700)
- 真如 (1682 - 1744)
- 従如 (1720 - 1760)
- 乗如 (1744 - 1792)
- 達如 (1780 - 1865〈1846譲〉)
- 厳如 (1817 - 1894〈1889譲〉)
- 現如 (1852 - 1923〈1908譲〉)
- 彰如 (1975 - 1943〈1925譲〉)
- 闡如 (1903 - 1993)
- 經如 (1974 - ) 現法主 本願寺(伏見区下鳥羽)・寺基 東山浄苑(山科区上花山) 東本願寺系4派に分派
脚注
関連項目
外部リンク
- 本願寺大谷WEB
- 一般財団法人 本願寺文化興隆財団
- 東本願寺 東山浄苑
- 吉崎御坊 蓮如上人記念館
- 別院 本願寺眞無量院